ニュー・アルバム『アダプト』完成間近の時期に、レコーディングが行われていたAobadai studioに潜入! 制作の熱気冷めやらぬライブ・ルームでサカナクションの使用楽器&音響機器を激写した。余すところなくレポートしていこう。
Photo:Hiroki Obara
【左】山口一郎の歌録りにメイン使用され続けているTELEFUNKEN Ela M 251E|【右】『アダプト』の歌入れでは真空管マイクのNEUMANN U47も使われた
【左】1946年製のGIBSON J-45|【右】山口のトレードマークの一つと言えるGIBSON ES-335
【左】FENDER Telecasterも愛用の一台|【右】RICKENBACKERのセミアコ330 Jetglo
【左】草刈愛美のFENDER Jazz Bass。American Professional IIシリーズの現行機種だ|【中央】FODERAの5弦ベース|【右】HOFNER 500
【左】写真左の鍵盤楽器はシンセ・ベースなどに使われているMOOG Minimoog。傍らにはWALTER WOODS M-300(ベース・アンプ)やAVALON DESIGN U5(プリアンプ/DI)、RUPERT NEVE DESIGNS RNDI、RNDI-S(共にDI)を置く|【右】Minimoogのパネルには、「忘れられないの」(2019年)のパラメーター設定と思われるメモが
【左】「塔」のコード演奏などに活躍したシンセ、SEQUENTIAL Prophet-5|【右】同じく「塔」に使われたシンセWALDORF Blofeld
【左】岩寺基晴のFENDER Jazzmaster|【右】AMRITA 60S-TL-WBDも岩寺の使用機種。2011年にスタートした東京のブランドによる一本だ
【左】Aobadai studioでのギター・アンプへのマイキング。写真左のVOX AC30HW2XにSHURE SM57、Beta56A(チューニング用)、NEUMANN U87I、SONY C-37が立っており、右のMATCHLESSのモデルにはSM57とU87Iを設置|【中央】AC30HW2Xのセッティング|【右】ライブ・ルームに用意されていたアンプ・ヘッド、ORANGE AD30HTC
【左】岩寺のペダル群。ROGER MAYER Page-1 Classic(ファズ)、FULLTONE Full-Drive 2(オーバードライブ)、BOSS GE-10(グラフィックEQ)が見える|【右】Mobius(モジュレーション)、Timeline(ディレイ)、BigSky(リバーブ)といったSTRYMONのエフェクター
【左】FREE THE TONE ARC-3(オーディオ・ルーティング・コントローラー)|【右】STRYMON BlueSkyのノブには設定を示すシールを張っている
【左】DD-500(ディレイ)とRV-500(リバーブ)はBOSSの機種。奥にはEMPRESS EFFECTS Heavy(ディストーション)の姿が|【右】EVENTIDE Modfactor(モジュレーション)とDIGITECH XHP Hyper Phase(フェイザー)
【左】FREE THE TONE PA-1QG(グラフィックEQ)×2台|【右】FRACTAL AUDIO SYSTEMS MFC-101(MIDIフット・コントローラー)とKORG XVP-10×2台。XVP-10はエクスプレッション・ペダル&ボリューム・ペダルとして活用
【左】江島啓一のドラム・キット。写真手前トップのNEUMANN M49Cを軸にオンマイクを足すセッティングだ。シンバル類の収音にはAKG C414ULS×2本、ハイハットにBEYER DYNAMICのリボン・マイクM160、スネアのトップ&ボトムにはSM57を設置|【右】キックに立てたAKG D112とSOLOMON DESIGN Solomon Lofreq
【左】もう一組のドラム・キットは「シャンディガフ」に使用された1960年代のモデル。ビートルズ的なサウンドを得るために、彼らも使っていたと言われるAKG D12をキックに設置|【右】「シャンディガフ」のドラム・ミックスに使われたのは、キックのD12とトップのAKG C414EB×2本のみだったそう。C414EBは1976年発売のモデル
【左】岡崎英美のMOOG Little Phatty Stage IIとNORD Nord Stage 2 EX|【右】NORD Nord Lead 4Rのパネルには「月の椀」の歌詞を張っている
【左】SEQUENTIAL Prophet ’08も長く愛用するシンセの一つ|【右】RJM MUSIC TECHNOLOGIES Mastermind GT/22(MIDIフット・コントローラー)では、LEXICON PCM96などのアウトボードのバンク呼び出しなどを行っているようだ
【左】岡崎の持ち場に用意されたラック。PCM96があることからも、Mastermind GT/22と連携した機材がマウントされている模様|【右】「エウリュノメー」などで使用されたエレピ、RHODES Stage Mark I
Release
『アダプト』 サカナクションビクター/NF Records:VIZL-1995(初回生産限定盤A:Blu-ray付属)、VIZL-1996(初回生産限定盤B:DVD付属)、VICL-65644(通常盤)
※初回生産限定盤A(5,500円):楽曲CD+特典Blu-ray『NF OFFLINE FROM LIVING ROOM』 ※初回生産限定盤B(4,950円):楽曲CD+特典DVD『NF OFFLINE FROM LIVING ROOM』 ※通常盤(2,090円):楽曲CD ※NF member Limited Edition(NZS-875/7,700円)として、楽曲CD+Blu-ray+特典CD舞台『マシーン日記』オリジナル・サウンドトラックも発売
Musician :山口一郎(vo、g)、岩寺基晴(g、prog)、草刈愛美(b、syn、prog)、岡崎英美(k、syn、prog)、江島啓一(ds、prog)、Shotaro Aoyama(prog)、ラティール・シー(perc)、村上基(tp)、吉澤達彦(tp)、武嶋聡(tenor sax)、後関好宏(baritone sax)Producer :サカナクションEngineer :浦本雅史、中村美幸、草刈愛美、江島啓一Studio :Aobadai、Soi
【特集】サカナクション『アダプト』
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