MACKIE. EM-91C マイク・レビュー:部屋で歌っているような伸び感がある 〜特集「わたしの、初マイク」

MACKIE. EM-91C マイク・レビュー:部屋で歌っているような伸び感がある  〜初めてのコンデンサー型おすすめ

部屋で歌っているようなキュッとした伸び感がある。 byさらさ

 EM-91Cはウォームで、特に400〜1.5kHz辺りのふくよかな中音域が強調されて聴こえます。録り音を聴くと、空間のあるマットな声の質感。MACKIE.のミキサーVLZシリーズが好きな方にはお薦めです。まさに“MACKIE.の音がする”と思うでしょう。ジャンルは90’sヒップホップ、レゲエなどアナログ感のあるジャンルはどれもマッチしそうです。サンプラーを多く使いたいときや、ローファイ感のある声ネタを収録する際に良いと思います。

 感度は低めですが、部屋など環境音の多い場所ではこれくらいがちょうど良いでしょう。近めでもしっかりと空間成分を収録するので、マイクからあまり離れず、近めで位置を微調整すると、より効果的に収音できると思います。周波数レンジは20Hz〜18kHzで若干狭く感じるかもしれませんが、高域の滑らかな減衰がマットな質感を作り出しています。音の輪郭は丸い印象なので、自分の声がキンキンして困っている方にはお薦めです。子音は耳に痛くなく良い質感なので、安心して録音に集中できます。後処理のEQで高域を上げてみても、痛くならなかったので優れものです。男性ボーカルに多く含まれる中音域の成分がうまく収録され、アナログな質感になると思います。

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【yasu2000】big turtle STUDIOSのレコーディング/ミックス・エンジニア。origami PRODUCTIONS所属のアーティストのほか、あいみょんなどを手掛けている

【さらさ】湘南出身のシンガー・ソングライター。音楽活動以外にも、美術作家、古着ブランドの バイヤー、フォトグラファー、フラダンサーとマルチに活動の場を広げる

 

MACKIE. EM-91C

9,460円

 SPECIFICATIONS 
■指向性:単一指向 ■周波数特性:20Hz〜18kHz ■感度:−30±3dB(0dB=1V/Pa@1kHz) ■出力インピーダンス:150Ω、±30%(@1kHz) ■外形寸法:48(φ)×155(H)mm ■重量:210g(マイク本体)

製品情報

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www.snrec.jp