AUDIO-TECHNICAは、TASCAMとの共同開発による設備向けデジタル・スマート・ミキサーATDM-1012と、そのDante対応モデルATDM-1012DANを発売した。どちらもオープン・プライス。
TASCAM製ソリッド・ステート・レコーダーSS-R250Nまたはソリッド・ステート/CDステレオ・オーディオ・レコーダーSS-CDR250Nと連携することで、録音データにマイク・チャンネルを特定するIDと時間情報の記録を可能に(CD-R/RWの録音はATDM-1012シリーズでの制御対象外)。目的の発言部分を容易に検索できるようになり、議事録作成などの効率化が図れるという。
ディスクリート・アンプによるリモート制御可能な高音質マイクプリを実装したマイク/ライン入力を10系統装備(Eurobrock)。マイク入力に対応するエコー・キャンセラーとノイズ・キャンセラーを内蔵する。4つのユニットを搭載した天吊り対応のアレイ・マイク、ES954の接続にも対応している(最大2基)。
入出力をフレキシブルにアサイン可能なフル・マトリクス・ミキサーも内蔵。ステレオUSBオーディオ入出力も装備する。各出力系統の音声チェックに便利なオシレーター機能を搭載。Audio-Technica LINK により、イーサーネット・ケーブルでの接続で最大8台までカスケード接続が行え、80ch入力の大規模なシステムを構築可能だ。
ATDM-1012DANは、これにDanteポートを加えたモデルで、Danteのリダンダント接続にも対応する。
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