祐天寺浩美のお部屋一刀両断 第335回 hoto-Dさん

祐天寺浩美のお部屋一刀両断 第335回 hoto-Dさん

 今月は千葉県にお住まいの、hoto-Dさんのお部屋をオンライン訪問。ワイド・ディスプレイにゲーミング・チェアもそろった、快適に制作できそうな空間です!

 どもども! さて今回の出場者は、千葉県にお住まいのhoto-Dさん(37)。ここんとこ、“〇〇にお住まいの”が枕詞になっていますし、正直あまり実感無く書いていますけど、ほんの数年前まではこの取材、オンラインではなく実際にお部屋にお邪魔してたんですよねー。ですので実感ありまくり! 全国どこでも、時には外国でも手軽に取材できるようになったわけですが、その分臨場感……わざわざそこまで行って取材した手応え(?)みたいなものがたまに恋しくなります。落ち着いたらまたお邪魔できたらいいなあ。

 さて、hoto-Dさんは現在、舞台音楽をメインで作って生計を立てておりまして、当然ながら対応するジャンルも広いです。もともとはギタリスト、バンドマンで、最初はロックを得意とする作曲家だったのが、今ではロック、ポップスから中世のゴシック系の世界観のものでクラシックとメタルを融合させた音楽、三味線や琴を使った和楽器のバンドなども作って活動しているとのこと。DAW遍歴は、2005年ごろにAVID Pro Toolsを買い、その後3年くらいでAPPLE Logic Proに乗り換えたそう。当初はPro Toolsのかちっとした音に慣れていたので少し戸惑ったそうですが、作りやすさからそのままLogic Proを使っているそうです。

 機材の中では、BLACK LION AUDIO Micro Clock MKⅢ XBを導入してから音の分解能が上がり、とても良かったとのことです。ミュージカルの歌唱曲も作り、仮歌は自分の声を入れてピッチを上げたものを使ったりもするそう。基本的に自分で完パケまで作っていて、15歳から作曲を開始。ロックなど激しい音楽性が多かったけれど、30歳を過ぎて発信欲も無くなり、依頼された縛りの中で自分の作りたいものを作るのが向いていると気付いたそう。それからバンド時代には聴いていない音楽に触れるようになり、急激に知識が付いていると実感しているということです。ふむふむー。

 そんなhoto-Dさん、次はギター録音などのためにアウトボードのコンプが欲しいとのこと。うんうん、やっぱそーなりますよねー! あ、あと、APPLE MacBookはM1チップのものに変えたい!とのこと、うんうん、これもよく分かります(笑)。ではまた来月です!

hoto-Dさんの機材リスト

  • DAWシステム:APPLE Logic Pro(DAW)、UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin X Quad(オーディオI/O)、BLACK LION AUDIO Micro Clock MKⅢ XB(クロック・ジェネレーター)、UNIVERSAL AUDIO UAD-2 Satellite Thunderbolt Octo Core(DSPアクセラレーター)
  • ヘッドフォン:AUDIO-TECHNICA ATH-R70X、ATH-M40X
  • スピーカー:GENELEC 8331ARW、FOSTEX NF1-A
  • マイク:AMATERAS 8097、AUDIO-TECHNICA AT4050
  • アウトボード:RUPERT NEVE DESIGNS Shelford Channel、FMR AUDIO RNP8380

 

出場希望者は以下のアンケート・ページから!!