ACOUSTIC REVIVE ヘビー・ユーザー・ストーリー「宇川直宏」(後編)

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 ケーブルをメインに高品位なオーディオ・アクセサリーを手掛けるACOUSTIC REVIVE。前回に続き、今月も宇川直宏氏に語ってもらおう。ライブ・ストリーミングなどを行うクリエイティブ・スタジオ=SUPER DOMMUNEの主宰として、音そして配信に込めるプロ意識はACOUSTIC REVIVEの製品を愛用する動機に直結していた。

Photo:Hiroki Obara

 

配信のクオリティ・アップに大きく貢献

 デリック・メイ、ジェフ・ミルズ、ウエストバム、ルイ・ヴェガ、ニーナ・クラヴィッツなどの有力DJから故ピエール・バルー、エルメート・パスコワールといった音楽界の巨匠まで、数多くの要人に評価されてきた旧DOMMUNE〜SUPER DOMMUNEのサウンド・システム。その電源周りや信号伝送経路のことごとくにACOUSTIC REVIVEの製品が使われているのは先月報じた通りだが、ライブ・ストリーミングを手掛けるスタジオとあって、映像/配信系のシステムにも積極的な導入が見られる。

 

 「例えば、映像のミキシングやスイッチングのためのライブ・プロダクション・システム=NEWTEK TriCaster TC1にはACOUSTIC REVIVEの電源ケーブルやLANターミネーターなどを使っています。TriCaster TC1からはスタジオ内の大型ディスプレイにも映像を送出しているのですが、ACOUSTIC REVIVEの製品を併用し始めてからクオリティが格段に上がりました。伝送される映像信号の劣化が無くなるようで、発色がものすごく鮮やかになったんです。配信系については、APPLE iMac用の電源ケーブルや送出用のLANケーブルがACOUSTIC REVIVE製。“どうすれば配信の音が良くなるの?”と聞かれることがあるんですが、重要なのはACOUSTIC REVIVEの電源機器とケーブルです。他社のものとは決定的に違います。まず根本として電源から考えていきましょう」

 

 ACOUSTIC REVIVEのケーブルは鍛造(たんぞう)製法による導体=PC-TripleCをはじめ、絶縁材やプラグも圧倒的な性能のものを投入し、導通特性を極限まで高めながらノイズの除去も行えるという。「それに単線で太いですよね?これが原音の信号をロス無く、忠実に伝達してくれる要因だと思います。だからソース本来の魅力を引き出せる。ピュア・オーディオの基本理念ですね」と宇川氏。

 

 「出汁(だし)の文化が世界的に注目されていますよね。それは日本が独自に培った“素材のうまみを引き出す文化”が認められたことだと思うんですが、ACOUSTIC REVIVEにも通じるものがあります。素材の要素をそぎ落とさず、うまみまで余すところなく伝えるから出音が良く感じられるわけで、ロスや変質の原因になるようなオーディオ・アクセサリーを使っていたら、うまみを失った音になるでしょう。ACOUSTIC REVIVEは、そこに自覚的なのだと思います。だから僕らも“視聴者に委ねられる音”を生み出せるんです」

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SUPER DOMMUNEにあるACOUSTIC REVIVE製品の一部。写真奥の筒状の機器はマイナス・イオン発生器RIO-5 IIで、その手前にはバイナル用の消磁器RL-30MKIII、天板を外して内部の水晶があらわになったクォーツ・アンダーボードRST-38H、CD用消磁器RD-3などが並ぶ

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映像スイッチングなどを行うプロダクション・システムNEWTEK TriCaster TC1の電源ケーブルはACOUSTIC REVIVE製

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TriCaster TC1には、LANターミネーターのRLT-1も使用

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配信用のAPPLE iMacには、電源ケーブルPower Standard TripleC-FMやLANケーブルのLAN-Quadrant-TripleCを使用。後者はLANケーブルを4股に分割した画期的な構造で、各ケーブルの干渉を抑えて特性を飛躍的に高めている

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音声ミキサーのMIDAS M32Rには、ACOUSTIC REVIVEのライン・ケーブルをはじめ、空き端子用のショート・ピンやリアリティ・エンハンサーなどがふんだんに使われている

演者のパフォーマンス向上にも寄与

 ライブ・ストリーミングの視聴者は、個々人の環境でコンテンツを楽しむ。「前提として、発信する側が決して体験できない環境に日々音を送信しているのです」と宇川氏は言う。

 

 「だから受け手に解釈を委ねることになるし、そこが同一の物理空間を共有できるクラブなどとは大きく異なる点です。で、委ねるからにはコンテンツに素材のうまみが入っていないと、受け手の高揚は望めない。スマートフォンで視聴する人も居るでしょうが、解像度や低域特性に優れたヘッドフォンが増えているので“そこそこのクオリティでいいか”という姿勢で配信していたら、まず音質的な感動は生み出せないでしょう。特にコロナ禍以降は、物理空間のサウンド・システムと同様に重視しなければならないのがストリーミングのシステムです。その質を上げたいのなら、まずは電源とケーブルに基本理念を置く以外に無いです。僕らはACOUSTIC REVIVEの性能によって素材のうまみを届けることができています。配信中に視聴者からのコメントを見ていたりすると、高揚感の連鎖反応まで起こせていることが分かるんです。一方、スタジオでは演者のモニターも抜群の音質。だからパフォーマンスが良くなるし、それはコンテンツにも反映される。僕らの“プロフェッショナルのストリーミング”を支えているのが、ACOUSTIC REVIVEというわけです」

 

 

宇川直宏

<BIO>ライブ・ストリーミングを行うクリエイティブ・スタジオSUPER DOMMUNEの主宰。グラフィック・デザイナー、映像作家、ミュージック・ビデオ・ディレクター、VJ、文筆家、現代美術家といったさまざまな顔を持ち、アンダーグラウンドからメジャーまで幅広い仕事を手掛ける。

 

ACOUSTIC REVIVE製品に関する問合せ

※全製品の無料貸し出しも受付中

acousticrevive.jp

 

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