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Studio Oneヘビー・ユーザーが告ぐ!(前編)

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長年、Studio One(以下S1)を愛用しているクリエイターらは、どのようなところに引かれ続けているのだろう? S1ヘビー・ユーザーの方々に登場していただき、従来バージョンからの機能などを含め、魅力の数々を語ってもらった。アップデートや新規購入の参考にしてみよう。

 

砂原良徳

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<BIO>1999年まで電気グルーヴに所属。ソロでは1995年からアルバムを発表し、研ぎ澄まされた電子音楽を追求。サウンド・プロデュースやマスタリング・エンジニアとしても活動。METAFIVEの配信シングル『環境と心理』がリリースになったばかり

打ち込み主体の人には必ずお薦めしている

Q. S1を使い続ける理由

 クセの無い音質、軽快な動作、グラフィック・ユーザー・インターフェースという3点が使い続ける理由です。

Q. 旧バージョンからの機能/プラグインでお気に入りのもの

 旧来の純正エフェクトで気に入っているのはX-Trem。パンや音量に作用するモジュレーション系のエフェクトで、左右の動きにはこれを使うことが多いです。

Q.バージョン5のアップデートで良いと思う部分

 新たな機能で注目しているのは、ミキサーのシーン保存&呼び出しが行える“拡張ミキサー・シーン”。ミックスのデザインを考えながら曲作りをするので、非常にうれしい機能です。また、ライブ・パフォーマンス向けの“ショー・ページ”も白眉。この機能は、私以外にも期待していた人は多いのではないでしょうか。

Q.アップデートや新規購入を検討している人へのメッセージ

 私は、打ち込み主体の音楽を制作する人にはプロ/ビギナーを問わずS1をお薦めしています。新しいバージョンは新機能や質の向上があり、その恩恵が期待できると思います。

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ライブ・パフォーマンスを行うためのショー・ページ。S1の音質でライブ・サウンドが行える新たな武器だ

Chihei Hatakeyama

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<BIO>アンビエント作家。米国の名門krankyのほか、各国からリリース。2017年にはSpotifyの“海外で最も再生された日本人アーティスト”に選出された。レーベルWhite Paddy Mountainを主宰し、マスタリング・エンジニアとしても活動

Mai Taiは強力なシンセで存在感抜群の音

Q. S1を使い続ける理由

 S1は、初めて使ったときに“とにかく音が良い”という印象でした。それはバージョン・アップを重ねても揺るがないところです。近年、機能も大幅に改良されていて、ミックスやマスタリングに加え作曲でも使いやすくなっています。個人で作曲〜ミックスを完結させるケースが増えていて、S1はそういった時代のニーズに合わせて進化していくところが素晴らしいと思います。

Q. 旧バージョンからの機能/プラグインでお気に入りのもの

 純正のインストゥルメントはどれも使いやすく、即戦力になる場面も多いです。特にアナログ・モデリング・シンセのMai Taiは強力で、シンプルな音色でも抜群の存在感。個人的には、よくモジュラー・シンセのモノフォニック音と合わせて使っています。

Q.バージョン5のアップデートで良いと思う部分

 スコア・ビューの搭載により、ついに譜面ベースでの打ち込みが可能に。これは本当にうれしいバージョン・アップです。レコーディングの現場でも有用で、思い付いたフレーズをキーボードで入力して管弦楽器の奏者にその場で譜面を提示できるので、ディレクションが容易になりました。

Q.アップデートや新規購入を検討している人へのメッセージ

 S1は、画面のデザインもシンプルで美しいため、長時間の作業でもストレスフリーです。またここ数年、ライブ録音の現場で、エンジニアの方が使っているのを本当によく見かけるようになりました。安定性という点でも相当な信頼感があります。

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アナログ・モデリングのポリシンセMai Tai。芯のしっかりとした出音が魅力

松隈ケンタ

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<BIO>音楽プロデューサー。バンドBuzz72+を経て、音楽制作集団SCRAMBLESの代表を務める。Jポップにエモーショナルなロック・サウンドを取り入れる手腕に定評があり、BiSHやBiSなどのプロデュースを手掛ける

“過度にかからない”純正エフェクト

Q. S1を使い続ける理由

 動作が軽くストレスフリー。音への色付けが無く、解像度が高い。機能もシンプルで、無駄なものが無くて使いやすいです。

Q. 旧バージョンからの機能/プラグインでお気に入りのもの

 RedlightDist。ギターはもちろんドラムや歌にも向いたディストーションで、ひずませてもつぶれ過ぎない“絶妙なかかり具合”が気に入っています。次にPro EQ。今回Pro EQ2になりましたが、使いやすさの秘けつは、周波数アナライザーの併装。視覚的なチェックも可能ですし、EQとしてのキャラクターも“効き過ぎない”という印象で、バランスが良いと思います。

Q.バージョン5のアップデートで良いと思う部分

 付属エフェクトの刷新がとても気に入っています。まずは見た目が華やかになったので、作業していて楽しい。Pro EQ2はアナライザーがさらに見やすくなった上、かかり方がより繊細になった印象で、以前よりピンポイントな処理にも対応できそうです。

Q.アップデートや新規購入を検討している人へのメッセージ

 解像度の高さ故、慣れるまでは地味な音に聴こえたり、ごまかしが効かないばかりに自分のミックスがイマイチに思えるようなこともあるかもしれません。使いこなすまでに多少の時間を要するでしょうが、使い倒して何度もミックスしているうちにハマること間違い無し。手放せなくなると思います。

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Pro EQ2は、アナライザーのバンド数が増え、周波数と音高を対応させて見られるようになった

製品情報

www.mi7.co.jp

PRESONUS Studio One 5

Professional(38,909円前後)、Artist(9,637円前後)、Prime(無償)

※記載の価格はオープン・プライス:市場予想価格

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REQUIREMENTS
Mac:macOS 10.13以降(64ビット版)、INTEL Core I3プロセッサー
Windows:Windows 10(64ビット版)、INTEL Core I3またはAMD A10プロセッサー以上
共通:4GB RAM(8GB以上推奨)、40GBハード・ドライブ空き容量、1,366×768pix解像度のディスプレイ(高DPI推奨)、タッチ操作にはマルチタッチに対応したディスプレイが必要、インターネット接続(インストールとアクティベーションに必要)

 

特別企画「制作&ライブを革新するDAW〜 Studio One 5の深淵」

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