コラム

1985年の『サウンド&レコーディング・マガジン』バックナンバー

Webサイト「サンレコ」ではWeb会員向けに全バックナンバー閲覧サービスを展開中。ロゴが2代目に変わった1985年の各号を紹介します。

ストーンズとザ・バンドに携わった若き2人のエンジニア【Vol.115】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 『メイン・ストリートのならず者』を手掛けたジョー・ザガリーノ 1970年にロサンゼルスのサンセット・サウンドに導入されたAPIコンソール(ブッシュネル・コンソール)の最初期のユーザーとなったのがジャニス・ジョップリンとジム・モリソンだっ…

1984年の『サウンド&レコーディング・マガジン』バックナンバー

Webサイト「サンレコ」ではWeb会員向けに全バックナンバー閲覧サービスを展開中。前年にYMOが散開、ニューミュージック&フュージョン全盛だった1984年の各号を紹介します。

1983年の『サウンド&レコーディング・マガジン』バックナンバー

Webサイト「サンレコ」ではWeb会員向けに全バックナンバー閲覧サービスを展開中。高橋ユキヒロ、吉田美奈子、坂本龍一、山下達郎、サザンオールスターズらが表紙を飾った1983年の各号を紹介します。

アヴィシャイ・コーエンとキップ・ハンラハンをつなぐアフロ・カリビアン音楽 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.160

アヴィシャイ・コーエンはイスラエルのジャズをけん引してきた存在であり、現代ジャズを代表するベーシストの一人だ。ジャズを離れてルーツに根ざした音楽や歌にも取り組んできたが、新たにIrokoというアフロ・カリビアンのプロジェクトをスタートさせた。

Berlin Calling〜第98回 知られざる夢の町モンハイムで開催〜公共空間展示「The Sound」体験レポート

ベルリンを拠点に活動中の音楽ライター/翻訳家の浅沼優子氏による連載コラム。第98回は、モンハイム・アム・マインという町で開催されたサウンド・インスタレーションの展示「The Sound」をレポートします。

作業フロー革命が起きそうなAPPLE Logic Pro for iPad【第36回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

サウンド・アーティストの細井美裕さんによる連載コラム【第36回】は、APPLE Logic Pro for iPadとAirPods Maxについてです。

1981&1982年の『サウンド&レコーディング・マガジン』バックナンバー

Webサイト「サンレコ」ではWeb会員向けに全バックナンバー閲覧サービスを展開中。ここでは1981年の創刊から、月刊化した1982年の各号を紹介します。

【第2回】百聞は一見にしかず。この目で確かめて作品に落とし込む 〜ビーピーエムは、Night Tempo

レトロ・ポップ・ユニットFANCYLABOを軌道に乗せ、自作曲の世界観を拡張し続けるプロデューサー/DJのNight Tempoさん。主に1980年代の日本のポップスや歌謡曲をダンサブルにリエディットする『Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』シリーズも好調で、ま…

JENSENトランスとAPIオペアンプ【Vol.114】音楽と録音の歴史ものがたり

ニール・ヤング『Time Fades Away』で採用されたQUAD EIGHTのコンピューター制御のミキシング・システムを皮切りに、JENSEN TRANSFORMERSとAPIの成り立ちとオペアンプの隆盛を追います。

Berlin Calling〜第97回 野外フェスティバル感が増して一層楽しい “Superbooth” が今年も開催!

楽器見本市の概念を覆す、誰もが楽しめる音楽イベント ベルリンの名物シンセ専門店 “Schneidersladen” の店主であり、ヨーロッパ最大規模のモジュラー・シンセの流通を担うシュナイダーさん。その彼が、フランクフルトの楽器見本市 “musikmesse” からシンセ…

約40年ぶりに復活する伝説的ジャズ系レーベル、フライング・ダッチマン・レコードとビリー・ヴァレンタイン 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.159

1984年に消滅したジャズ系レーベル、フライング・ダッチマンが、2023年にAcid Jazzの協力のもと、シンガーでピアニストでもあるビリー・ヴァレンタインのカムバック・アルバムをリリースした。

坂本さんに送った手紙、つないでもらった音の道。また音源、送らせてください。【第35回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

やりたいと思うことに真剣に向き合う小さな自信を一番最初にくれたのは、坂本龍一さんでした。 私が坂本さんとお会いしたのは1度だけ、ZAKさんのアシスタントをしていた2015年頃です。その前後で、メッセージでのやりとりをしばらくさせていただいていた時期…

【第1回】応援をもらう以上に“音楽”として好きになってほしい 〜ビーピーエムは、Night Tempo

歌謡曲や1980~1990年代のジャパニーズ・ポップスに通暁し、そのエッセンスを自らの作品に昇華するプロデューサー/DJのNight Tempoさん。今月からスタートする本連載では彼のプロダクションについて、インスピレーション源になった音楽を交えながらざっくば…

QUAD EIGHTとスティーリー・ダン〜ボブ・ディラン〜ニール・ヤング【Vol.113】音楽と録音の歴史ものがたり

多くのトップ・エンジニアが現在でもマイクプリ/EQのファースト・チョイスに挙げるNEVE 1073が開発されたのは1970年だった。1073モジュールはそれ以前の1066モジュールとほぼ同じデザインだったが、EQのポイントが異なる。内部的には使用するトランジスター…

Berlin Calling〜第96回 日本のジャズ喫茶などに影響を受けた“リスニング・バー”ブームがベルリンに到来

今年に入り、立て続けにまた2軒オープン 日本の名曲喫茶やジャズ喫茶という、飲食よりも音楽を聴いて楽しむことに重点が置かれているスペースが注目を集めて久しい。すでにニューヨークやロンドンではこのような形態の店がオープンしていたが、ここに来てベ…

ハイブリッドな文化の中で生まれ育ったジャズ・ボーカリスト/セシル・マクロリン・サルヴァント 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.158

原 雅明 セシル・マクロリン・サルヴァントは、若くして3度のグラミーを受賞し、メインストリームで称賛を得てきたジャズ・ボーカリストだ。ウィントン・マルサリスをして“こんなシンガーは、一世代か二世代に一度しか現れない”とまで言わしめた。2020年には…

ニューヨークで活躍するYuka C. Honda/高知にやってきたシンジン&ゾラ【第34回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 ザ・ストーンでのライブで出会ってから7年。筆者作品のサンプリングを実現 Eucademix a.k.a Yuka C. Hondaをご存じですか? 本当にかっこいいユカさん。私がユカさんを知ったのは、当時ハトリミホさんと組んでいたユニットCibo Mattoの「Suger Wate…

QUAD EIGHT〜ELECTRODYNEはどこで使われていたのか?【Vol.112】音楽と録音の歴史ものがたり

多くのトップ・エンジニアが現在でもマイクプリ/EQのファースト・チョイスに挙げるNEVE 1073が開発されたのは1970年だった。1073モジュールはそれ以前の1066モジュールとほぼ同じデザインだったが、EQのポイントが異なる。内部的には使用するトランジスター…

Berlin Calling〜第95回 ベルリン国際映画祭で初公開されたドナ・サマーのドキュメンタリー映画レビュー

アーティスト像と同時に人間像も鮮明に浮かび上がる作品 ベルリンでは、前回の本コラムで紹介したCTMという音楽フェスティバルが1月の末に開催され、その大体1〜2週間後の2月前半に、ベルリン国際映画祭が開かれるというのが冬の文化カレンダーとなっている…

86歳の今も絶えずリリースを続けるスティーヴ・ライヒの録音と音楽レーベルの関係性 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.157

原 雅明 スティーヴ・ライヒの新譜はこの数年だけでも、立て続けにリリースされている。今年に入っても、ミヴォス・カルテットによる弦楽四重奏曲集『Steve Reich: The String Quartets』のリリースがあったばかりだ。現在86歳のライヒが自身のディスコグラ…

この春、細井美裕がおすすめしたい東京都内の施設&展示4選【第33回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 今月はサンレコの中でもこの連載を読んでくださる愛すべきマニアックな皆様と共有したい施設や展示のおすすめを紹介します。たくさん書きたいので、前置きはほどほどに! YAU 有楽町アートアーバニズム YAU(有楽町アートアーバニズムプログラム) …

NEVE 1073の完成と当時の米音楽スタジオ・コンソール事情【Vol.111】音楽と録音の歴史ものがたり

多くのトップ・エンジニアが現在でもマイクプリ/EQのファースト・チョイスに挙げるNEVE 1073が開発されたのは1970年だった。1073モジュールはそれ以前の1066モジュールとほぼ同じデザインだったが、EQのポイントが異なる。内部的には使用するトランジスター…

Berlin Calling〜第94回 開催24年目を迎えるベルリン冬の音楽祭『CTM 2023 - Portals』レポート

今年のテーマは “portals”(=門、扉) パンデミックの影響で、昨年は5月開催、その前年と前々年は縮小/リモート開催となった、ベルリンを代表する実験的な音楽フェスティバルの一つ、『CTM(Club Transmediale)』。今年はやっと久しぶりにフルスケールで…

ガビ・ハートマンとレイチェル&ヴィルレイによるサウンドとして楽曲に溶け込むボーカル表現 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.156

原 雅明 ガビ・ハートマンは、パリ生まれのシンガー・ソングライターだ。幼少期からクラシック・ピアノを習っていたが、エイミー・ワインハウスの音楽に出会い、ジャズ・シンガーの影響を強く受けていることに気がつき(ワインハウスはダイナ・ワシントンや…

“細井オレオレコンソール”の開発〜APPLE iPad&Max Miraで音と照明を制御【第32回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 3台のiPadから同一Max Miraコンソールに接続。録音/再生や機材設定まで網羅 今月は、伊藤隆之さん謹製“細井オレオレコンソール”の解説です。システム構築時の思想に基づき6日間のクリエイションの中で最終的にできたもので、これが完成ではなく、…

ジョージ・マーティンのAIRスタジオとNEVEコンソール+16trレコーダー【Vol.110】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 ビンテージNEVEの評価を支えてきた奇跡的とも言える堅牢性 1969年にメルボルンの新しい工場に移転したNEVE ELECTRONICSは、大型コンソールの生産を本格化させた。NEVEがPENNY+GILESのフェーダーを採用したのも1969年からだった。 PENNY+GILESは…

Berlin Calling〜第93回 70年にわたるレコード美術史の企画展『Broken Music Vol.2』レポート

美術作品としてのレコード ベルリン市内の代表的な現代美術館の一つであるハンブルガー・バーンホフにて、『Broken Music Vol. 2』という展示が行われている。タイトルに引かれてふらりと見に行ってみたところ、とても面白かったので紹介したい。筆者の場合…

イベント「TOKYO KANKYO」から振り返る環境音楽の“環境”とこれからのリスニングについて 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.155

原 雅明 東京の千代田区に九段ハウス(旧山口萬吉邸)という、1927(昭和2)年に建てられた地上3階地下1階の鉄筋コンクリート造りの洋館がある。財界人の私邸だったが、強固な耐震性の構造とスパニッシュ様式を採り入れた意匠が歴史的価値を持つと認められ、…

愛知県芸術劇場&ヌトミックとの新作に向けた実験〜習作『Theater Idioms』【第31回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 作品の骨子を作るための基礎研究を実施 今年秋に新作の舞台公演を額田大志君主宰ヌトミックと再び制作できることになりました(前回公演は連載第10〜14回を参照)。再び愛知県芸術劇場にて。悔しさが残るあの舞台から再度機会をいただけたのは有り…

ブルー・グレイのNEVEコンソールは世界のどこで受け入れられたのか?【Vol.109】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 パイ・スタジオへ導入されたブルー・グレイのNEVEコンソール NEVEコンソールのカラーリングが黒から、ブルー・グレイに変わったのは1968年だった。以後、それがNEVEのイメージ・カラーとなる。最初のブルー・グレイのNEVEコンソールはロンドンの…

Berlin Calling〜第92回 アフリカとドイツのアーティストたちの創造性“交配”プログラム『Afropollination』

滞在/共同制作プログラムの第一フェーズが実施された 2022年を振り返ると、筆者の音楽体験のハイライトはウガンダで開催されたフェス『Nyege Nyege Festival』だった。私は2019年に次いで2度目の参加だったが、今年は初めて日本からもTYO GQOMのメンバーと…

Tzadikの近年リリース作品から見る作曲家/プロデューサーとしてのジョン・ゾーンの手腕 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.154

原 雅明 ジョン・ゾーンが主宰するTzadik(※1)は、営利を追求しないこと(not-for-profit)を掲げたレーベルである。1995年の設立以来、膨大なタイトルをCDメインでリリースし続けて、サブスクの配信はごく一部を除いて行われていない。デジタル音源につい…

アート・フェアへ初出品〜時間をテーマにした合計240chの《Fixation 5》【第30回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 デッド・スペースの十字路でパブリック・プログラムとしての展示 11月18~20日に国立京都国際会館で開催されたArt Collaboration Kyoto(以下ACK)というアート・フェアに、初めて自分の作品を出品しました。神宮前にあるGallery 38からです。きっ…

ルパート・ニーヴのコンソールが1960年代に名声を得ていく過程【Vol.108】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 意外にもNEVEが登場しない1960年代のUKロック・シーン 1960年代後半のブリティッシュ・ロックの興隆と、ロンドンのスタジオ・シーンを見ていくと、サウンド・テクニクス・スタジオやオリンピック・スタジオといったインディペンデント・スタジオ…

ファビアーノ・ド・ナシメントが体現するエルメート・パスコアールの“ユニバーサル・ミュージック” 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.153

原 雅明 「ファビアーノ・ド・ナシメントは友人で、長年一緒に演奏しているのも、彼と僕のテイストはとても似ていてやりやすいからだ。二人に共通する言語のようなものがあって、なぜか分からないけど、自分たちがお互いに何をするか予測できる。それくらい…

Sinjin&Zoraとの突然の出会い! そして舞台はレコーディング・スタジオへ【第29回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 プラットフォーム“Fractal Fantasy”は制約なく好きなものを作る自由なスペース すっかり寒い!! でも今回はアツい話です。Instagramで“Hey hey, not sure if you’ll get this but I’m a big fan of your music and am in Tokyo for a show. would …

ザ・ビートルズ“ゲット・バック・セッション”とレコーディング機器【Vol.107】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 映画『ザ・ビートルズ:Get Back』が明らかにした当時のスタジオ・ワーク 1968年10月のオリンピック・スタジオでレコーディングを終えた時点では、レッド・ツェッペリンはレコード契約を持っていなかった。ジミー・ペイジとマネージャーのピータ…

ビョークの最新作を手掛けたヘバ・カドリーによる共感性の高いエンジニアリング 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.152

原 雅明 ビョークのニュー・アルバム『フォソーラ』は、長年の活動拠点だったニューヨークを離れて故郷アイスランドのレイキャビクで制作された。アメリカの暴力性に嫌気がさしたという報道もあったが、本格的にアイスランドに戻ったようだ。アルバムは、バ…

Berlin Calling〜第91回 クラブ業界に衝撃〜Ostgut Bookingが廃業のニュース

最も有名で成功しているエージェンシーの一つが運営停止 ベルリンで最も人気のある大型クラブBerghainが運営する、ブッキング・エージェンシーのOstgut Bookingが、年内いっぱいで廃業するという。10月6日にクラブ情報サイトResident Advisorは、内部関係者…

老舗旅館で自然の音を聴く〜『Nature Manque – なりそこないの自然』【第28回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 いわゆる“スピーカー”を使わない1日限りのサウンド・インスタレーション パリの次は、那須にある老舗の温泉旅館で新作の展示です。菅木志雄さんをはじめ、数多くの作品がコレクションされている板室温泉大黒屋さんでは毎月26日に“音を楽しむ会”が開…

グリン・ジョンズのステレオ録音メソッドとHELIOSコンソール【Vol.106】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 レッド・ツェッペリンの1stのステレオ・ロック・ドラム・サウンド レッド・ツェッペリンの初レコーディング中に、ジミー・ペイジがエンジニアのグリン・ジョンズに提案し、ギター・アンプにオフマイクを立てたという話は、以前にも本連載の中で…

Berlin Calling〜第90回 差別といじめが横行する職場!? Beatportベルリン事務所の告発記事

Black Artist DatabaseがBeatportとの提携中止を発表 先月の8月23日、ニュース・サイト“Vice”に、元社員が“Beatportは差別的で有害な職場であった”と告発する記事が突如公開された。Beatportは、米国デンバーで設立され、ロサンゼルスとベルリンに事務所を…

1980年代の未発表音源があらわにするマイルス・デイヴィスのブルースの本質 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.151

原 雅明 マイルス・デイヴィスの未発表音源を収録したブートレグ・シリーズとして、『That’s What Happened 1982-1985:The Bootleg Series Vol.7』がリリースとなった。1970年代後半に音楽の表舞台から姿を消したマイルスは、1981年に『The Man with the Hor…

パリでのAMADEUS Holophonixを使った現場設営〜『Siren Call』【第27回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 スピーカーに鑑賞者が近づくたびにエリアが切り替わっていくような作り方 Holophonixを使ったプロダクション後編、パリでの現場設営についてです。今回の30.2.7chで使用したスピーカー詳細は下記です。 30ch:FOSTEX FE83(フルレンジ・ドライバー…

UKロックの梁山泊となったオリンピック・スタジオ【Vol.105】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 ザ・ローリング・ストーンズの本拠地〜オリンピック・スタジオのコックピット・コンソール 1966年にフランスのコーラス・グループ、ル・スウィングルズがオリンピック・スタジオにやってきたときのニュース映画の映像をYouTubeに見ることができる…

Berlin Calling〜第89回 “テクノ、ベルリン、そして大きな自由”〜都市と音楽をめぐる展示レポート

クラブの重要さを訴えてきたTresorによるエキシビション 前々回の本コラムで、老舗テクノ・クラブのTresorが31周年の盛大なフェスティバルを開催することを紹介したが、現在約2カ月間のプログラムが絶賛開催中。全体的な評判も非常に良いと思われるが、エキ…

シャバカ・ハッチングスの新たな試みに呼応〜南アフリカのジャズ・シーンが放つエネルギー 〜THE CHOICE IS YOURS - VOL.150

原 雅明 UKのサックス/クラリネット奏者シャバカ・ハッチングスは、今年シャバカ名義でソロEP(ミニ・アルバム)『Afrikan Culture』をリリースした。その音楽には、サンズ・オブ・ケメットのダイナミックなグルーブはなく、ザ・コメット・イズ・カミングの…

スペーシャリゼーション・ソフトウェアAMADEUS Holophonixと出会う【第26回】realize〜細井美裕の思考と創発の記録

細井美裕 IRCAM(フランス国立音響研究所)のシステムが入っているソフトウェア この夏、皆さんはどのスペーシャリぜーション・ソフトウェアをお使いでしょうか。私は実際に使ってやっと!好きなソフトウェアを発見できたので、前後編に分けてご紹介します(…

Berlin Calling〜第88回 クラブを安全に楽しむには? 深刻化する“スパイキング”被害

クラブのみならず業界全体で対策が求められている ベルリンではクラブや音楽イベントが勢いを取り戻し、先週末にはラブ・パレードの主催者が改めて企画した“Rave The Planet”なる屋外パレードに、テクノを求めて20万人が集ったようだし、その前の週にはベル…