祐天寺浩美のお部屋一刀両断 第326回 RMZさん

祐天寺浩美のお部屋一刀両断 第326回 RMZさん

 今月は、秋田県にお住まいのトラック・メイカー、RMZさん(29)のお部屋をオンライン訪問。壁にかけられているギターとベースが印象的な宅録部屋ですね!

 ども、ども!! いやー、オンライン取材が続く本コーナー、やっぱ実際訪問した方が臨場感があって良いな。行っていたころは、ちょっと面倒だとも思ってたんですけどね……。

 

 さて! 今回の出場者は、秋田県在住のRMZさん(29)。今回は東京からさすがにすぐ行けない距離ですね(笑)。RMZさんは高校のときに3ピース・バンドをやっていて“プロみたいな曲を作りたい”と思い調べたら“DTM”を知って制作を始めたそう。話を伺うと、年齢の割にはとても詳しい!サンレコ読者なら当たり前ではあるものの、新旧さまざまな知識を持っていて感心しました。RMZさんが音楽に興味を持ったきっかけは、中学の音楽の先生が授業で弾いていたエレアコだったそう! 感動してギターを弾き始めたそうです。こういうふとしたことが生徒の一生を左右するんだよ……ってそこまでではないか(笑)。サンレコを読んでいる学校の先生はぜひ、生徒にインパクトを与えてくださいね!

 

 そんなRMZさん、大学までは軽音サークルでギター&ボーカルをしていたそう。当時からDAWを使う人が周囲におらず、自力で情報収集してきたそうです。今は都会と離れていても情報が楽に手に入りますからね。大学卒業後は事務系の仕事をしながら、趣味で音楽制作に取り組んでいるそうです。宅録部屋を設けた際に、防音や吸音になるカーテンをオーダーメイドし、床にはじゅうたんを敷いて、なるべくデッドな空間を作ったとのこと。良い感じですな。

 

 現在の活動は宅録メインで、女性ボーカルの曲ではAIきりたん、CeVIOのキャラクターの声を使用しているそうです。ソフト・シンセは、アナログの質感が好きで、APPLIED ACOUSTICS SYSTEMS Ultra Analog VA-3がお気に入り。音楽はゲームのサントラやポルノグラフィティなど2000年代前半のJポップが好きだそう。ギター録音について、RMZさんはエフェクトはかけ録り派。当初はプラグインのアンプ・シミュレーターで後処理していたのを、ハードのエフェクターをかけてしまった方が仕上がりに満足できると気付いたためとのことです。今のところ欲しい機材はなく、購入した機材を使いこなすことを優先しているRMZさん、頑張ってくださいね! ではまた来月ですー!

 

RMZさんの機材リスト

  • DAWシステム:PRESONUS Studio One 5、IMAGE-LINE FL Studio 20(DAWソフト)、APOGEE Symphony Desktop(オーディオI/O)
  • スピーカー:HEDD AUDIO Type 05、VICTOR Wood Cone
  • ヘッドフォン:JVC HA-MX10-B、AKG K240 Studio、YAMAHA HPH-MT8、AKG Q701
  • マイク:LEWITT LCT 441 Flex、TELEFUNKEN M80、SE ELECTRONICS SE2200
  • マイク・プリアンプ:GOLDENAGE PROJECT Pre-73 MK3
  • MIDIキーボード:ARTURIA KeyLab 88 MKII Black Edition
  • ギター:STR GUITARS SB80-Nocturne、PAUL REED SMITH Studio Solana Burst、他

 

出場希望者は以下のアンケート・ページから!!

www.rittor-music.co.jp/SRENQ/