ZAZEN BOYS インタビュー 〜向井秀徳が語る約12年ぶりのアルバム『らんど』制作秘話

ZAZEN BOYS インタビュー 〜向井秀徳が語るアルバム『らんど』制作秘話

軽音楽部の部室みたいな感じを再現できるかの勝負

2018年5月、ベースにMIYA(385)を迎え現体制となったZAZEN BOYSから、待望のニューアルバム『らんど』が到着した。2012年にリリースされた前作『すとーりーず』から約12年。その間、フロントマンである向井秀徳においてはナンバーガールの再結成~再びの解散、そして世界規模においてはパンデミックなど、さまざまな事象があった中、本作『らんど』はどのようにして生まれたのか。クリスマスも近づく年の瀬、制作拠点であるMATSURI STUDIOにて、向井に話を聞くことができた。

ナンバーガールの再びの解散を機に尻に火が付いた

——『らんど』は、『すとーりーず』以来約12年ぶりのアルバムです。制作に至るまでの経緯を教えていただけますか?

向井 長いこと作品をリリースしていなかったので、ずっと形にしたいとは思っていたんです。そんなさなか、2018年にMIYA(b)が新たに加入して私の中に風が吹いたんですね、びゅーびゅーと。その高揚感のまま、ナンバーガールのメンバーに10年以上ぶりくらいに電話して、再結成に至りました。ナンバーガールの再結成に関しては、とにかく『RISING SUN ROCK FESTIVAL』でもう一度このメンバーで鳴らしたいという目標があったので、パッとやってパッと終わろうと思っていました。しかし、台風で一度延期となりまして、その翌年にコロナのパンデミックが直撃して、吹いていた風がピタリと止まったんです。その後念願だったRISINGへの出演もかない、2022年末にナンバーガールを再び解散したタイミングで、“いよいよやらねばならないな”と尻に火が付いたんです。そうして2023年の頭から本格的に本作のレコーディングを始めました。

——以前からライブで披露されていた曲も収録されていますが、これはいつ頃制作したのでしょうか?

向井 MIYAが加入して“風が吹いている”状態で2019年に数曲レコーディングしたのですが、「杉並の少年」と「黄泉の国」はそのときにできたものです。その後、コロナ禍が訪れて制作も中断せざるを得なくなり、その時点でできていた曲をまとめてリリースしても良かったのですが、もう少ししっかりとした形にしたいと思ったんです。

——アルバムというフォーマットにこだわリがあるのでしょうか?

向井 リスナーとしては、4曲入りのEPとかも好きなんですけど、作り手としては、一つの世界を刻み込むためにはアルバムという形にしたいという気持ちがずっとあります。また、アルバムの曲順みたいなものの重要性は昨今なくなってきているのかもしれないですが、私としては曲順の構成も重要な要素の一つです。

どうしても形にしたいものはハートに残る

——曲のアイディアは普段どのように記録していますか?

向井 現在使っているのはZOOM H4n Proです。アイディアが浮かんだときは、いろいろと立ち上げたりなんだりっていう暇はないので、こういった簡易的なレコーダーが一番使い勝手が良いんですよね。スタジオの椅子に座って、マイクスタンドにレコーダーを取り付けてRECボタンを押す、という具合です。これまでにYAMAHAやOLYMPUSなど、その都度機材の変遷はありましたけど、やり方は何十年も前から変わっていません。H4n Proは、スタジオセッションやライブをする際の記録用としても使っています。ライブの記録の際は、PAミキサーからのステレオミックスをライン入力し、内蔵のステレオマイクで会場のアンビエンスを同時に収録しています(編注:H4n Proで収録したライブ音源は公式サイトで試聴可能)。

——アイディアの中から曲として形になるものとならないものでは、どういった違いがあるのでしょう?

向井 記録したアイディアのデータをすべて把握はできないんですけど、結局自分のハートに残るんですよ。“あのコードあったな”みたいな、心の隅にそういった感触が残っているんですよね。どうしても形にしたいなと思うものは、データを聴き返さなくとも分かるというか。そういった心に残ったアイディアを形にしていくことの繰り返しで、だんだんとできていくんです。

——本格的な制作に入って以降、どのようなルーティンで進めていったのでしょうか?

向井 細かいことを考えずに、とにかく作っていって、できたものをどう並べていくかという作業でした。基本的には、ライブで再現できるように音源も制作しています。つまり、ライブのことを考えてアレンジも進んでいく。ポストプロダクションでガッツリっていうよりは、演奏をそのまま録音に落とし込むっていう部分が基本形で、それは昔からあまり変わっていないです。そうやってレコーディングしていく内に、「DANBIRA」など新たにできる曲ももちろんありました。

——M1「DANBIRA」のイントロのギターフレーズには思わず鳥肌が立ちました。

向井 ギターの音作りの要は、UNIVERSAL AUDIOのアンプエミュレート・ペダルUAFX Ruby '63 Top Boost Amplifier、UAFX Dream '65 Reverb Amplifierです。前者はVOX AC30、後者はFender Deluxe Reverbをおそらくモデリングしたものなんですけど、あんなでっかいアンプをこの地下室に持ってくる必要なく再現できるので、本当にテクノロジーの恩恵を受けたと思います。今までは実際にAC30をわざわざスタジオに持ち運んで鳴らしてましたから……。加えて、やっぱり実際にアンプで鳴らしたいなと思って、普段からリハーサルでずっと使っているRoland JC-77を組み合わせて使用しました。JC-77で鳴らした音をSENNHEISER e 906で録音しています。吉兼聡(g)の場合は、Fender BassmanのモデリングであろうUAFX Woodrow '55 Instrument Amplifierを使用しているんですが、録り音に対してさらにIK MULTIMEDIA Fender Collectionの1950年代のBassmanのエミュレート('59 Bassman LTD)を挿しています。こうすると、よりFender感が増すんです。

MATSURI STUDIOのコントロールルーム

MATSURI STUDIOのコントロールルーム。メインマシンのApple iMacにはM1「DANBIRA」のAvid Pro Toolsセッションファイルが立ち上がっている。また、今作で使われた数少ないプラグインのUNIVERSAL AUDIO 1176LN Classic Limiting Amplifier、IK MULTIMEDIA Fender Collectionに含まれるVibro-King Customも確認できる

上からETA PD8 CONDITIONED POWER DISTRIBUTION(パワーディストリビューター)、Focusrite PLATINUM VOICE MASTER(マイクプリ)、dbx 160SL(コンプ)、UNIVERSAL AUDIO 1176LN×2台(コンプ)

上からETA PD8 CONDITIONED POWER DISTRIBUTION(パワーディストリビューター)、Focusrite PLATINUM VOICE MASTER(マイクプリ)、dbx 160SL(コンプ)、UNIVERSAL AUDIO 1176LN×2台(コンプ)

上からAntelope Audio ORION STUDIO Synergy Core(オーディオI/O)、MACKIE. ONYX・800R(マイクプリ)、Focusrite Red1 Quad Mic-pre(マイクプリ)、behringer POWERPLAY P16-I(キューシステムの入力モジュール)。レコーディングでは、Orion Studio Synergy Core内蔵のエフェクトのOpto-2Aを使用し、録り音にリミッターをかけている

上からAntelope Audio ORION STUDIO Synergy Core(オーディオI/O)、MACKIE. ONYX・800R(マイクプリ)、Focusrite Red1 Quad Mic-pre(マイクプリ)、behringer POWERPLAY P16-I(キューシステムの入力モジュール)。レコーディングでは、Orion Studio Synergy Core内蔵のエフェクトのOpto-2Aを使用し、録り音にリミッターをかけている

YAMAHA MSP5(モニタースピーカー)とその上に置かれたTOMOCA AMU-2III(VUメーター)。奥に見えるのはMACKIE. HR824 MK2(モニタースピーカー)。「基本的にはMSP5で、デカめの音で作業するときはHR824 MK2」と語る向井。また、ヘッドホンは、耳が痛くなるという理由で昔から使っていないとのこと

YAMAHA MSP5(モニタースピーカー)とその上に置かれたTOMOCA AMU-2III(VUメーター)。奥に見えるのはMACKIE. HR824 MK2(モニタースピーカー)。「基本的にはMSP5で、デカめの音で作業するときはHR824 MK2」と語る向井。また、ヘッドホンは、耳が痛くなるという理由で昔から使っていないとのこと

本作のレコーディングで使用されたRoland JC-77は、普段からリハーサルで用いられている。JC-77の上には、左からUNIVERSAL AUDIOのアンプエミュレート・ペダルUAFX Ruby '63 Top Boost Amplifier、UAFX Dream '65 Reve rb Amplifier、BOSS DI-1(ダイレクトボックス)、SONY MDR-CD900ST(モニターヘッドホン)を置く。JC-77から出力した音はSENNHEISER e 906で録音(Photo:Takashi Hoshino)

本作のレコーディングで使用されたRoland JC-77は、普段からリハーサルで用いられている。JC-77の上には、左からUNIVERSAL AUDIOのアンプエミュレート・ペダルUAFX Ruby '63 Top Boost Amplifier、UAFX Dream '65 Reve rb Amplifier、BOSS DI-1(ダイレクトボックス)、SONY MDR-CD900ST(モニターヘッドホン)を置く。JC-77から出力した音はSENNHEISER e 906で録音
(Photo:Takashi Hoshino)

~『らんど』のドラム録音に用いられたマイク~

ZAZEN BOYSの持ち味の一つでもある迫力のあるドラムサウンド。本作は以下のマイク群によってレコーディングされた。

  • ルーム:AKG C 414 B-XLS×2
  • トップ:AKG C 451 B×2
  • スネア:SHURE BETA 56A
  • ハイハット:SHURE SM57
  • フロアタム:AUDIX D2
  • タム:AUDIX D2
  • キック:AUDIX D6、SHURE BETA 91A

渾然一体となったサウンドを目指してミックス

——アルバムを聴いて、MATSURI STUDIOの空気がそのままパッケージされているように感じました。向井さん自身がミックスを担当されていますが、そのこだわりは?

向井 レコーディングの際は、音を鳴らして、感じた音圧のフィーリングがプレイに直結するっていうことがすごく重要なんです。でも、全員でガーッて鳴らしたら、バランスの取りようがなくなってしまう。いかに、ライブで鳴らしているようなサウンドや音場、軽音楽部の部室みたいな感じをAvid Pro Tools上で再現できるかの勝負なんです。これを他人に頼んでも、やっぱ思い描く雰囲気にはならない。本当はつらいから、人に任せたいんですけど(笑)。結局、自分でやらざるを得ない。自分が求めるものはまず、自分でやってみないと。いちリスナーとしては、すべてのサウンドがはっきりくっきり聴こえてくる、そういう音像にしたいなという風に思って取り掛かるんだけれども、私がミックスすると結局だごる(編注:だごは団子の方言)。自分で地獄耳と言っているんですけど。でも、この地下室で全員でガーッと鳴らしたときにはそういった渾然一体としたサウンドになっているわけで、それこそがバンドだと思っています。

——ミックスをする際は、最初どういったことが基準になるのでしょうか?

向井 渾然一体とバンドっぽくなっているかどうかが重要なので、ルールとかはないです。だからこそ毎度迷路をさまよっていくというか……。『ZAZEN BOYS 4』の録音を頼んだデイヴ・フリッドマンに“ちょっとやり直して”って言いたい気持ちがあるくらい、膨大な別パターンのミックスのデータがあります。ベースの250Hzが1.5dB低い、みたいな。他人が聴いても何が違うのかさっぱりだと思うけど、自分の中では明確に目指しているバランスがあるんです。ただ、音楽の聴き方というのは多種多様で自由なものなので、例えばステムデータを配って好きなバランスで聴いてもらったり、フェーダーがすべて0で並んだバージョンをリリースしてもいいと思ってます。 

ターンテーブルの上に積み重なる膨大な量の制作資料

ターンテーブルの上に積み重なる膨大な量の制作資料

直近で聴いていたというテレヴィジョン『Television』(左)、ドゥルッティ・コラム『リターン・オブ・ドゥルッティ・コラム』(右)のレコードを手に持つ向井

直近で聴いていたというテレヴィジョン『Television』(左)、ドゥルッティ・コラム『リターン・オブ・ドゥルッティ・コラム』(右)のレコードを手に持つ向井。「持っていることを分かっていながら、『リターン~』はレコード屋で見つけるたびに買ってしまう。マーティン・ハネット(本作のプロデューサー)は最高だよね」と語る向井

変拍子ではなく8ビートのマイナスという考え方

——ここからは、収録曲について1曲ずつ解説していただきたいと思います。

M1 DANBIRA

向井 曲が生まれるパターンとして一番多いのはギターリフで、この曲もそう。ギターリフの次にチャーリー・ワッツばりのドラムビートが乗っかってきて、そこにベースが参加していくという、だんだんと殺し屋が集まってくるようなイメージが湧きまして。印象的なギターリフが生まれると、曲の世界観が自然と広がっていきますね。

——ハイハットのクローズとオープンの使い分けが効果的に感じました。

向井 オープンのハイハットってうるさいじゃないですか。だからこそ、ここぞというポイントで突き刺すようにオープンする瞬間がほしくて、松下(ds)さんにもそれが伝わってるから、そういうプレイになるんだと思います。

M2 バラクーダ

——ファンキーなグルーブ感と変拍子が印象的でした。意識的に変拍子を取り入れているのか、それともセッションをしているうちに自然と変拍子になっていくのでしょうか?

向井 ZAZEN BOYSの場合、変拍子というよりは8ビートのマイナスっていう考え方なんですよね。8数えるまでもう待てない、みたいな。先にはよ行こうやっていう心持ちが影響して、昔から変拍子の曲は多いですね。

M3 八方美人

向井 Apple Logic Proで結構かっちりとデモを作った曲です。KIMONOSのときから変わらず、デモ制作にはLogic Proを使っています。ギターリフのフレーズは、デモの段階ではKORG Mono/Poly V2で鳴らしていましたが、やっぱりギターで鳴らしたいなと思って、吉兼聡に弾いてもらいました。

M4 チャイコフスキーでよろしく

——ほかの曲に比べてドラムがタイトに感じました。

向井 EQとかでどうこうするっていうことではなく、松下さんのビート感がそのまま生かされています。マイキングを曲調によって変えたりもしていないです。ただ、録り音の中でダイナミクスが大幅に変わることがあると、すべて同じセッティングでやるものだから飛び越えたりすることもある。なので、Antelope Audio ORION STUDIO Synergy Core(オーディオI/O)内蔵のエフェクトOPTO-2Aを使用して録り音にリミッターをかけています。ちなみに、OPTO-2Aのモデリング機であろうTELETRONIX LA-2Aは昔ボーカル録りのときに使っていました。

M5 ブルーサンダー

——曲が終わったあと、数秒余韻が残されていますよね。

向井 たとえばシンバルのシャーンって音で曲が終わるとして、それがフェードアウトしたらちょっと待ってよって思うんです。自然な残響のリリースを待ちたいんですよね。ただ「杉並の少年」は残響を優先するあまり“すいませーん”みたいな声が入ってしまっているんですけど。やっぱり、どこかで軽音楽部の部室みたいな世界を求めていっているんでしょうね。

M6、7 杉並の少年/黄泉の国

向井 この2曲だけ2019年に制作しているので、ほかの曲と並べるとタイミングが違っているからか、同じスタジオでレコーディングしているのに音場が変わっていまして。さて、これを自然に並べるにはどうするかと。2023年制作の曲では、UNIVERSAL AUDIO UADプラグインの1176LNを使っているんですが、この2曲にそれを通しても同じようなニュアンスにならなかったんですよね。あるとき、深夜2時くらいに泥酔しながらラックにある実機の1176LNを取り出して使ってみたんです。プラグインの設定と同じようにして通してみたら、これがMATSURI STUDIOだという空気感になって。なので、この2曲だけには1176LNの実機が通ってます。

——「黄泉の国」ではアルバムの中で唯一シンセが登場しますが、何をお使いですか?

向井 KORG Polysixですね。昔から使っていて、これでしか出せない音のニュアンスがあるんです。デモ段階でのフレーズが、シンセで鳴らすのが一番しっくりきたので、唯一この曲だけシンセを入れてます。MIDI出力での同期演奏などではなく、手弾きしたものを録音しました。

M8 公園には誰もいない

向井 ここら辺で落ち着いた曲が来ると、聴いている人もちょっと息抜きできるんじゃないかなと思って、この曲順に置きました。もともとは、「ブルーサンダー」とか「チャイコフスキーによろしく」みたいな、もっとテンポが速い8ビートの曲だったんですが、時を経ていくうちにバージョンが変わっていって、このような形になりました。

M9 ブッカツ返りのハイスクールボーイ

——“どしゃぶり”と歌われている部分の轟音ギターの音作りはどのように?

向井 electro-harmonix Green Russian BIG MUFFを使用しています。“ずぶ濡れになって弾け”って吉兼に言ったら、あの仕上がりになりました。思い出にまつわる歌なので、ギターのディレイや残響をもってして、聴いた人の思い出を蘇らせるというか。ディレイって繰り返されるものですから、記憶も繰り返される音と共に思い出すだろう、と。

M10 永遠少女

向井 自分で歌っていても“きついな”と思うくらいシリアスな曲です。こういった曲を発表すると、ネガティブな感想をいただくこともあるんですが、その度に“よし刺さった!”と思っています。これこそ、ロックンロールだなと。

M11 YAKIIMO

向井 MXR M169 carbon copy analog delayでギターのディレイを発振させています。徐々に近づいてくる部分は、DAW上でオートメーションを書いているわけではなく、録音した際のボリュームコントロールをそのまま生かしています。

M12、13 乱土/胸焼けうどんの作り方

向井 ラスト2曲は組曲のように続いていまして、バージョンが山ほどあるんですけど、比較的タイトにまとめたバージョンが収録されています。祭りばやしみたいなリズムはやっぱり上がりますよね。ロックンロールはお祭りですから。

——『らんど』全曲解説、ありがとうございました。次作の予定を伺うのはさすがに気が早いでしょうか?

向井 これからは、新しい曲ができたりしたらもっとフットワーク軽く皆さんにお伝えするような形でやっていきたいですね。あと、先ほど言ったステムのデータを配って、リスナーの好みのバランスでミックスしてもらうみたいな企画も面白いかな、と思っています。

M1「DANBIRA」を歌いながらFender Telecasterを爪弾き、デモ作成時の様子を再現してくれた向井。マイクスタンドにはボーカル録音用のSHURE BETA 58A、曲のアイディアを記録するためのZOOM H4n Proがセットされている

M1「DANBIRA」を歌いながらFender Telecasterを爪弾き、デモ作成時の様子を再現してくれた向井。マイクスタンドにはボーカル録音用のSHURE BETA 58A、曲のアイディアを記録するためのZOOM H4n Proがセットされている

Release

『らんど』
ZAZEN BOYS
PECF-3287

Musician:向井秀徳(g、vo、k)、吉兼聡 (g)、MIYA(b)、松下敦(ds)
Producer:向井秀徳
Engineer:向井秀徳
Studio:MATSURI