DIYで造るイマーシブ・スタジオ

スタジオは造ってからが本番 〜【第13回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

8月発売のBlu-rayに収録されるライブ映像のDolby Atmosミックスが終了し、次の案件に向けて日々トライ&エラーの日々を過ごしています。Dolby Japanチームとミーティングも重ねていますが、自分の知識不足を痛感してばかり。まだまだポンコツです。さて、ス…

快適なスタジオ空間の鍵はエアコンと換気 〜【第12回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

おはようございます。眠い目をこする朝7時、いつも記事を書くカフェでレコーディング前にパソコンと向き合っています。前回のお金の話は想像以上に反響があり驚きました。今回は空調&換気周りのことを書いていきます。 古賀健一 スタジオのエアコンは冷房…

避けては通れないお金の話 〜【第11回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

先日、次のDolby Atmos案件の依頼があり、初めての会場でレコーディングをしてきました。今まで経験の無いジャンルなので、ミックスがとても楽しみです。さて今回は、みんなが気になるお金にまつわる話を書いてみようと思います。現在、独立7年目、会社を設…

Dolby Atmos用再生機器と映像機器の話 〜【第10回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

2月に銀座王子ホールで録音した『僕らのミニコンサート』、3月27日に沖縄からの生配信による『国際女性デー HAPPY WOMAN MUSIC FESTA 2021』を、それぞれU-NEXTからDolby Atmosで提供する仕事が無事完了しました。スタジオを造る当初、Dolby Atmosの仕事な…

Official髭男dism配信ライブDolby Atmosミックス 〜【第9回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

今月は少し寄り道して、Official髭男dismのシングル『Universe』(CD+Live Blu-ray)にDolby Atmosで収録したライブ映像作品、『ONLINE LIVE 2020 -Arena Travelers-』の模様を少しお話ししようと思います。ヒゲダンの公式YouTubeチャンネルでもDolby Atmos…

すべてが10chの処理負荷と戦う機材 〜【第8回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

実家の玄関の東側に、祖父が大切に育てていた梅の木が今年も奇麗なピンク色の花を付けました。昔からよく言われていた、人と人とのつながりの大切さを学ぶシステム構築の日々を2回に分けて書きます。 古賀健一 スピーカーのアナログ接続vsデジタル接続マル…

9.1.4chスピーカーを選定する 〜【第7回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

今回の執筆直前に、ちょうど初のDolby Atmosミックスの仕事が完了しました。年をまたいでスタジオにこもっていたのでようやく新年が迎えられた気持ちです。さて今回は、サウンドを担う重要な部分の一つ、スピーカー選定について書こうと思います。 古賀健一 …

電源用電材が入手困難? 〜【第6回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

原稿執筆時点で、2020年も残りわずかになってきました。スタジオ造り第1期工事も間も無く終了で、ようやく7.1.2chの音が出せる段階に来ました。今回は一番苦労した電源工事の話をしようと思います。 古賀健一 フジクラ・ダイヤと住電日立3.5sqと5.5sqを用意…

壁構造と残響の関係について 〜【第5回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

僕には、ある目標があります。それは大手スタジオを独立していく若いエンジニアや、才能あふれる作家、さまざまな事情で東京以外に住む必要がある方々が、気軽にマイ・スタジオを持てるようにすることです。クオリティの高いコントロール・ルームでストレス…

コントロール・ルームの音ですべてが決まる 〜【第4回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

このスタジオ造りは実験の場でもあります。自分自身が当事者になることにより、スタジオ造りの大変さをリアルで体験しています。自らお金を出していますから、妥協するのも追求するのも自分次第ということです。 古賀健一 軽量鉄骨ではなく松材を構造材に使…

分からないことは素直に聞くべし 〜【第3回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

Dolby Atmosのスタジオを作るにはどうしたらいいのか? 多分、皆さんも分からないでしょう? 僕も正直、分かりません。当初の試行錯誤の様子を、今回は記してみたいと思います。 古賀健一 自主施工=ヒントが無いのでDolby Japan中山尚幸さんに会いに行く 一…

解体で考える石膏ボードと響きの関係 〜【第2回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

都内にスタジオを造るには、大きく2パターンあります。スケルトンの物件を借りるか、一度スケルトンの状態に解体してから造り直すか、です。僕の場合は、もともとスタジオとして借りていた物件を使い回すので、一度壊す必要がありました。今回は解体の話をし…

なぜDolby Atmosスタジオを造るのか? 〜【第1回】DIYで造るイマーシブ・スタジオ 古賀健一

僕の仕事はレコーディング&ミキシング・エンジニア、漢字で書くと録音技師、音響調整技師です。その言葉を背負う人間として、技術の進歩には常についていきたいと日々思っています。2014年から、東京・上野に自分の仕事場としてXylomania Studioを設けてい…