Apolloは単なるオーディオI/Oではない! 5つの特別なポイント 〜特集・UNIVERSAL AUDIO Apollo大全(1)

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アナログとデジタルの両翼で、レコーディング機器メーカーとして発展し続けているUNIVERSAL AUDIO。数ある製品の中でも高い人気を誇るのが、オーディオI/OのApolloシリーズだ。ラック・タイプとデスクトップ・タイプの2種類を用意。入出力数違いのモデルを多数ラインナップし、プロからアマチュアまで幅広く愛用されている。美しい筐体のデザインをはじめ、バージョン・アップのたびに進化してきた音質や、シンプルで扱いやすい操作性、UAD-2 Unisonプラグインが使えるプリアンプの搭載……とその魅力は多岐にわたる。多機能である故に、そのすべてを発揮できていないユーザーも居るかもしれない。今回はApolloユーザーである作編曲家/プロデューサーの益田トッシュ氏、Ovallのmabanua、そしてダブ・エンジニアのDub Master X氏に、Apolloをどのように使っているのかを伺った。あなたのApolloライフが今より少しでも良くなればうれしく思う。まずは、ApolloがほかのオーディオI/Oと比べどのようなアドバンテージがあるのか、5つのポイントに分けて紹介していこう。

Photo: 川村容一(メイン・カット)

 

Point 1
入出力数違いのモデルが多数ラインナップ

  Apolloがプロからアマチュアまで幅広く使われているのは、さまざまなミュージシャンのニーズを満たすモデルをラインナップしているからであろう。大別するとラック・タイプとデスクトップ・タイプの2種類を用意している。後述のUnison対応プリアンプを搭載しているモデルでは、16イン/22アウトのApollo X8P(オープン・プライス/市場予想価格:365,000円前後)から、2イン/4アウトのApollo Solo(オープン・プライス/市場予想価格:54,000円前後)までをそろえている。必要な入出力数のモデルが選択肢としてあるのは、各ユーザーにマッチしたモデルが見つかる要因と言える。デスクトップ・タイプが存在しているのもトピックで、スペースに限りのある人や持ち運びたい人にとっては、ラック・タイプと同等の音質とともに重要なファクターと言える。

Apollo Solo(2イン/4アウト)

オープン・プライス(市場予想価格:54,000円前後)

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Apollo X8P(16イン/22アウト)

オープン・プライス(市場予想価格:365,000円前後)

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Point 2
UAD-2プラグイン用のDSPを内蔵

 UAD-2プラグインとは、UNIVERSAL AUDIOの専用DSPアクセラレーターを処理に使うAAX/AU/VST対応のプラグイン。アウトボートやギター/ベース・アンプの名機をエミュレートしたものが多く、その再現度の高さから人気を博している。単体のUAD-2 DSPアクセラレーターは最も低価格のQuadコアでも市場予想価格88,000円前後なので、ApolloでUAD-2プラグインが使えるというのはかなり魅力的なポイントだ。

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Point 3
Unisonテクノロジーに対応するプリアンプを装備

 プリアンプ搭載のApolloは、デジタルのみでは成し得ないUnisonテクノロジーを利用したレコーディングが可能だ。UAD-2プラグインのプリアンプおよびギター・アンプでの高度なモデリングとともに、Apolloに搭載されたUnison対応プリアンプのインピーダンスをコントロールすることで、より実機に近いサウンドでの録音を実現。ソフトとハードウェアの連携によって、レコーディングのサウンドと利便性を高めているのだ。

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Point 4
Mac専用レコーディング・システムLunaが使える

 ApolloシリーズのThunderbolt接続モデルとシームレスに統合する、Mac用ソフトウェアのLunaが使用可能。UAD-2プラグインを最大限に活用した音楽制作/編集/ミキシングが行える“レコーディング・システム”と銘打たれている。DAWのようにオーディオ/MIDIが扱えるのはもちろん、アナログ・サウンドを付加するLunaエクステンションや、専用音源のLunaインストゥルメントも用意。サード・パーティ製AUプラグインも使用可能だ。Apollo内蔵のDSPとソフトを高度に統合し、ニアゼロ・レイテンシーでの録音/モニターを実現している点も魅力となっている。

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Point 5
最大4台のカスケード接続でシステムの拡張が可能

 複数ユニット(最大4台)のApolloをThunderboltもしくはFireWireケーブルでカスケード接続すると、入出力数とDSPパワーを増強することができる(ThunderboltとFireWireの併用は不可)。加えて2台までのUAD-2 DSPアクセラレーターも接続できるので、コンピューターへ接続するケーブルが1本という簡潔なシステムが構築できる。また、ラック・タイプにデスクトップ・タイプを接続することで、デスクトップ・タイプのノブやファンクション・ボタンなどをラック・タイプのコントローラーのように扱うことも可能だ。

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本特集の続きは近日公開予定です。

 

 『特別企画・Unisonプリアンプ搭載のオーディオI/O UNIVERSAL AUDIO Apollo大全』は、サウンド&レコーディング・マガジン 2020年12月号でもお読みいただけます。

 

UNIVERSAL AUDIO 製品情報

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UNIVERSAL AUDIO Apolloシリーズ

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【特集】UNIVERSAL AUDIO Apollo大全

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