祐天寺浩美のお部屋一刀両断 第332回 アングリーアイさん

祐天寺浩美のお部屋一刀両断 第332回 アングリーアイさん

 今月は福島県西白河郡にお住まいのアングリーアイさんのお部屋をオンライン訪問。防音対策がされていて、トロンボーンの録音などにも対応したスタジオです!

 3月号なのにぃー、書いているの2022年の正月明けー、雑誌あるあるー!! てなわけで、明けましておめでとうございます、今年もよろしくしく!

 

 さあて、今月の出場者はアングリーアイさん。アイさんと呼ばせていただきます。アイさんは以前は大阪に住んでいたそうで、現在は福島県で過ごしつつ、3つのバンドを掛け持ちしているそう。しかもすべて大阪のバンド。以前このコーナーに出ていただいた、岩井ロングセラーさんの所属するバンド=オオサカズのメンバーでもあり、大阪に居たときに誘われて入ったそうです。担当楽器のメインはトロンボーン!トロンボーン奏者の登場は結構珍しいですね。

 

 アイさんは、ファットボーイ・スリム、ダフト・パンクが好きだそう。もともとトロンボーン奏者自体にあこがれは無かったのですが、17歳のときにジャミロクワイの『スペース・カウボーイの逆襲』に衝撃を受けて、バンドでトロンボーンが使えると思い、前向きに取り組むようになったそうでした。

 

 アイさんのスタジオは、旦那さんが運営している工務店の、木材を加工する場所に作られたそう。木毛セメント板が吸音と吸湿に優れているので、スタジオ内部の壁に使用しているとのこと。旦那さんプロですね! DAWはAPPLE Logic Pro Xで、デモを作るときは内蔵の音源を使うことが多いそう。ハードウェア・シンセはMIDIでDAWから操作したりはせず、基本的には弾いたものをそのまま録音してるとのことです。MTRのZOOM R24にすべてのシンセを接続しっぱなしにしていて、すぐに録れるのだとか。以前はオーディオI/Oも持っていましたが、2年前に近くの阿武隈川の氾濫で1.4mぐらい浸水して、機材類がすべてダメになってしまったそう。また徐々に充実させる予定だといいます。トロンボーンの録音の仕事を受けることが多く、オケをもらいスタジオで録ってWAVでやり取りするそう。これからはトラック・メイクももっとしたい、とのことです。

 

 ところで、アングリーアイさんの名前の由来を聞いたら“いつも眉間に皺が寄っていて怒っているみたいだから”と知人に名付けられたらしいです。語感的には結構謎めいていて格好良いかも(笑)。では、また来月ですーー!!

アングリーアイさんの機材リスト

  • DAWシステム:APPLE Logic Pro X
  • マルチトラック・レコーダー:ZOOM R24
  • ヘッドフォン:SONY MDR-CD900ST
  • スピーカー:YAMAHA MSP5A
  • マイク:BLUE MICROPHONES Baby Bottle、AKG C214、JTS TX-9
  • MIDIキーボード:YAMAHA CBX-K1、M-AUDIO Keystation Mini 32
  • シンセ:ROLAND SH-2、KORG MS-10
  • ソフト音源:SPECTRASONICS Trilian、TOONTRACK EZ Drummer 2、UJAM Beatmaker Vice、他

 

出場希望者は以下のアンケート・ページから!!