世界的エンジニアのボブ・クリアマウンテンが手腕を振るった
最新作『レター・トゥー・ユー』のミックスを紐解く
ブルース・スプリングスティーンが8年ぶりにEストリート・バンドと組み、アルバム『レター・トゥー・ユー』を完成させた。昨年10月の発売以降、アメリカやイギリスをはじめ、多くの国でヒットを記録。そのミックスを手掛けたのは、ミックス・エンジニアのレジェンドとして名高いボブ・クリアマウンテン氏だ。ここでは、クリアマウンテン氏へのインタビューを通し、氏のミックス哲学や、今回の制作にも使われたSSLコンソールをはじめとする彼のスタジオ機材を紹介。表題曲でありシングル曲ともなった「レター・トゥー・ユー」のセッション・ファイルや、セッティングのリコール・シートと併せてご覧いただこう。
Text:Paul Tingen Translation:Takuto Kaneko
耳だけに頼ってマニュアルで調整
完ぺきにならない部分もあって良い
「読者の皆さんにまず言っておきたいことがあります。自分で考えること! ほかの作品を聴いて、どうやってサウンドが作られているのか悩み、考え、そして自らそのサウンドを再構成しようと試行錯誤する。私はそうやって自分自身のサウンドを作り上げてきました。ミキシングで大事なことは、自分やその曲、その歌詞にとって何が効果的で何が効果的でないかを判断することです。もし今あなたがコンピューターの前に居るならとにかくいろいろ試してみなさい。プリセットなんか忘れてね。どんな機材も、とにかく触って試して遊んで、そうして使い方や何ができるのかを学んでいくんです」
レジェンドであるボブ・クリアマウンテン氏にとってはリスニングこそがすべてだ。彼がほぼすべてを自らの耳とクリエイティブさで成し遂げてきたのを誇りに思っていることは、現在の作業工程からも見受けられる。例えば現在でも彼はアナログ・コンソールを使用してミックスをしている。同世代の仲間たちがほぼDAWに移行しているにもかかわらず、だ。
「DAWだけでミックスするのは拷問のようです。小さなメニューやウィンドウの中だけで作業するなんて全然楽しくありません。SSLのコンソールを使う方が圧倒的に楽しく、休日をエンジョイしているようにも感じます。コンソールを使ったミックス自体も楽しいですし、そのアナログ・サウンドももちろん重要な要素です。しかしもっと大事なことは、目ではなく自分の耳を信用しないといけなくなること。これは映像作品じゃなくてオーディオなんですよ!」
続けてクリアマウンテン氏は、DAWの利点に触れながらも、耳を使ってミックスを行うことの重要性を語った。
「DAWには多くのアドバンテージがあります。まず非常に簡単だということ。例えば、複数のキックのタイミングをそろえるなんてAVID Pro Toolsなら簡単ですよね。昔はテープ・マシンを2台用意して聴きながら判断していました。DAWみたいに正確でなくても何とかなったんですよ。ボーカルにもCELEMONY MelodyneやANTARES Auto-Tuneは使わず、WAVES SoundShifterでピッチ調整をしています。EVENTIDE H3000でやっていたのと同じように、完全に耳だけに頼ってマニュアルで調整するんです。完ぺきにならない部分もありますがそれで良いんですよ。ボーカルから息吹を完全に奪い去りたくはないでしょう?」
音楽作品というものを窮屈に詰め込んで仕上げるのではなく、その作品が持つ魂や生命力を理解し、さらに昇華させることにおいてクリアマウンテン氏が第一人者であることは疑いようもない。1980年代の初期に、“スター・ミキシング・エンジニア”の先駆者として彼が名を上げたのはこれが大きな理由の一つだった。この数十年間でクリアマウンテン氏が手掛けた作品がそれをよく物語っている。一例だけでも、ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、デヴィッド・ボウイ、ブライアン・アダムス、ロキシー・ミュージック、INXS、TOTO、ボン・ジョヴィなど枚挙にいとまが無く、特にロック・アリーナ系統の音楽で成功著しい。ポップスやトラップ、ヒップホップ、R&Bが主流となっている現代の音楽界で、クリアマウンテン氏はこうした音楽的な流れや、それに伴った作業方法とは明らかに距離を置いている。それにもかかわらず、彼は今でもアーティストからの信頼を集めるミキシング・エンジニアの一人であり続ける。その証左として、彼の手掛けたブルース・スプリングスティーンの最新スタジオ・アルバム『レター・トゥー・ユー』は全米2位と全英1位を獲得。そのほかの多くの国でもヒットを記録した。クリアマウンテン氏のミックスがヒットを記録すること自体はもう数え切れないが、現在の彼がどうやって作業を進めているのか、そしてどうやって現在のテクノロジーと共存しているのかを探るのは非常に価値があるだろう。
SSLコンソールをサラウンド用に改造
ステレオのほかに全曲サラウンド・ミックスも制作
「私はPro Toolsを最初期の1991年から使っているんです」とクリアマウンテン氏。
「けれど今でもそんなに上手に使いこなせている方じゃないですね。ただ、このソフトが素晴らしいものであることは認めざるを得ません。素晴らしい機能を幾つも実現していますからね。私にとっては細かい部分の修正を行えることが特に便利です。オートメーションは基本的にアナログ卓で書きますが、子音の突発的なジャンプの修正などはPro Toolsで行います。クリップ・ゲインはこの作業に役立ちますね。ある瞬間だけフィルターやEQをかけたいときにはクリップ・エフェクトがとても便利です」
さらに、クリアマウンテン氏は多用しているプラグインについても語ってくれた。
「プラグインも幾つか使いますよ。主にAUDIOEASE Altiverb、APOGEE製品、FABFILTERのEQ、それからIZOTOPE製品です。基本的にPro Toolsはテープ・マシンとしての性格が強いですね。昔は16trもしくは24trのみで作業し、ドラムは基本的に4tr、すなわちキック、スネアとそれ以外すべてをステレオにまとめたトラックだけでした。バンドを待たせたくなかったので、レコーディングの最中に素早くバランスを取っていたんです。今ではアンビエンスのようなトラックまですべて残せるので、サラウンド・ミックスをする際には便利ですね。大量のトラックをミックスの中でコントロールできるのは素晴らしいと思います」
これが彼の作業における現代的な要素のほぼすべてと言える。残りのミックスはすべてLAにある彼のスタジオ=ミックス・ディス!で、SSLコンソールと大量のアウトボードを使って1994年の建設当時のままの様相で行われている。
「私のSSLコンソールは1994年製で、最終バッチの製品です。72インのSL4000G+シリーズなのですが、Bluestoneモッドが施されています。後から自分でサラウンド・ミックスをするための改造もしました。私にとってサラウンド・ミックスは非常に重要で、ここ15年ほどは全作品でステレオのほかにサラウンド・ミックスを残しているんです。悲しいことにサラウンドの音楽は今でもあまり重要視されていないので、そのうち99%は誰にも聴かせたことがありません」
ミックス・ディス!には、APPLE Mac ProとPro Toolsを2セット用意。それぞれどのように使い分けているのか。
「片方はマルチトラック・セッション用です。愛称“チーズおろし”の12コア最終版Mac Proを、3台のAPOGEE Symphony I/Oを経由してSSLコンソールにつないでいます。ミックスのバウンス用Pro Toolsはいわゆる“ゴミ箱”Mac Proに入っていて、16イン/16アウトのSymphony I/Oを1台つなぎ、常に96kHzで動かしているんです。いずれもAPOGEE Big Benでクロックを供給しているのですが、マルチトラック用にはワード・クロックを、バウンス用にはVideo Sync経由でクロックを入れています」
自身のシグナル・チェインを再構成した
APOGEE Clearmountain's Domain
クリアマウンテン氏所有のアウトボードには大量のクラシック機材が含まれる。その中でも彼が特に気に入っているというものを紹介してもらった。
「PULTEC EQP-1A3は5台持っていて、どれも気に入っています。2台はリイシュー版ですが、オリジナルと構造は全く同一です。APOGEEがこれをエミュレートしたプラグインを開発しましたが、残念なことにプラグインと実機の違いが聴き分けられないんですよ。このEQには大金を投じたのに困ったものです(笑)。AVALON DESIGN AD2055はウォームなボトムが魅力ですね。BSS DPR-901はボーカルの問題点を解決してくれる素晴らしいダイナミックEQです」
続いて、多数のコンプレッサーについても言及。それぞれの特性を生かしてパートごとに使い分けているそうだ。
「EMPIRICAL LABS Distressorは4台あり、アコースティック・ギターに素晴らしい効果をもたらしてくれるんです。モダンなコンプレッサーの中では最高の機種でしょうね。UREI 1178も素晴らしいコンプです。3台あって、ボーカルやドラムによく使います。NEVE 33609はベースに使うことが多いですね。コンソールと同一のSSLのコンプもあるのですが、これはピアノによく使っています。UREI LA-3Aは4台持っていますね。しかし、APOGEEによるモデリングがほぼ同じサウンドなので、バッキング・ボーカルにはとりあえずプラグイン版を一通り挿すことが多いんです。あとは、ビンテージのディエッサーDBX 902も持っていますね。エフェクト類はEVENTIDE Ultra Harmonizer DSP4000が好きで、今もよく使っています。ビンテージのMXR Flanger/Doublerも素晴らしいですね」
クリアマウンテン氏のエフェクト・チェインはAPOGEEからClearmountain’s Domainとして製品化されている。
「何年もの間、常にさまざまなエフェクトや機材の組み合わせを試してきて、最終的にSSL、ディレイ、ピッチ・シフター類、自作のコンボリューション・リバーブ、ほか幾つかの機材を組み合わせたシグナル・チェインが出来上がりました。エコー類は常にパッチしてあって、それを状況に応じてディレイやリバーブで変化させているんです。欲しいサウンドを探し求めて策を巡らす、いわば楽しいパズルみたいなものですよ。Clearmountain’s Domainはこれらの試行錯誤から生まれたもので、ユーザーが自由にカスタマイズできるようになっているんです。私も今は大体のセッションでこれを使っています。プリセットは後から考えました。昔のヒット作みたいなサウンドのプリセットを作ってくれとAPOGEEに頼まれましてね。すべて自分の耳を頼りに再構成したので、正直に言えば完全な再現ではないんです」
Clearmountain's Domain
“聴くこと、そしてクリエイティブであること”が彼のモットーなので、プリセットやフォーマット的なミキシングは好まない。故に、プロジェクトの開始時には毎回ミックス・ディス!のセットアップをまっさらの状態に戻すのも驚きは無いだろう。
「最初に行うパッチが幾つかありますが、ほんの少しだけです。例えば、スネアに1178とEQP-1A3をパラレルで使うといったセットアップですね。それと別にPro Toolsのセッション下部にテンプレートで幾つかエフェクト用AUXを用意しています。そのうちの大部分はClearmountain’s Domainです。ミックスは、まず何もしない状態でオリジナル・トラックの全体を聴くところから始めるんです。その後、各トラックを個別に聴いて全体のアレンジを把握しつつ、不要なノイズやサウンドの乱れが無いかも確認します。最初の数回はミキシングというより勉強する段階ですね。そして曲のことが分かったら、ボーカルとギターから始めていきます。私にとって曲とは主にボーカルと、大量のギターがある場合はそのギター類ですから。それらのバランスの取り方や、どういう構成でアレンジされているかを把握することがまず必要なんです。それからドラムやパーカッション類に移り、曲中での役割や、各楽器の関係性に注意して作業を進めて行きます。こうしてパンニングも進めるのですが、ここでも、ステレオ、サラウンドにかかわらず、どうやって全体がアレンジされているか把握しながら進めていくことが重要なんです」
続いてコンソールでオートメーションを書いていく。氏は、SSLコンソールに対して絶大な信頼を置いている。
「基本的なバランスが調整できて全体的に良いサウンドのミックスになったと思ったら、ボリュームのオートメーションを書く作業に移ります。今のところSSLコンソールのオートメーション機能を使うのが私にとってはベストですね。ナチュラルでとても素晴らしいミキシングの方法だと思っています。SSLは、私やフランク・フィリペッティのようなミックス・エンジニアの意見を何年もずっと真摯に聞いてくれて、1995年にソフトウェアの最終アップデートが行われたころにはほぼ完ぺきなものになっていたんですよ! SSLならオートメーションのプレイリストを無限にキープできて、しかも相互エディットも簡単にできるんです。サビはこのパターン、中間の8小節分だけこれ、みたいな感じですね」
AUDIOEASE Altiverbでリバーブを追加
スタジオのライブ・ルームのIRも用意
アルバムのタイトル・トラックであり最初のシングルでもある「レター・トゥー・ユー」のセッション・ファイルについて、クリアマウンテン氏は説明を始めてくれた。
「レター・トゥー・ユー」Pro Toolsセッション
「このセッションはちょっと風変わりです。「レター・トゥー・ユー」はドキュメンタリー映像も制作されたので、セッションの一部は動画向けのミックスのような構造になっています。ラフ・ミックスの下部にあるComp Triggerはバス・コンプがかかっていない状態のステレオ・ミックスで、動画用にステムを書き出した際にコンプがかけられるようにするためのトリガーになっています。このトラックをSSLのステレオ・バス・コンプのトリガーとして使うことで各ステムに同一のコンプを掛けることができるんですよ」
EQはSSLコンソール、コンプレッサーは主にアウトボードでかけていき、エフェクトはセッション上にあるAUXトラックを使うというクリアマウンテン氏。続いて語られたのは、スネアの処理についてだ。
「この曲のスネアのパラレル処理には前述した1178とEQP-1A3の組み合わせを使いました。EQP-1A3は実は故障しているのですが、逆にそのサウンドが気に入っているんです。5kHzをかなり広めのQでブーストして全体の明るさを足し、それから100Hzもウォームさを足すために少しブーストしました。ドラムにはサンプルを足して全体のソリッドさを補強します。今回はセッション上の紫のトラックがキックのサンプルですが、これは先方がもともと用意していたトラックです。オーバーヘッドは大体の場合で明るくします。NEUMANN U87やCOLES 4038を使って録られたルーム・マイクのトラックも幾つか用意されていたので、それぞれを聴きながらバランスを調節し、こちらで用意したリバーブやアンビエンス・サウンドも必要に応じて足しました」
そのリバーブはどのようなものを使っているのだろうか。
「バラードでは長めのリバーブを用意することが多く、セッションにあるルーム・トラックだけで十分素晴らしいサウンドのときはそれしか使わないこともあります。リバーブを足すときはAltiverbが多いですね。よく使うIRはBerkeley Street(旧Apogee Studio)。また、ごくまれにSt Joseph Churchも使います。ドラムには過剰ですが、ストリングスやクワイアにはフィットすることがあるんです。このセッションのReverbというトラックは、Castle de Haarを使いました。ウォームでキラキラし過ぎていないサウンドなんです。Chamberというのはミックス・ディス!のライブ・ルームのIRです。今は物置として使っているので、AltiverbにIRを入れることで常にアンビエンスとして使えるようになっています」
ベースは33609とAD2055でボトムを持ち上げる
アコギはDistressorで不要な揺らぎを抑える
ドラム以外の楽器の音作りについても追求してみよう。まず語られたのはベースのサウンドに関してだ。
「ベースはDIとアンプの両方を録る人が多いですよね。そしてサウンドを処理する回路を経由している以上、アンプのサウンドはほんの少しだけDIから遅れることがあるんです。なので必要なら両者の位相を調節して完全に位相がそろった状態にします。こうすることでベースのサウンドをタイトにできるんですよ。普通はどちらのベース・トラックも33609を通した後にAD2055を使ってほんの少し温かさとボトムのプッシュアップを行います」
では、ギターの音作りはどのように行うのだろうか。
「アコースティック・ギターには、この曲でもDistressorを使いました。フロントに存在感を与えつつ不要な揺らぎを抑えてくれるんです。多くのコンプレッサーがアコギの特定のダイナミクスにのみ反応して戦っているようなサウンドになるんですが、Distressorだけは違います。そこにリバーブを足すことも多いですね。通常はボーカルとそれ以外の楽器で同じようなリバーブを使うことが多いです。楽器ごとに違うリバーブ感になっていると、それぞれ全く違った空間に居るようなおかしなサウンドになりますから。脳が混乱して“一体今どこにいるんだ?”となってしまいます。エレキギターにはClearmountain’s Domain 1のスラップ・ディレイを使うことが多いですね。片サイドに90ms、もう片方に125msくらいのディレイを使ってちょっとした活力を出し、それからリバーブと混ぜて使うんです。Pro Toolsのインサートにある“Q”はFABFILTER Pro-Q2で、“M”はAPOGEEのModComp、“T”はSOUNDTOYS Tremolatorです。最初に言った通りこの曲で何をしたのか詳しく語りたくはありません。曲によって手法は全く違うので、なるべく謎のままにしておきたいんです。繰り返しになりますが、自分の耳で聴いて自らいろいろ試してみてください!」
「レター・トゥー・ユー」リコール・シート
ボーカルはとにかく聴いてフィーリングを理解
時には何もしないのがベストなこともある
最後に、クリアマウンテン氏が曲の中で重要な要素として挙げたボーカルの処理について尋ねてみよう。
「ボーカルは、とにかく聴いてこの曲が何について歌ったものなのか、どんなフィーリングなのかを理解し、曲の主人公は誰なのか、シンガーもしくは曲の主人公の頭の中ではどんなことを考えているのかを判断できるようにするのが大事です。それからそのフィーリングを表現するためにどういうエフェクトがベストなのかを探りながらいろいろ試します。時には何もしないのがベストなこともありますよ。ブルースの声の場合はスラップ・ディレイを少々かけつつ、アンビエンスを幾らか足すことが多いです。「レター・トゥー・ユー」ではAltiverbのBerkeley Streetを使ったと思います」
今どきのミックスで、マスター・バスに大量のエフェクトをかけて音圧稼ぎの手助けをするのは非常によくあることだ。しかしながら、クリアマウンテン氏にとってはこれも完全に関係無いと言う。
「ミックスはそのままコンソールのアウトを録ります。コンソールのマスター・バス・コンプを少しかける以外はほぼ何もしないですね。ライブ録音の場合は、よりエキサイティングなのでコンプを深めにかけることが多いです。レベル自体は数dBだけ余裕を設けてなるべく大きなレベルで録ります。できるだけダイナミック・レンジを活用したいですから。音圧に関しては完全に気にしていません。どのサウンドもミックスの中であるべき場所に収まるべきですが、全体のミックスが超ラウドである必要は無いんです。それはマスタリングやストリーミング・サービスの仕事ですからね。それよりも私は作品全体のダイナミクスを楽しみたいですから。自分のミックスがきちんと音楽として聴こえてほしいんです」
クリアマウンテン氏はこう言いたいのだろう。“人々を音楽に導くもの、それは音楽自身にほかならない”と。
Release
『レター・トゥー・ユー』
ブルース・スプリングスティーン
ソニー:SICP-6359
- ワン・ミニット・ユア・ヒア
- レター・トゥー・ユー
- バーニン・トレイン
- ジェイニー・ニーズ・ア・シューター
- ラスト・マン・スタンディング
- ザ・パワー・オブ・プレイヤー
- ハウス・オブ・ア・サウザンド・ギターズ
- レインメイカー
- イフ・アイ・ワズ・ザ・プリースト
- ゴースト
- ソング・フォー・オーファンズ
- アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームズ
Musician:ブルース・スプリングスティーン(vo、g)、ロイ・ビタン(p、vo)、ニルス・ロフグレン(g、vo)、パティ・スキャルファ(vo)、ゲイリー・タレント(b、vo)、スティーヴ・ヴァン・ザント(g、vo)、マックス・ワインバーグ(ds、vo)、チャーリー・ジョルダーノ(org、vo)、ジェイク・クレモンズ(sax)
Producer:ブルース・スプリングスティーン、ロン・アニエロ
Engineer:ボブ・クリアマウンテン、ロブ・レブレット、ロス・ピーターセン、ロン・アニエロ、他
Studio:ミックス・ディス!、ストーン・ヒル
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