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モニターとのレイテンシー(遅延)の対策方法 〜特集『ボーカル宅録ガイド』

ボーカルを自宅で録ってみたいあなたのために、神聖かまってちゃんのサウンド・プロデューサー/エンジニアの萩谷まきお氏が一肌脱ぐ! 今回は、しーな(東京初期衝動)の自宅を実際に訪問してより良い音質で録るために実験してみました。ボーカルを自宅で録ってみたものの“これで良いのか?”と不安に思う方は、より良い音質を追求するためのテクニックを音例とともに学びましょう。

Q17. モニターとのレイテンシーのために対策できることは?

 A. バッファー・サイズを変更しましょう。 

 機材の発展とともにレイテンシー(遅延)を気にする方は少なくなりましたが、気になる場合はバッファー·サイズを変更してみましょう。バッファーとは、コンピューターでデータを一時的に保存することです。バッファー・サイズの値が大きいとコンピューターのCPU負荷を下げることができますが、録音時のレイテンシーが大きくなってしまうので数値が少ない方を選択します。設定方法はDAWによって異なるので調べてみてください。今回使用したAPPLE Logic Proでバッファー・サイズを設定する方法は、Logic Pro>環境設定>オーディオ>デバイスをクリックです。レイテンシーを考えると、128〜256サンプルをお薦めします。レイテンシーのチェックは発音スピードの速い“さしすせそ”を発声して確認すると分かりやすいですよ

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 また、ダイレクト・モニタリング可能なオーディオI/Oを使えば、コンピューターへ伝送前の信号を聴くことができるのでレイテンシーはほぼ無いですね。オーディオI/O内蔵のミキサーで、DAWからのプレイバックとマイク入力の声を同時に聴きながら録ることができるでしょう。

 

 しーな 

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 私個人的には128サンプルが一番歌いやすく、256サンプルはレイテンシーが少し気になりました。感じ方は人それぞれですが、オーディオI/Oでダイレクト・モニターをした際は、レイテンシーが無さ過ぎてむしろ不自然さを感じたので、モニターにリバーブをかけたいと思いました。

 

【特集】ボーカル宅録ガイド〜20のQ&Aで悩みを解決!

Q1. 宅録ボーカルで必要な機材は?
Q2. コンデンサー・マイクとダイナミック・マイクの違い
Q3. 単一指向性、双指向性、全指向性……マイクの指向性とは?
Q4. スマホでボーカル録音をする方法
Q5. 音楽ジャンルに合うボーカルとマイクの最適な組み合わせ
Q6. マイクの音質と自分の声のマッチングを判断する方法(会員限定)
Q7. ボーカル以外にアコギ録音も視野に入れてマイクを選ぶ方法
Q8. 部屋鳴りを収音しないようにマイクを立てる方法【試聴有り】(会員限定)
Q9. 反射音や共振音を防ぐための対策は?【試聴有り】(会員限定)
Q10. マイクとボーカリストの距離の正解とは?【試聴有り】
Q11. マイクの高さはどこがベスト?
Q12. DTMやDAWの録音時にレベル設定で気を付けることは?
Q13. 録音前にやるべきノイズ対策は?(会員限定)
Q14. ポップ・ノイズを防ぐ方法は?(会員限定)
Q15. 自分の声がモニターしづらいときの改善方法(会員限定)
Q16. クリックの音漏れを録音しないようにする方法
Q17. モニターとのレイテンシー(遅延)の対策方法(会員限定)
Q18. エフェクトをかけるタイミングは録音の前/後?
Q19. モニターの自分の声がしっくり来ないのですが……(会員限定)
Q20. 録音後のテイクにノイズが入っていた際の修正方法(会員限定)