特集
アンビエントレーベル、12Kを主宰するテイラー・デュプリー。共にニューヨークを拠点にしていたというだけでなく、音楽的に坂本龍一と共鳴した彼は、連名でのアルバム『Disappearance』(2013年)を制作したほか、ライブでも数多く共演を重ねてきた。
アルヴァ・ノト名義で活躍するカールステン・ニコライ。坂本龍一とは、自身のレーベルNOTONで共作を多数リリースするほか、ライブやインスタレーションも数多く共にした。坂本の著書『僕はあと何回、満月を見るだろう』(新潮社/2023年)で、“親友”と呼ばれ…
タブラ奏者のU-zhaanは、特に2010年代になってから坂本龍一とライブ共演機会が多かった。坂本に代わってラジオ番組のパーソナリティを務めるなど、変わった形での関わりもあったが、「TECHNOPOLIS」「energy flow」などの再解釈やTX系ドラマ『きょうの猫村さ…
クラシック・ギターの弾き語りというスタイルで2010年に19歳でデビューした青葉市子。唯一無二な歌声は坂本龍一を魅了し、ラジオ番組でのセッションやコンサートでの共演など、数は多くないが特別な現場を共にしてきた。その濃密な時間は青葉に何を遺したの…
2009年のツアーでPAを務めて以来、最後のアルバムとなった『12』まで、録音作品やインスタレーションなど多方面でエンジニアとして坂本作品に寄与したZAK。現在もなお、展示や映画などで坂本龍一の音楽に寄り添い続けている。
京都を拠点に活躍するアートコレクティブ=DUMB TYPEの中心人物であり、個人としても優れた映像/舞台作品を作り続ける高谷史郎。21世紀に入ってから坂本龍一が音楽からアートに越境していくに際し、非常に重要なコラボレーターとなった高谷に、坂本との作品…
作曲家/ピアニストの中島ノブユキは、ジェーン・バーキンとの共演を機にパリに拠点を移し、クラシック/ポピュラーのジャンルにとらわれないシームレスな活動を続けている。小学生時代から坂本を師と仰いでいたという中島から見た、坂本龍一の音楽の神髄を…
小山田圭吾は、2004年の『CHASM』への参加や続く2005年の坂本龍一ソロツアーのサポート、さらに2000年代のイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のツアーサポートなどで坂本と共演してきた。ソロアーティスト=コーネリアスとしての側面に加え、ギタリス…
ユーフォニアムとコンピューターに長けた音楽家、ゴンドウトモヒコ。長く高橋幸宏の制作をシンセプログラマーとしてサポートしていた彼は、その流れからHuman Audio Sponge〜HASYMO〜YMOでの坂本龍一とも共演することになる。ステージに立ちながら、YMOの数…
エレクトロニカシーンで頭角を現した後、ホウ・シャオシャンやジャ・ジャンクーらアジアを代表する監督の映画音楽を担当するようになった半野喜弘。近年は映画監督としても活躍しており、2019年の『パラダイス・ネクスト』では坂本龍一に音楽を依頼した。そ…
国内外で活躍を続けるエンジニア、GOH HOTODAは、再生YMO『テクノドン』(1993年)や1990年代の坂本龍一作品のミックスを手掛けていた。共にニューヨークを拠点に活躍していたトップクリエイターの二人の間に、どのようなやり取りがあったのだろうか?
1999年から2005年まで、世紀の変わり目に坂本龍一をアシストしたシンセプログラマー毛利泰士。『御法度-GOHATTO-』のサントラやオペラ版『LIFE』(どちらも1999年)、一大プロジェクト『ZERO LANDMINE』(2001年)などに携わった。その後、2022年『坂本龍一P…
日本を代表するセッションギタリスト佐橋佳幸は、1990年代güt期の坂本作品に多数参加。山下達郎や小田和正など名だたるアーティストをサポートしてきた彼の目から、坂本龍一とのセッションの特別な部分を語ってもらう。
高橋幸宏と鈴木慶一のレーベル、T.E.N.Tのオーディションを契機に、ソロアーティストとして1988年にデビューした高野寛。1994年、『Sweet Revenge』の「君と僕と彼女のこと」への参加を経て、高橋の後押しもあって続く坂本龍一のワールドツアーへギタリスト…
布袋寅泰をはじめ多くのアーティストを支えるシンセプログラマーとしての活動に加え、作編曲やメンバーとして参加するバンドでも活躍中の岸利至。大学在学中にオフィス・インテンツィオに入社し、坂本龍一のサポートを務めることになったのがキャリアのスタ…
1980年代末にニューヨークへ渡り、デヴィッド・モラレスやフランキー・ナックルズと共にDef Mix Productionsの一員として活動を行っていたSatoshi Tomiie(富家哲)。渡米して間もないころ、坂本龍一から声がかかり、『Heartbeat』(1991年)に参加すること…
1990年にディー・ライトのメンバーとして全米デビューしたTOWA TEI。「グルーヴ・イズ・イン・ザ・ハート」が大ヒットして一躍時の人となったが、実は坂本龍一が1980年代にレギュラー出演していたNHK-FMの番組『サウンドストリート』の人気コーナー、「デモ…
『エスペラント』(1985年)から坂本龍一作品のエンジニアを務め、主にミディ期の制作を支えた滝瀬茂。その後、EPICソニーでの制作ディレクターを経て、現在はソニー・ミュージックレーベルズのアナログ専門レーベルGREAT TRACKSでプロデュースを担当。もち…
『耳をすませば』『猫の恩返し』『日常』『窓際のトットちゃん』など数多くの映像作品で音楽を手掛ける野見祐二も、坂本龍一に見出された一人。自身のプロジェクト“おしゃれテレビ”の同名アルバムを坂本がミディ内に興したSchoolレーベルからリリースしたほ…
パール兄弟での活動と並行して、セッションギタリストとしてキャリアを重ねていた窪田晴男。東京ニューウェーブシーンで活躍していた彼が、坂本龍一に抜擢されたのは『未来派野郎』(1986年)のレコーディングセッションだった。
1980年代初頭、YMOのアシスタントエンジニアだった飯尾芳史。細野晴臣『フィルハーモニー』がメインエンジニアとしてのデビュー作、後年では高橋幸宏関連の諸作に関わっていたことで知られるが、1990年代以降、坂本龍一の日本でのセッションに携わることも多…
サウンド&レコーディング・マガジン2023年12月号の特集“LDH music & publishing × サンレコがコラボ リミックスコンテスト”の各賞発表と受賞者の皆様へのインタビューに加え、審査員の方々からのコメントをお届けします。最優秀賞を受賞したリミックス音源…
6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」を5人のエンジニアがミックスし、その個性や音作りの手法を深掘りする企画“ミックスパラレルワールド”。ここでは、ステレオだけでなくDolby Atmosといったイマーシブオーディオの作品も数多く手掛けている米津裕二郎が登場。…
6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」を5人のエンジニアがミックスし、その個性や音作りの手法を深掘りする企画“ミックスパラレルワールド”。ここでは、Vaundy、キタニタツヤ、[Alexandros]など、ポップスを中心に数々の楽曲のミックスを手掛けてきた照内紀雄が登…
6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」を5人のエンジニアがミックスし、その個性や音作りの手法を深掘りする企画“ミックスパラレルワールド”。ここでは、WONK、ものんくる、odol、SIRUPをはじめ、数々のアーティスト作品のレコーディング/ミックスを手掛けてきた…
6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」を5人のエンジニアがミックスし、その個性や音作りの手法を深掘りする企画“ミックスパラレルワールド”。ここでは、アメリカのINTERSCOPE Recordsとマネージメント契約を結んだ経験を持つなど、世界的に活躍する音楽プロデュー…
6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」を5人のエンジニアがミックスし、その個性や音作りの手法を深掘りする企画“ミックスパラレルワールド”。ここでは、サカナクションやKID FRESINO、長谷川白紙などの作品を多数手掛ける浦本雅史に、順を追ってミックス手法を解…
ミックスコンテスト2024の題材曲は、6人組バンドEmeraldが2019年にリリースした「MIRAGE」。原曲のレコーディング、ミックス、マスタリングを手掛けたエンジニアの向啓介と、ミックスのディレクションに関わったEmeraldの藤井智之、磯野好孝から、音作りにつ…
同一曲を複数のエンジニアにミックスしていただき、その個性や音作りの手法を深掘りする企画“ミックスパラレルワールド”。本企画の題材曲「MIRAGE」を提供してくれた6人組バンドEmeraldから、音色やグルーブへのこだわりについて話を聞くことができた。
サウンド&レコーディング・マガジン4月号では、6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」のマルチトラックを素材として、読者の皆さまにご参加いただけるミックスコンテストを開催。優秀者には豪華賞品を用意しているほか、優秀者本人のコメントおよびエンジニアから…
サウンド&レコーディング・マガジン4月号では、6人組バンドEmeraldの「MIRAGE」のマルチトラックを素材として、読者の皆さまにご参加いただけるミックスコンテストを開催。優秀者には豪華賞品を用意しているほか、優秀者本人のコメントおよびエンジニアから…
音楽制作のプロも即戦力として採用することが多い5~6万円台中心のヘッドホンから17機種をピックアップ。エンジニアの檜谷瞬六とクリエイターのESME MORIによるエンジニア&クリエイター目線での全機種クロスレビューをお届けします!
トラックメイク、レコーディング、ミックスなど音を正確に判断するために欠かせないヘッドホン。ここではヘッドホンの基礎知識をはじめ、選ぶ際の着目点や装着感を判断するコツなど、エンジニアの檜谷瞬六が講師となり、ヘッドホン選びのポイントを解説しま…
特集の最後は、アマピアノ以外にも世界的注目を浴びているアフリカン・ダンスミュージックにフォーカス。アフリカの伝統的な音楽と現代的なサウンドが融合した気鋭ジャンルを3つ紹介しよう。
Augusta Campの収録を長年手掛けてきたSCIが、360 Reality Audio化を前提とした収録を行った『Augusta Camp 2023』。これまでにスキマスイッチや秦 基博らの作品にも携わり、さかいの土佐清水での凱旋ライブの録音も手掛けたSCIの日高智将に、当日の収録の様…
スキマスイッチやさかいゆうが360 Reality Audioに取り組む背景には、オフィスオーガスタでディレクターを務める森本知之の綿密な計画と積極的なアプローチがある。360 Reality Audioのコンテンツ開発に尽力するソニー株式会社の鹿田英一、渡辺忠敏との座談…
2023年10月にニューヨークのパワー・ステーションで行われた配信ライブも記憶に新しい、シンガーソングライターのさかいゆう。ここでは、さかいと360 Reality Audioの出会いや、配信ライブの数カ月前に同じくパワー・ステーションで行われた360 Reality Audi…
スキマスイッチにとって節目の年となった2023年、彼らはさまざまな角度から360 Reality Audioの制作に挑戦してきた。ここでは、大橋卓弥と常田真太郎に360 Reality Audioの捉え方の変化や、彼らの20周年を祝した『Augusta Camp 2023』を振り返ってもらった。
Synthesizer Vを開発したのが、中国出身のフア カンル氏。フォーブス日本版において日本から世界を変える30歳未満を選出する“30 UNDER 30 JAPAN”に選ばれるなど、音声合成分野において名実共にトップランナーと言える存在だ。インタビューから、彼の類いまれ…
長谷川白紙がPOPYをボーカルに迎えてリリースした楽曲が「汀の宿」だ。何層にもレイヤーされたリズムの上で、POPYが歌う文学的な歌詞が印象的な楽曲となっている。「汀の宿」を聴く上での手引きとして、ざっくばらんに語ってくれたインタビューをご覧いただ…
ここでは本特集のメインとなるアマピアノの制作術をお届けしよう。講師は、国内におけるアマピアノのパイオニアと言われるDJ/音楽プロデューサーのaudiot909。DAWを用いたアマピアノ制作のポイントをギュッとまとめてもらったので、ぜひじっくりと読み進め…
2人組ロックバンド、Cö shu NieがROSEを使って制作した「antidote」は、重厚なサウンドに変拍子を織り交ぜながらポップスとしての魅力も放つ唯一無二の楽曲だ。メンバーの中村未来(vo、g、k、prog)と松本駿介(b)に、制作のプロセスを聞いていこう。
夢ノ結唱とのコラボでは、POPYのキュートな歌唱が際立つポップス「Little Lazy Princess」と、ROSEが歌う疾走感のあるダンスナンバー「流れ星のDarling」の2曲を制作したDÉ DÉ MOUSE。“DÉ DÉ MOUSE印”とも言える豊潤な楽曲と、POPY/ROSEの巡り合いに迫ってい…
中野雅之(THE SPELLBOUND / BOOM BOOM SATELLITES)が夢ノ結唱のためにプロデュースとTHE SPELLBOUNDとして楽曲提供をしたのが、POPYが歌う「世界中に響く耳鳴りの導火線に火をつけて」と、ROSEが歌う「マルカリアンチェイン」の2曲。その制作がどのように…
“アマピアノって何!?”という読者のために、その概要や成り立ちを整理し、近年までの流れを振り返ってみよう。ここでは国内において“アマピアノのパイオニア”と言われるDJ/プロデューサーのaudiot909と、南アフリカのダンスミュージックやカルチャーに精通し…
歌声合成ソフト、Synthesizer Vでは一体何ができるのか。自身でさまざまなクリエイターに声をかけ制作したコンピレーションアルバム『AIボーカルコンピVol.1 with Synthesizer V AI』をリリースするなど、Synthesizer Vに造詣が深い音楽プロデューサーの鈴木…
POPYとROSE、2人の歌声合成ソフトから成るプロジェクト=夢ノ結唱はどのように誕生したのか。夢ノ結唱のプロデューサーを務めるブシロードミュージックの楠美津穂氏に、プロジェクトの始まりからPOPYとROSEへの思い、これからの展望まで詳しく伺った。
松尾レミ(vo, g)と亀本寛貴(g)からなるロックユニット、GLIM SPANKY。ダイナミックな歌声と巧みなギタープレイが特徴で、ブルースやロックを基調としたサウンドを展開している。ここでは、主に亀本が使用しているというGLIM SPANKYの制作拠点にお邪魔し…
PA/レコーディング・エンジニアであり、かきつばたやブラジルなどのプロジェクトではギタリストとしても活動する西川文章氏と、実験音楽とクラブミュージックを融合した音楽性で世界的な評価の高いバンド、goatを主宰する音楽家の日野浩志郞。大阪を拠点と…
ドラマ『1リットルの涙』の主題歌などで知られる韓国ソウル出身のシンガーソングライター、K。彼は現在、楽曲制作からレコーディング、ライブのリハーサルに至るまで、音楽活動にまつわるほとんどのプロセスをプライベートスタジオで完結させているという。…