YAMAHAから、バッテリー駆動に対応し、5chミキサーと多彩なエフェクトを搭載したワンボックス型のオールインワンPAシステム、STAGEPAS 200(オープンプライス)が1月25日(水)に発売となる。
1辺が30cmのコンパクトなボディに、優れた音質とクラス最大級の音圧を実現したスピーカーとアンプ、本格的な5chミキサーを集約し、シンプルな操作性でまとめたモデル。小規模なライブや各種イベントでの音楽やスピーチの拡声に最適としている。シリーズで初めてバッテリー駆動による最大10時間の連続稼働に対応しているのもポイントだ。
コンパクトなボディにパワフルなスピーカーとアンプを搭載
コンパクトなワンボックス型キャビネットに、8インチウーファーとコンプレッションドライバーによる2ウェイ同軸スピーカーを搭載。計200Wレンジのバイアンプ方式により、クラス最高の音圧と音質を実現しているという。
最大10時間のバッテリー駆動に対応
最大10時間の連続稼働が可能な大容量リチウムイオン・バッテリーパックBTR-STP200(オープンプライス)に対応。購入時よりBTR-STP200がセットになったSTAGEPAS 200BTR(オープンプライス)も用意されている。
3基のマイクプリアンプを備えた5chミキサー
3chのマイク入力を含む5ch(モノラル×3、ステレオ×1)のデジタルミキサーを内蔵。各チャンネルには複数の音声処理を1つのノブで行う“1-knob EQ/preset”を採用しており、アコースティックギターの弾き語り向けのマイクシミュレーター+コンプレッサーのような処理をシンプルに操作できる。ステレオ入力はBluetoothオーディオにも対応する。
音質/音量調整機能でよりよいPAオペレートを楽に
マイクの音声入力時にBGMの音量を下げる「ダッカー機能」を搭載。後述の専用アプリからの操作や本体のボタンでオン/オフができ、音量の下げ具合も調整可能だ。また、ハウリングを自動的に除去する「フィードバックサプレッサー」も搭載し、演者と聴衆の双方が聴き取りやすいサウンドを実現する。
アプリからの操作や設定の呼び出しに対応
iOS/Android対応のアプリSTAGEPAS Controllerによって、Bluetooth経由でステージや客席から音量や1-knob EQ、4バンドPEQ(パラメトリックEQ)の詳細な調整が可能。調整後の設定は最大8パターン保存できるので、演奏シーンや出演者ごとなど、シチュエーションに応じてに呼び出すことができる。
コンパクトさが生きる設置の自由度
付属のラバースタンドをキャビネット底面に取り付けることで、演奏環境や用途に合わせ本体を30°または60°に傾けて設置。客席に向けたり、フロアモニターとして使用することが可能となっている。
また、キャビネット側面には直径35mmのポールマウントソケットを用意。スピーカースタンドにマウントしたり、ディスタンス・ロッドを使用してサブウーファーと一緒に設置することが可能となっている。
キャスターと大容量ポケットを装備した専用キャリングケースCASE-STP200(オープンプライス)も用意されている。
主な機能と仕様
- 180W(HF:30W +LF:150W)の大出力
- 1.4インチコンプレッションドライバー+ 8インチ・ウーファーの同軸2ウェイ
- 5chデジタルミキサー(3モノラルマイク/ライン+1ステレオ)
- マスター出力用マルチバンドコンプ「MODE」を搭載
- チャンネルごとの「1-Knob EQ/Preset」を搭載
- 高品位SPXデジタルリバーブ(4タイプ)を搭載
- Hi-Z入力対応
- リンクアウトとモニターアウトを装備
- 付属スタンドで30°または60°の角度調整が可能
- Bluetoothワイアレス接続対応
- STAGEPAS ControllerでiOS/Android端末から遠隔操作可能
- バッテリー BTR-STP200対応
- 専用キャリーケースCASE-STP200(別売り)
- 重量:12kg(+バッテリーは500g)