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MACKIE. CR StealthBar 〜Rock oN Monthly Recommend vol.50

MACKIE. CR StealthBar 〜Rock oN Monthly Recommend vol.50

 注目の製品をピックアップし、Rock oNのショップ・スタッフとその製品を扱うメーカーや輸入代理店に話を聞くRock oN Monthly Recommend。今回はMACKIE.から発売された、Bluetooth接続に対応するサウンド・バーCR StealthBarを紹介する。音響特機の市谷京三氏、メディア・インテグレーションの伊部友博氏に話を聞いた。

Photo:Chika Suzuki、Yoichi Kawamura(*)

CR StealthBar

CR StealthBar|オープン・プライス(市場予想価格:17,490円前後)

CR StealthBar|オープン・プライス(市場予想価格:17,490円前後)

 デスクトップ型のコンピューターや、モニター画面の下に設置できるサウンド・バーCR StealthBar。MACKIE.のステレオ・ペアのリファレンス・モニター・スピーカー、CR3のサウンドを継承しているとのこと。内部には2.5インチのフルレンジ・スピーカー・ユニット2発に加え、パッシブ・ラジエーターを2つ備える。フロント・パネルにはヘッドフォン出力(ステレオ・ミニ)とボリューム・ノブを搭載。

CR StealthBarのリア・パネル。左から、電源アダプター用の端子、コンピューターと接続するためのUSB-C端子、ライン・イン(ステレオ・ミニ)、ライン・アウト(ステレオ・ミニ)を搭載している

CR StealthBarのリア・パネル。左から、電源アダプター用の端子、コンピューターと接続するためのUSB-C端子、ライン・イン(ステレオ・ミニ)、ライン・アウト(ステレオ・ミニ)を搭載している

●MACKIE.は音楽を制作する方であれば知らない人はいないほど知名度の高いブランドです。

市谷 1969年に、グレッグ・マッキー氏が今のMACKIE.の前身となるTAPCOというブランドを、アメリカのシアトルで立ち上げました。当時はスタジアムでのライブが始まったばかりで、ライブで使われるミキサーは数千万円もするような高級なものが主流でしたが、マッキー氏は“どんなミュージシャンにも手が届くものを開発しよう”というコンセプトを掲げて手頃な価格のミキサーの開発を進めました。これは現在においても引き継がれていて、今回紹介するCR StealthBarも“誰でも手に入れられる価格帯でプロ志向のサウンドが得られる”というのをコンセプトに作られているんです。

 

●CR StealthBarはMACKIE.初となるバー・タイプのスピーカーです。開発の経緯を教えてください。

市谷 CR StealthBarは、MACKIE.のステレオ・ペアのリファレンス・モニター、CR3のサウンドを継承した製品です。最近サウンド・バーがはやり始めていることもあり、MACKIE.の音をサウンド・バーでも体験していただきたいということで開発されました。音楽制作にはもちろん、テレビを見たり音楽を聴いたり、ゲームをするときにも手軽にプロ向けのサウンドを楽しめるようになっています。

 

●サウンド・バーという形状は、デスクトップ型のパソコンやモニター画面の下に置いて使うことを想定してのことなのでしょうか?

市谷 24インチのディスプレイの下に置けるようにすることにこだわったと聞きました。多くの人がご自宅で使うディスプレイのサイズが24インチくらいだと思うんです。高さも一般的なディスプレイの下にすっぽり入るように設計されています。また、角度調整の足が2種類付属するので、画面との距離に応じて調整することも可能です。

伊部 足が2種類付属する上、外しても使えるので3パターンの角度調整ができるんです。パソコンの下だけでなく、テレビを見るときなど、いろいろな環境に合わせて設置できるのが良いと思いました。軽いのでどこにでも移動させられるのもうれしいポイントです。

市谷 ノート・パソコンを使っていてCR StealthBarだとちょっと大きすぎるなという方のためには、現在キューブ型のスピーカーをリリースに向けて準備しています。

脚が2つ付属しており、0°(取り付け無し)、8°(写真手前の脚を取り付け)、15°(同奥の脚を取り付け)の3パターンのセットアップが可能

脚が2つ付属しており、0°(取り付け無し)、8°(写真手前の脚を取り付け)、15°(同奥の脚を取り付け)の3パターンのセットアップが可能

●実際に音を聴いて、どんな印象を受けましたか?

伊部 ブルーノ・マーズやアリアナ・グランデ、テイラー・スウィフトなどの曲を再生してみたのですが、何を再生しても本当に音が良くてびっくりしました。解像度が高くて音が太く、一体感のあるサウンドです。コンパクトなサイズですが、本体の中心に顔を近づけるとステレオ感がすごく感じられます。位相が良いので、ボーカルがきちんとセンターから聴こえてくるんです。EQのモードを3種類から選べるようになっていて、GAME EQモードにするとスピーカーの中央から信じられないくらい低音が出ました。

市谷 2.5インチのフルレンジ・スピーカー・ユニット2発に加え、パッシブ・ラジエーターが中央に2つ入っています。このパッシブ・ラジエーターには、モニター・スピーカーHRシリーズの技術が継承されているんです。HRシリーズはプロのミュージシャンの方にも使われているスピーカーで、スピード感のある低域が特徴になっています。

 

●EQモードはGAME EQモードに加え、MUSIC EQモード、VOICEモードの3種類があり、本体側面のスイッチから変更可能です。

市谷 MUSIC EQモードが一番フラットなモードなので、音楽制作にお勧めです。GAME EQモードは100Hz辺りの帯域をブーストしたモードで、VOICE EQモードは逆に100Hz辺りの帯域をカットしたモードになっています。極端にEQカーブを変えているわけではなく、どのモードもおいしい帯域は出ていて、無駄に作り込まれたサウンドにはしていないんです。

伊部 そうなのですね。僕が聴いた分には結構音が変わったような印象を受けました。

市谷 人が感じるところだけをピンポイントで変化させているからだと思います。

伊部 VOICE EQモードはハイがすごくきらびやかに聴こえたので、これで曲を作るのも楽しそうだと思ったのですが、ほかのスピーカーで聴いたときにハイが足りない曲になってしまうかもしれないので、音楽制作にはやはりフラットなMUSIC EQモードがお勧めですね。

市谷 VOICE EQモードはラジオを聴いたりテレビを見たりするときに非常に聴きやすいサウンドだと思います。

伊部 EQモードはヘッドフォンを接続しても反映されるというのを発見しました。

市谷 さらに、ヘッドフォンをつなげるとスピーカーが自動でミュートされて、フロント・パネルのボリューム・ノブはヘッドフォンのボリュームに切り替わります。ボリューム・ノブはミュート・スイッチにもなっているので、急に宅配便が来たときに押せばすぐにミュートできますし、もう一度押せばすぐにまた音楽を再生できます。

伊部 ヘッドフォンとスピーカーをすぐに切り替えられるのは音楽制作にとっても大きな強みですね。ボリューム・ノブもすごく使いやすい位置にあって、調整したいときにすぐに触れるのが良いです。

本体側面には、EQと入力ソースを切り替えるボタンを搭載。EQはMUSIC/VOICE/GAME、入力ソースはUSB/ライン入力(ステレオ・ミニ)/Bluetoo thから選択できる

本体側面には、EQと入力ソースを切り替えるボタンを搭載。EQはMUSIC/VOICE/GAME、入力ソースはUSB/ライン入力(ステレオ・ミニ)/Bluetoothから選択できる

それぞれのEQモードの周波数特性を表したグラフ。MUSIC EQモードが一番フラットなモードで、GAME EQモードは100Hz辺りの帯域をブースト、VOICE EQモードは100Hz辺りの帯域がカットされているのが分かる

それぞれのEQモードの周波数特性を表したグラフ。MUSIC EQモードが一番フラットなモードで、GAME EQモードは100Hz辺りの帯域をブースト、VOICE EQモードは100Hz辺りの帯域がカットされているのが分かる

●入力ソースはUSB、ライン入力(ステレオ・ミニ)、Bluetoothから選択可能です。

市谷 Bluetoothに接続したままでも、本体側面のスイッチを押すだけで入力ソースを切り替えることができます。従って、Bluetoooth接続で音楽を聴いていても、すぐにラインやUSBの入力に切り替えることが可能です。音楽制作をしていて行き詰まったらBluetooth接続に切り替えて音楽を聴くのもいいですね。

伊部 この機能はすごく便利でした。一般的なスピーカーはケーブルを抜いたり挿したりしないと切り替えられないことも多いんです。

 

●Bluetoothで接続した際の音と、USBやラインで接続したときの音に違いはありましたか?

伊部 入力ソースを切り替えるスイッチを押して、パソコンとUSB接続した状態からBluetooth接続に切り替えてみたのですが、音の印象はほとんど変わりませんでした。昔は、“Bluetoothは音が圧縮されて悪いね”っていうイメージがあったかもしれないですが、これは全くそんなことはなかったです。多少のレイテンシーはあるので、音楽制作をする際はUSBやライン入力を使うと良いと思います。

 

●CR StealthBarはどのような方にお薦めですか?

市谷 MACKIE.は音楽制作をする方の間では知名度が高いブランドではあるのですが、さらに裾野を広げたいということで、さまざまな製品を開発しています。最近はコンシューマー向けの製品も多く出てきて、今までMACKIE.の名前を知らなかった方にも知られるようになってきました。そういう方々にまずはCR StealthBarを手に取っていただき、そこからもっと良いスピーカーをMACKIE.で買いたいと思ってもらえるといいですね。

伊部 コンシューマーにも向いた製品とのことですが、MACKIE.というプロ用の機材を作っているメーカーの製品なので、一般的なリスニング用のスピーカーとは次元の違う音がします。家電量販店にCR StealthBarが置いてあったら、あまりの音の良さにびっくりすると思いました。音楽制作を始める方の最初の1台にもすごくいいと思います。その後アップグレードしたとしても、CR StealthBarはテレビを見たり音楽を聴く用途で普段使いできますし、上位モデルのCR3と音の傾向に大きな違いがないので、スピーカーを変えることによる戸惑いは少ないんじゃないかと思いました。もちろん、プロがミックスの確認をする際に使うモニター・スピーカーの一つに組み込むのも、すごくありだと思います。個人的にも欲しいと思えるクオリティの製品でした。

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