「TOUCH LOOPS HIP-HOP PSYCHEDELIA」ライブラリー・レビュー:有機的な音色と抜群なタイム感のグルーブ

f:id:rittor_snrec:20210513151532j:plain

有機的な音色と抜群なタイム感のグルーブ

 『HIP-HOP PSYCHEDELIA』はフライング・ロータスやDJシャドウなどの音楽にインスパイアされたサンプル・パック。最大の魅力は“グルーブと質感”で、彼らに通底する有機的なサウンドと、ループの抜群なタイム感がポイントです。

 

 まずは44種類のワンショットから見ていきます。ドラムは実に潔く、キック、スネア、クラップのみを収録。エレクトロニックかつオーガニックな質感のものばかりです。コンセプトを絞っているだけあり、最高のクオリティだと思います。クラシックなヒップホップから無機質なマシン・ビートまで、コンセプトが腑に落ちる素晴らしい音です。併せて収録されているのはディケイが長めのROLAND TR-808系キック。サブベースも含めた低音のアレンジ・ソースとして最適です。

 

 80〜100BPM辺りを中心とする150種類のループは、非常にバラエティ豊かで、4小節程度のものを多数収録しています。シンセ、コード、ベース、FX、パーカッションなどのループを収め、言わずもがなグルービーなものばかり。私はリズムの上モノやオーガニック系の楽器(ムビラやハープなど)がお気に入りです。シンセも、その独特のタイム感とテクスチャーが素晴らしい。また、MIDIファイルが60種類収録されているのでサウンド・メイクの良い参考になると思います。意図される通り80BPM辺りのビートに活用できるのはもちろん、パーカッションを筆頭に各種ループのグルーブが抜群なので、個人的にはよりテンポが速いハウスやガラージの上モノとして活用するのもアツいと思います。

 

f:id:rittor_snrec:20210518193502j:plain

in the blue shirt
【Profile】1991年生まれ、大阪在住、有村崚(ありむら・りょう)によるソロプロジェクト。自身の作品の他、TVドラマの劇伴、CMやWEB広告の音楽も手がける。2020年7月に最新作新作『in my own way e.p.』をリリース。

 

TOUCH LOOPS HIP-HOP PSYCHEDELIA

2,992円

(2021年4月16日現在。為替レートによる価格の変動あり)

f:id:rittor_snrec:20210513151532j:plain

▪メディア:ダウンロード販売 ▪容量:約409MB ▪データ・フォーマット:WAV

 

音源ライブラリーの関連記事

www.snrec.jp

www.snrec.jp

www.snrec.jp

www.snrec.jp