DAW環境に使うとお得!? チャンネル・ストリップ導入のメリット!

DAW環境に使うとお得!? チャンネル・ストリップ導入のメリット!

宅録の機会が増えている昨今、高品位なオーディオ・インターフェースやマイクに次いで需要が高まっているのが、マイクプリにEQやコンプを兼ね備えるチャンネル・ストリップだ。この企画では、現在注目の4機種をピックアップし、プロデューサー/DJのWatusiとエンジニアの大西慶明氏が徹底レビュー。ボーカル・テストではシンガーの内田もあが協力してくれた。まずはレビューの前に、Watusi、大西氏にDAW環境にチャンネル・ストリップを導入するメリットを聞いてみよう。

Photo:Takashi Yashima

Watusiが語るチャンネル・ストリップ導入のメリット

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COLDFEETのプログラマー/ベーシスト/DJとして、国内のみならず欧米やアジア各国でも多くの作品を発表。中島美嘉、hiro、安室奈美恵、BoAなどの楽曲をプロデュースしている

 マイクプリ/EQのNEVE 1073を毎日のように使っていますが、作業がスピーディに完結するところが大きなメリット。チャンネル・ストリップは、入出力のレベル設定にさえ気を付ければ、あとはコンプやEQで簡単に味付けできるのが魅力です。各モデルには製作者の意図が明確に込められているので、それらを理解することでイメージした音作りがより素早く行えるでしょう。マイクプリ/EQ/コンプなどを一台でまかなえるため、ビギナーにも非常にお薦め。使いやすいのでプロ・スタジオでももっと導入してほしいです。

大西慶明が語るチャンネル・ストリップ導入のメリット

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エンジニア。SONATA CLUB、equalize、TinyVoiceを経て2013年にprime sound studio formへ移籍。近年はAwesome City Club、中島美嘉、Uruなどを手掛ける

 エンジニアはどちらかというと“コンプはコンプ”“EQはEQ”という具合に、1つの効果につき1つのアウトボードを所有しがちですが、そんなエンジニアにとってもチャンネル・ストリップを持つメリットは大いにあります。それは1〜2UにコンプやEQなどがまとまっていて非常に便利、かつ可搬性に優れているということ。外部スタジオに気軽に持ち込んで、いつでも普段通りの環境でレコーディング/音作りが行えるのは、チャンネル・ストリップの強みだと思います。エンジニアも1台持っていると便利ですよ。

 

 チャンネル・ストリップ導入のメリット “3つのポイント” 

ポイント 1 - 音作りがスピーディに完結する

ポイント 2 - マイクプリ/EQ/コンプを一台で賄える

ポイント 3 - 外部スタジオでも普段の録音環境を再現

 

【チャンネル・ストリップ4機種の徹底レビューは順次公開予定!】

【特集】一点豪華主義でいくチャンネル・ストリップ

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