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クリスタルズ「He's A Rebel」レコーディングでのウォール・オブ・サウンド誕生の瞬間 〜【Vol.85】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 スペクターに心酔していたジーン・ピットニーが「Uptown」に影響されて書いた「He's A Rebel」 1962年5月、ロネッツを連れて、ロサンゼルスに戻ったフィル・スペクターはゴールド・スター・スタジオに駆け込んで、彼女たちのデモ録音を行った。だ…

ショーン・エヴァレットのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

アナログ・コンソールやテープ・レコーダーを備え偶発的なサウンドも逃がさない音楽アジト カナダ出身のエンジニア兼プロデューサーであるショーン・エヴァレット。これまでナタリー・コール、ウィーザー、ハイム、アラバマ・シェイクス、ジョン・レジェンド…

ラシャド・ベッカーのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

天井の共鳴器や壁の吸音パネルなどモニター環境にこだわり抜いた制作スペース 世界でも屈指のマスタリング・エンジニアとして知られるラシャド・ベッカー。2013年にベルリンを拠点とするレーベル=PANからソロ・アルバム『Traditional Music Of Notional Spe…

原裕之のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

クライアントとエンジニアが同じような音を共有できドラム・レコーディングも可能なマイ・アトリエ angela、FLOW、BRATS、ダウト、MUCCなど、数多くのJポップ/ロック・アーティストの楽曲を手掛けるエンジニアの原裕之氏。もともと自身が代表を務めていた音…

Hiroのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

一足踏み入ればそこは異世界……メタルに照準を絞った“監獄”という名のエデン メタル・シーンに貢献し続けるプロデューサー/エンジニアのHiro氏。自宅の1階を“完全に音楽専用”として仕切った新生STUDIO PRISONERは、今年1月にアコースティックエンジニアリ…

美濃隆章のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

DIYでルーム・チューニングを施し理想の音響を追求ドラム録りからミックスまでフォローする新たな拠点 ポストロック・バンドtoeのギタリストでありながら、エンジニアとしても手腕を振るう美濃隆章氏。彼が2020年に構えた新拠点は、自宅の地下に位置する防音…

Jeff Miyaharaのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

ここで音楽が生まれていることを知らしめる渋谷の新名所に生まれたクリエイティブ・スペース SMAP、加藤ミリヤ、JUJU、JAY’ED、西野カナ、JASMINE、ONE OK ROCK、安室奈美恵など、260組以上の楽曲にかかわってきたプロデューサー、Jeff Miyahara氏。彼の新し…

中土智博のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

アニメ/ゲームを多数手掛ける作家が求めた“一手間かけられる”自宅での制作環境 栗林みな実、乃木坂46、中森明菜、緒方恵美、立花理香などへの楽曲提供のほか、『あんさんぶるスターズ!』『アイドリッシュセブン』などのアニメ/ゲーム音楽も手掛ける作編曲…

ZENTAのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

API 1608コンソールでのドラム録りに対応昼夜を問わず爆音を響かせるロック・キングダム ギタリスト/作曲家のZENTA。Jポップを制作する事務所の所属作曲家としてキャリアをスタート。後に独立し、ロック・ギターを軸にゲームのBGMや主題歌、アニメの劇伴、C…

Caravanのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

理想のルーム・チューニングを自ら創造インディペンデントな音楽活動の拠点 心地良いグルーブと開放的な音楽性、さらにライブ・パフォーマンスにおいても高い評価を得ているシンガー・ソングライターのCaravan。そんな彼の制作拠点が、Studio BYRDである。今…

a2c(MintJam)のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

ギターとベースのアンプ録りが可能な宅録の限界に挑み続けるサウンド・ラボ ボーカルTERRAとギターa2c(アツシ)による音楽ユニットMintJam。その熱くて切ないロック・サウンドを手掛ける中心人物がa2cだ。MintJamの作品はレコーディングからマスタリングま…

おおくぼけい(アーバンギャルド)のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

テクノからフォークやロックまで生み出し続ける鍵盤楽器の名機やモジュラー・シンセに囲まれた研究室 数々のアーティストと活動し、頭脳警察や戸川純、大槻ケンヂらの音楽にも欠かせない存在の作編曲家/キーボーディスト、おおくぼけい。演奏のみならず、作…

加納エミリのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

作曲からボーカル・レコーディングやミキシングまで完全セルフ・プロデュースを実現する制作空間 昨年、1stアルバム『GREENPOP』をリリースしたシンガー・ソングライターの加納エミリ。ニューウェーブをルーツとする彼女は作詞/作曲/編曲をすべて手掛け、…

ラブリーサマーちゃんのプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

バンドの練習が行えるスペースも整備自身のアーティスト活動の原点となった制作場 自身のルーツ、UKロックのサウンドを体現しているシンガー・ソングライターのラブリーサマーちゃん。彼女のロックが生まれる制作拠点にお邪魔し、録音機材の変遷や楽曲作りの…

神谷洵平(赤い靴)のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

ドラム・セットと制作環境を一堂にセットアップ自分の正解を集中して見付けるための6畳の修行部屋 これまで多数のアーティストのサウンドを彩ってきたドラマーの神谷洵平。東川亜希子とのユニット=赤い靴での活動やCM/劇伴音楽の制作などその活動は多岐に…

モリシー(Awesome City Club)のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

ボーカル/ギター録音を楽しめるようにDIYで防音対策を施したワークスペース ロック/R&B/ダンス・ミュージックなど多様な音楽をクロスオーバーさせた音楽が持ち味のAwesome City Club。その中でギタリストを務めているのが、モリシーだ。DAOKOや須田景凪の…

Kai Takahashi(LUCKY TAPES)のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

制作ツールも内装もミニマリスティックにまとめたライフ・スタイルの延長線上にある創造の場 70'sソウル・スタイルのメロウネスを湛えつつ、耳あたり涼やかな楽曲で人気を博す3人組=LUCKY TAPES。そのフロントマンでありプロデューサー/コンポーザーとし…

yukihiro(L'Arc-en-Ciel/ACID ANDROID)のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

蒼然たる空間で目をこらせばシンセのLEDによる美しき世界が広がる L'Arc-en-Cielのドラマーであり、自らトラック制作/ボーカルを務めるプロジェクト=ACID ANDROIDではシンセ愛あふれるエレクトロニック・サウンドを聴かせるyukihiro。2020年8月号でも少し…

岡野昭仁のプライベート・スタジオ 〜Private Studio 2021

“歌の構築”を主眼にセットアップしつつテンションを維持するためのムード作りも欠かさない 1990年代の末葉から根強い人気を誇るポルノグラフィティのボーカリスト=岡野昭仁。彼のプライベート・スタジオは、自宅の地階に広がる20畳ほどのスペースだ。 Text…

ニューヨークとロスを股にかけたフィレス・レコードでのフィル・スペクターの暗躍 〜【Vol.84】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 パリス・シスターズのレコーディングに後のレッキング・クルーとジャック・ニッチェを起用 ニューヨークに移った後も、フィル・スペクターはレスター・シルの依頼があると、ロサンゼルスに戻って、制作を行った。シルとリー・ヘイゼルウッドのプ…

特別企画「リミッターの真実」

ピークの抑制や音圧アップのために欠かせないリミッター。ポップスからダンス・ミュージックまで現代の音楽制作に必須のプロセッサーです。しかし、その一方で“ついかけ過ぎて音がひずみっぽくなる”とか“どの製品を選べばいいのか迷う”と、お悩みの方も多い…

NAOtheLAIZA - Beat Makers Laboratory Japanese Edition Vol.25 〜それぞれの個性がダイレクトに反映される共同制作は“音楽の可能性”が広がるからすごく楽しい

DOBERMAN INFINITYやNORIKIYO、韻踏合組合、WILYWNKAなど国内ヒップホップ勢〜Jポップ/Kポップ・アーティストまで幅広く手掛けるプロデューサー/エンジニアのNAOtheLAIZA。バウンシーなビートは、彼の一番の得意技だろう。今回は彼が制作拠点として利用す…

バイノーラル&VRサウンド制作プラグインを一挙紹介! 〜特集・バイノーラルで作る音楽の未来(6)

特集の最後は、VRサウンド制作プラグインを一挙紹介。ここまででブランドによってバイノーラル・プロセッシングのHRTFや精度に特徴があることが分かった。バイノーラルを基本にイマーシブからサラウンドまで、さまざまなVRサウンドの制作に役立つプラグイン…

Mylon Hayde - Beat Makers Laboratory Vol.101 〜君の音楽にはリスナーの人生を変えられる力があるということを信じて

世界の各都市で活躍するビート・メイカーのプライベート・スタジオを訪れ、トラック制作にまつわる話を聞いていく本コーナー。今回紹介するマイロン・ヘイドは、ジョン・ベリオンなどに楽曲提供するニューヨークのヒップホップ・プロデューサー。ドラムやベ…

バイノーラルと音楽:飛澤正人が語る「音楽を進化させる2.5次元ミックス」〜特集・バイノーラルで作る音楽の未来(5)

2ミックスと3Dミックスの良いところ取りで音楽が次のステップへ進化するのではないでしょうか 飛澤正人氏は、数年前から立体音響やバイノーラルについて日夜研究を重ねてきた熟練のエンジニアだ。ここでは2019年末に完成したという彼の最新技術=8Way Reflec…

ポップ・スモーク『Shoot For The Stars, Aim For The Moon』 〜夭逝したラッパーのデビュー作を手掛けたエンジニアが非対称性の美学を追求したアナログ的な制作手法を語る

今年2月に、銃撃事件により20歳の若さで惜しくも命を落としたアメリカのラッパー、ポップ・スモーク。彼の亡き後、デビュー作となるアルバム『Shoot For The Stars, Aim For The Moon』が発売され、作品は大きな功績を収めた。中でも50セント、ロディ・リッ…

バイノーラルと音楽:Yosi Horikawaが語る「こだわりのバイノーラル録音マイク」〜特集・バイノーラルで作る音楽の未来(4)

バイノーラルの認知度が上がった分作り手ももっと踏み込んだ作品を提供したい 幼少期より日常音や環境音のレコーディングを始め、それらをヒップホップやIDMなどとミックスするスタイルを得意とするサウンド・クリエイター、Yosi Horikawa。10年以上前からバ…

Yaffle『Lost, Never Gone』 〜周波数のスペースを調整するなど 音のスペーシングを意識しています

音楽レーベル/プロダクションのTokyo Recordingsを軸に活動するプロデューサー=Yaffle。これまで小袋成彬、藤井 風、iri、SIRUP、高岩遼(SANABAGUN.)、Capeson、柴咲コウ、adieu(上白石萌歌)など、数多くのアーティストのプロデュースを担当してきた。…

バイノーラルと音楽:葛西敏彦が語る「2ミックスの常識を覆す3Dミックス」〜特集・バイノーラルで作る音楽の未来(3)

上モノだからと言って上方向に配置する必要は無く下方向に配置したっていいんです 数々のレコーディングやミックス、PAの現場をこなすエンジニア、葛西敏彦氏。そんな氏がミックスを手掛けたトクマルシューゴ「Canaria」のミュージック・ビデオは、YouTube上…

STUTS『Contrast』 〜フィーチャリングはコラボレーションの色が強いと思うので “自分の表現”としてのボーカル曲を作ってみたかったんです

MPCプレイヤー/ビート・メイカーとして、自身のアーティスト活動のほか星野源やYUKI、堀込泰行、DAOKOらとのコラボレーションなども行い、ヒップホップとポップスを越境して活動するSTUTS(スタッツ)。『Eutopia』以来2年ぶりとなるオリジナル・アルバム…

ディスクロージャー『エナジー』 〜プロダクションの秘けつは“加え続けないこと” 今回もその場・その瞬間をとらえることが大事だった

ガイ(写真左)とハワード(同右)のローレンス兄弟から成るロンドン発のデュオ=ディスクロージャー。2013年にリリースされた「ラッチ feat. サム・スミス」はあまりにも有名で、以降もザ・ウィークエンドやグレゴリー・ポーターら多数のアーティストとコラ…

フィル・スペクターのニューヨーク進出とアトランティックでの苦き成果 〜【Vol.83】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 テディ・ベアーズのエピゴーネンスペクターズ・スリーの低空飛行 アリゾナ州フェニックスでリー・ヘイゼルウッドの仕事を見学したフィル・スペクターは、1959年の秋にロサンゼルスでスタジオ・セッションを再開した。テディ・ベアーズは分解して…

ROVO『ROVO』 〜生き物が演奏した音楽のいびつさが 聴く人にそのまま伝わるようにしたかった

“何か宇宙っぽい、でっかい音楽”を志向する6人組ダンス・ミュージック・バンドROVOが、結成24周年/12作目にしてセルフ・タイトル・アルバムをリリース。勝井祐二(e.vln/写真右)、山本精一(g/左から2人目)、芳垣安洋(ds/右奥)、岡部洋一(ds/左か…

インタビュー:LOVE ANNEX 〜アニメ・ソングを数多く手掛ける精鋭のクリエイター集団 新たな可能性を生み出し続けるチームでの制作技術に迫る【特集アニメ・ソングの最前線】

現在、アニメ・ソングのクリエイターには、常にバラエティ豊かな新曲を生み出し続けることが求められる。その可能性を広げるためにチームでの楽曲制作を精力的に進めている会社の一つがLOVE ANNEXだ。コライトの推進や、若手クリエイターによる制作チームHAN…

インタビュー:KATSU(angela)〜この世界に入ったときに“アニメ・ソングに命を捧げよう”と決めたんです【特集アニメ・ソングの最前線】

ここからは、アニメ・ソングを手掛ける作曲家たちのインタビューをお届けする。まず登場いただくのは、angelaのKATSUだ。angelaは、ボーカルのatsukoとギター/アレンジのKATSUによるユニット。TVアニメ『宇宙のステルヴィア』のオープニング曲となった「明…

声優事務所代表が語るアニメ・ソングの今〜声優活動の多様化時代【特集アニメ・ソングの最前線】

時代とともに変化を見せるアニメ・ソング。近年、よく見られるようになったのは、声優自身が歌うだけでなく、ダンスや楽器演奏まで行うパフォーマンスだ。現在のアニメ・ソングを語る上で欠かせない、この“声優のアイドル化”と言える現象について、声優マネ…

『D4DJ』6人の音楽プロデューサーが手掛ける DJ×アニメ×ゲームのメディア・ミックス・プロジェクト【特集アニメ・ソングの最前線】

アニメ、ライブ、舞台、ゲームなど複数のメディアで並行してプロジェクトが進行する“メディア・ミックス・プロジェクト”を展開するブシロード。『BanG Dream!』や『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』などに続く最新作が、DJをテーマにした『D4DJ』だ。声優に…

ハイム『ウーマン・イン・ミュージック Part III』 〜全英1位を記録した3rdアルバムをプロデューサーのアリエル・レヒトシェイドと元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリが語る

過去のレコーディングのテクニックやエフェクトを再現しながらも今の市場で戦えるモダンなサウンドを作り上げようと試みました LA出身の3人姉妹ロック・バンド=ハイムによる3rdアルバム『ウーマン・イン・ミュージック Part III』は、全英1位のセールスを…

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』〜主題歌「WILL」シンガーのTRUEが考えるアニメ・ソング【特集アニメ・ソングの最前線】

アニメ・ソングは何度も聴くうちにちょっとずつ紐解けて人によって思い浮かべるシーンや作品の側面が違うのが理想です 数多くのアニメ・ソングを歌い上げてきた歌手のTRUE。唐沢美帆名義で作詞家としても活動する彼女は、今回アニメ版オープニングに続き『劇…

碧海祐人『逃避行の窓』 〜新進気鋭のシンガー・ソングライターに聞くデビューEPの制作背景

数年前に自宅で生まれた楽曲が多くの人の手によって成長し外の世界へ羽ばたいていったと思うと感動を覚えます 名古屋を拠点とするシンガー・ソングライターの碧海祐人。ジャジーかつメロウな雰囲気のトラックに情緒的な歌声が乗る楽曲を得意とする、新進気鋭…

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 〜「WILL」「未来のひとへ」「みちしるべ」の3曲が彩る 手紙代筆を行う一人の少女が愛を知るまでの物語【特集アニメ・ソングの最前線】

Ⓒ暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 手紙の代筆業に就く一人の少女を中心とした群像劇『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。暁佳奈の小説を原作とした本作は、2018年に京都アニメーションの制作でTVシリーズが放送…

『おそ松さん』第3期 〜作品の個性を押し出したオープニング/エンディング曲が魅力 6つ子が繰り広げるドタバタ・アニメーション【特集アニメ・ソングの最前線】

Ⓒ赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会 2015年の第1期放送以降、社会現象と言えるほどの人気で話題となった『おそ松さん』。2017年の第2期と2019年公開の劇場版に続き、今年10月12日には第3期の放送スタートを控えている。キャラクターや声優、新たな解釈で…

BUCK-TICK『ABRACADABRA』 〜何でもコンピューターで再現できちゃう時代なので リコールできないサウンドもあった方が面白い

1987年にメジャー・デビューして以来、メンバー・チェンジをすることなく日本のロック・シーンの第一線で活躍し続けるバンド、BUCK-TICK。不動の人気を誇る彼らは、後続のバンドにも大きな影響を与えている。そんな彼らが33度目のデビュー記念日である9月21…

アリゾナを拠点とした作曲家リー・ヘイゼルウッド、フィル・スペクターと交錯するポップス実験の試み 〜【Vol.82】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 アイディアマンの作曲家リー・ヘイゼルウッドロサンゼルス売り込み時代の音源が発掘 リー・ヘイゼルウッドは1929年7月9日にオクラホマ州のマンフォードで生まれたが、石油の仕事をしていた父親とともに、カンザス州、アーカンソー州、ルイジアナ…

渋谷慶一郎『ATAK024 Midnight Swan』〜11年ぶりのピアノ・ソロ・アルバムで立ち上る未知の音像を語る

日本映画はエモーショナルな音楽が入る余地があるから 僕自身のピアノのマスターピースが生まれる可能性が高い ※本稿の最後に、渋谷慶一郎が『ATAK024 Midnight Swan』の楽曲を演奏するストリーミング・ライブのお知らせがあります。 ボーカロイド・オペラ『…

Linn Mori - Beat Makers Laboratory Japanese Edition Vol.24 〜対旋律は脇役のような扱いをされがちですが 自分は“ 両方主役” だと考えているんです

【Profile】音楽プロデューサー。STUTSやAru-2らが在籍したイベント、EN-TOKYOに初期より参加する。2014年フランスのCascade Recordsからアルバム『Sail To The Moon』でデビューし、自身の作品以外にも野田洋次郎のソロ・プロジェクトillionのリミックスな…

松武秀樹『TECHNASMA』 〜僕がシンセサイザーにおいて大事だと思うのは自ら発想して音を組み立てる行為なんです

“第4のYMO 冨田勲の一番弟子”と呼ばれたシンセサイザー・プログラマーの草分け、松武秀樹がソロ・プロジェクトLogic System 名義で約12年ぶりのアルバム『TECHNASMA』を発表した。同作は松武が長年愛用するMOOGのモジュラー・シンセIIICから、最新のハードウ…

DJ WATARAIがbanvox新曲をリミックス! 〜banvox新曲を題材に3人の巧者が挑む “リミックス制作の極意”

Photo:Hiroki Obara ベース・ミュージックという観点からAメロはレゲエに展開したら面白いと思ったんです 異なる音楽ジャンルの3名のビート・メイカーがbanvoxの新曲「Utrecht」のリミックスに挑んだ本特集。ここでは各リミキサーに登場していただき、それ…

[Alexandros]『Bedroom Joule』 〜ただ自宅でレコーディングしたというだけでなく最大限できること+αで作り上げたアルバムです

川上洋平(vo、g:写真中央)、磯部寛之(b、cho:同左)、白井眞輝(g:同右)、庄村聡泰(ds)から成る[Alexandros]。ディストーション・ギターが映える激しいサウンドや流麗なメロディが光るポップス、4つ打ちダンス・ロックまで、さまざまな側面からのア…

フィル・スペクターがテディ・ベアーズで味わったアーティストとしての成功と挫折 〜【Vol.81】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 テディ・ベアーズとしてのダビングにドラマー=サンディ・ネルソンが呼ばれた理由 結成時のテディ・ベアーズ。中央奥がフィル・スペクター。前列は左からハーヴェイ・ゴールドスタイン、アネット・クレインバード、マーシャル・リーヴ http://doo…