TASCAM TM-80 マイク・レビュー:高域が出過ぎてないので歌いやすい 〜特集「わたしの、初マイク」

TASCAM TM-80 マイク・レビュー:高域が出過ぎてないので歌いやすい 〜初めてのコンデンサー型おすすめ

高域が出過ぎてないので歌いやすいマイク。 byさらさ

 キャラクターはクリーンというよりウォーム寄りで、特に3kHzの息の部分、50〜200Hz辺りの低域が強調されて聴こえます。90'sヒップホップやレゲエなどのローファイ感に合いそうです。アタックは遅めなので、R&Bやバラードにも合うと思います。録り音は思ったより近めに聴こえるため、ウィスパー・ボイスを録音するのにも良いでしょう。例えばギターと一緒に弾き語るささやき声を録音すれば、どちらも近めに聴こえてくるはず。

 感度は低めなので、環境音が多い部屋などで使う場合にはちょうど良いでしょう。周波数レンジは20Hz〜20kHzと広く、全体を包む空気や距離感をうまく拾ってくれます。マイクからほんの少し距離を取って録音したり、コーラスを録音する際にも、実際の立ち位置が分かりやすく、良いアンビエンスが録れそうです。子音は痛くなく柔らかいイメージで少し鈍って聴こえますが、後処理で解消できました。録り音の輪郭はレンジが広いため“角が丸い四角”といった印象。男性ボーカルの場合は、女性ボーカルより低域が強調されるので、より太く録音されると思います。ですから、低域が物足りないと感じている男性にはちょうど良くなると思いますのでお薦めです。

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【yasu2000】big turtle STUDIOSのレコーディング/ミックス・エンジニア。origami PRODUCTIONS所属のアーティストのほか、あいみょんなどを手掛けている

【さらさ】湘南出身のシンガー・ソングライター。音楽活動以外にも、美術作家、古着ブランドの バイヤー、フォトグラファー、フラダンサーとマルチに活動の場を広げる

 

TASCAM TM-80

8,800円

 SPECIFICATIONS 
■指向性:単一指向 ■周波数特性:20Hz〜20kHz ■感度:−38dB、±2dB(0dB=1V/Pa、@1kHz) ■出力インピーダンス:200Ω、±30%(@1kHz) ■外形寸法:48(φ)×165(H)mm ■重量:300g(マイク本体)

製品情報

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www.snrec.jp