祐天寺浩美のお部屋一刀両断第329回 Rick Lifeさん

　今月は、アメリカ・サンフランシスコにお住まいのRick Life（24）のお部屋をオンライン訪問。リハーサル・スタジオに自分の機材を持ち込み、セットしているそうです。

祐天寺浩美

　はい、今回はポイントが２つ。１つ目は久しぶりの女性ということ。いやぁ、単純にうれしいす！　さらに、もう１つはアメリカ・サンフランシスコからの登場です。ま、オンライン取材だから変わらないですが（笑）。てなわけでいつもよりふわふわした感じで始まったお部屋一刀両断、今回の出場者はRick Lifeさん！　おっと、名前も何だかアメリカですね。

　Rick Lifeさんは日本で小さいころからピアノを習い、中学で吹奏楽部、高校で軽音部に入っていたそう。典型的な音楽人としての道を歩んできたわけですね。ただ、聴いていたのは洋楽で、マイケル・ジャクソンの熱狂的なファンだそうですよ。ご両親、特にお父様の影響をもろに受けたそうです。特にアメリカ方面で、モータウン・ソウル、R&B、1990年代ヒップホップなどが大好きだそう。年齢を考えると、1990年代は全くもって非リアルタイムなわけで……あ、待てよ。3歳までに聴いていた音楽に影響を受けるとしたら……そんなことあるのか？

　そんなRick Lifeさん、高校を卒業してすぐにシアトルのノースウェスト大学の現代音楽産業科に在籍し、基本的な作曲／録音／ミックス／音響／音楽著作権ビジネス／A&Rなど幅広く学んだそうです。現在は１年就労できるビザを所持しているので、リハーサル・スタジオでアルバイトをしながら、今後のことを考えているそう。ちなみに、そのスタジオに自分の機材を持ち込んで作業しています。現在の住居は親戚の家で、早く自分の家が欲しいとのこと。そのため、機材関係も最低限のセットです。

　最初はAPPLE Logic Pro付属プラグインを使っていたそうですが、最近はOUTPUT Arcadeばかりを使っているとのこと。サンプルや音源がテーマやジャンルによって分けられていて、僕はあまり知りませんでしたが、かなり直感的に使えそうですね。偏見かもですが、何となく機械が好きでない人にはぴったしな気がします。Rickyさん（親しみを込めてそう呼びます！）は“DRIP”や“Hooked”というテーマを選ぶことが多いそうです。

　今後はアメリカでそのまま働いて生活をしたく、就職活動を頑張っていて、将来的には音楽プロデューサーになるのが夢、とのこと。頑張ってくださいね!!　ではまた来月ー。