今月は、八ヶ岳にお住まいの菅原一樹さんと鎌野愛さんのプライベート・スタジオをオンライン訪問。壁塗りから床材のメインテナンスまで、内装はDIYで行ったそうです!
はい、どもです! 暑いですね。今年はプールや海に行ってないなあ……つか、行ける状況じゃない! ああ、また早く水浴びできる日々に戻ってほしいにゃー。
さて、今回はかなりスペシャル! なんせお住まいが八ヶ岳です! 登場者は菅原一樹さん、鎌野愛さんご夫婦。菅原さんは広告音楽などを作り、鎌野さんはサポートでキーボード/コーラス、曲作りを行なっているそう。今は住居が地方で仕事は都市で行う人が増えたけど、コロナ禍になる少し前、お2人がこの家を購入した当時は珍しかったそうです。物件は屋根と壁に角度があり、平行面が無い特殊なスペース。カメラごしに家中を見たところ、素晴らしかった。The 別荘で音楽制作スペース!といった感じです。うらやましい。
菅原さんはお仕事で多数のトラック・メイクをするので、自分の音楽ではマスタリング・スタジオにシンセなどの機材を持ち込み、リアルタイムでパフォーマンスを行って録音作品にするそう。具体的にはSEQUENTIAL Prophet-6の出力音をELEKTRON Octatrack MKIIに通して加工し、録音します。コンピューターとDAWの代わりがサンプラーという感じ。質感の変化だけでなく、DAWを挟まないと音が速くなるので、ありのままのシンセを録音するために採用したとのこと。ダイレクト・カッティングは聞いたことあるけど、ダイレクト・マスタリング(?)は初めて聞きましたお!
菅原さんと鎌野さんは音楽活動を開始してから東京で出会ったそう。鎌野さんはサポート活動をしているので、今でも頻繁に東京を行き来しているそうです。ちなみに鎌野さんのピアノは、上諏訪の辺りにあるリサイクル・ショップ兼楽器店で購入したOHHASHIピアノ。多少OHHASHIピアノのことを知る僕は、ひとしきりその話題で盛り上がってしまいました! それにしてもコンビニが4km先で、隣人から野菜をもらうなんてエピソードを聞くと、都会とは違うなと感じます。あと空気が乾いているので、アンプの響きにも変化が! 菅原さんが東京で弾いていたいつものギターをアンプを通して八ヶ岳で弾いたら、鎌野さんに“うまくなったね”と言われたそうです。これからも良い空気を吸って、ますます良い音楽活動をしていってくださいね! では、また来月!
菅原一樹/鎌野愛さんの機材リスト
- DAWシステム:APPLE Logic Pro、ABLETON Live、AVID Pro Tools(DAWソフト)、RME Fireface UFX、Fireface 800(オーディオI/O)
- スピーカー:MUSIKELECTRONIC Geithain ME801K
- ヘッドフォン:SENNHEISER HD 650
- MIDIキーボード:STUDIOLOGIC Numa Nero
- アンプ:N-TOSCH HA-S149(マイクプリ)、CARR Mercury V(ギター用)
- サンプラー:ELEKTRON Octatrack MKII
- シンセサイザー:SEQUENTIAL Prophet-6、MOOG Mother-32、他
出場希望者は以下のアンケート・ページから!!