MACKIE.がライブ配信用の超コンパクト・デジタル・ミキサーM•Caster Liveを発表

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 MACKIE.がライブ配信用の超コンパクト・デジタル・ミキサー、M・Caster Liveを発表した。オープン・プライス(市場予想価格32,230円前後)で、4月ごろの発売を予定している。

 

 M・Caster Liveはライブ配信に適したオールインワンの3chデジタル・ミキサーだ。48Vファンタム電源に対応したXLR入力端子を1系統備えており、ダイナミック・マイクやコンデンサー・マイクを接続することが可能。そのほか、ヘッドセット入力(TRRS)やライン入力(ステレオ・ミニ)、スマートフォン入力(TRRS)と3系統のインプットも備えている。スマートフォンのヘッドフォン端子に直接接続することで音声の送受信が可能となっており、簡単に配信音声のクオリティをアップグレードできる。出力端子は、ヘッドフォン・アウトとスピーカー・アウトがスタンバイ(いずれもステレオ・ミニ)。また、USB-C端子も備えているので、Mac/Windowsでオーディオ・インターフェースとして使うことも可能だ。電源供給用のUSB-C端子もあり、モバイル・バッテリーなどで駆動させ、外出先で配信を行うこともできる。

 

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M•Caster Liveの側面パネル。XLR端子のほか、ヘッドセット入力(TRRS)やライン入力(ステレオ・ミニ)、スマートフォン入力(TRRS)、ヘッドフォン・アウト(ステレオ・ミニ)、スピーカー・アウト(ステレオ・ミニ)を備える。パソコン接続用と電源供給用の2系統のUSB-C端子もスタンバイ

 

 ハイパワーなDSPを搭載しており、2種類の内蔵エフェクトを使うことができる。ContourFXでは複合的なエフェクト効果でボーカルに適したサウンドへと調整が可能。StreamFXではボイス・チェンジャー効果を得られる。これらは1つのノブだけで操作が可能だ。

 

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ContourFXとStreamFXの調整はノブ1つで簡単に行える

 

 デザインにもこだわっており、ノブとボタンの機能がアイコンで表示されているシンプルなインターフェースとなっている。また、本体底面にLEDも内蔵しており、色を7種類から選ぶことができる。照明機材のように、カメラへ映り込むことも考えられて作られたとのことだ。

 

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本体底面にLEDを内蔵。光の色は7種類を選択できる

 

 ACCUSONUSのプラグイン・バンドル、Accusonus Creator Suite ERA Bundleの3カ月間サブスクリプリョン・ライセンスが同梱されている。Noise Remover、Mouth De-Clicker、Reverb Removerなどのオーディオ・リペア・ツールで、収録した音声を聴きやすく調整することが可能だ。

 

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ACCUSONUSのプラグイン・バンドルの3カ月間ライセンスが付属。複数のオーディオ・リペア・ツールがセットになっている

 

 M•Caster Liveを持ち運べるキャリング・ケース、M•Caster Live Sling Bag(オープン・プライス:市場予想価格9,790円前後)も発売予定となっている。

 

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持ち運びながら配信することもできるキャリング・ケース、M•Caster Live Sling Bag

 

製品情報

mackie.com