【誌面連動音源】自宅録音&DIY配信のクオリティ・アップ術

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 『サウンド&レコーディング・マガジン 2022年1月号』では「自宅録音&DIY配信のクオリティ・アップ術」と題した特別企画を展開しています。インストラクターは、サザンオールスターズの録音やミックスでも知られるエンジニアの林憲一氏。自身の愛用マイク=ソニーのC-100を用いて、自宅でのプロダクションを想定したマイキングなどを解説していただきました。

 C-100の比較対象としたのは5万円ほどのコンデンサー・マイク。下記リンクからダウンロードできる音源を聴けば、両者のキャラクターの違いが分かるでしょう。

 録音した楽曲は、HALAmin. & minami rumi「迷想ゲーム」のアコースティック・バージョン。作詞/作曲を手掛けたコンポーザー/ギタリストのSakuがこの企画のために用意してくれたバージョンで、原曲と同様にminami rumiがシンガーを務めます。

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※このバナーをクリックするとダウンロードすることができます
※音源ファイルの形式は24ビット/48kHz WAV。総容量は約234MB(zipファイル)

<音源の内容>
●2ミックス(ボーカル+アコギ+バック・トラック)
・ボーカルとアコギをC-100で録ったバージョン
・ボーカルとアコギを比較用マイクで録ったバージョン

●ボーカル
・C-100で録ったボーカル
・比較用マイクで録ったボーカル

●アコギ(GIBSON Hummingbird)
・C-100で録ったHummingbird
・比較用マイクで録ったHummingbird

●アコギ(GIBSON J-45)
・C-100で録ったJ-45
・比較用マイクで録ったJ-45

●デュオ(ボーカル+アコギ)
・C-100×1本で録ったデュオ
・比較用マイク×1本で録ったデュオ

 

※上記の通りフォルダー分けしています
※各音源ファイルの形式は24ビット/48kHz WAV。総容量は約234MB(zipファイル)

 

 こちらは、記事から抜粋したエンジニア林氏のインプレッションです。音源をダウンロードして、このコメントを耳でも確かめてみましょう!

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エンジニア林憲一氏。手に持っているマイクがソニーのC-100

 C-100の音の方が比較用マイクより情報量が多い印象です。低域から高域までしっかりと収音し、“実”が詰まっている感じですね。試しにボーカルの1.5kHz辺りをEQで持ち上げてみたら、周辺の帯域や倍音成分もふわっと上がってきて、“ちゃんと付いてくる感じ”がありました。不足しているところやロスが無いと言えるでしょう。同様のEQを比較用マイクの録り音にかけてみたところ、1.5kHz辺りが極端に大きく聴こえます。もともと、その帯域にピークがあるという何よりの証拠ですね。

 C-100の音が情報量豊かに感じられるのは、どの帯域にも出っ張って主張してくる部分が無く、あらゆる帯域を見渡すことができるから。もちろん、それだけが理由ではありませんが、このフラットな音と解像感の高さには深い関係があると言えるでしょう。

 なお題材曲の「迷想ゲーム」は、原曲をYouTubeなどでも試聴できるので、今回のアコースティック・バージョンとの違いも楽しんでみてください。

製品情報

www.sony.jp