YAMAHA、配信用ミキサーAGシリーズの新世代機誕生。バンドル・セットや配信用マイクAG01も発表

YAMAHA、配信用ミキサーAGシリーズの新世代機誕生。バンドル・セットや配信用マイクAG01も発表

 YAMAHAから、コンピューター/スマートフォン/タブレット経由でライブ配信を行うための音響機器、AGシリーズが発表された。2015年発売の配信向けミキサーAG03、AG06の後継機を中心に、これらとマイク&ヘッドフォンのパッケージ、さらにはマイク一体型AGシリーズのAG01がラインナップされる。

高音質化&ミュート・スイッチを搭載したAG03MK2

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 AG03の後継機となるAG03MK2(18,700円)は、フェーダーを備えた48Vファンタム電源対応マイク入力のch1と、ギターやステレオ楽器などを接続できるch2/3をインプットとして用意。DSPを内蔵し、マイク入力にはMac/Windows/iOSの専用アプリから設定可能なCOMP/EQボタン、REVERBボタンも備えている。MK2となったことで、音質が向上したことに加え、マイク入力のミュート・ボタンも用意。フット・スイッチでのミュート設定も行える。また、デバイスとの接続用に、従来のUSBに加え、TSSR(4極)ミニでのアナログ接続を行うAUX入出力端子も用意し、Androidデバイスでの配信も行えるようになった。カラーはホワイトとブラックの2種類が用意されている。4月1日発売。

マイク×2本に対応するAG06MK2も同様のアップデート

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 AG06の後継機種AG06MK2(23,100円)も、ホワイトとブラックの2色を用意。入力はマイク/ライン対応のch1、マイク/ライン/ギター(Hi-Z)対応のch2と、ステレオ入力のch3/4、ch5/6で構成される。ch1&2は48Vファンタム電源の供給が可能で、コンデンサー・マイクの入力にも対応する。音質の向上やミュート・スイッチ、AUX入出力端子の搭載といったアップデート・ポイントはAG03MK2と同様だ。こちらも4月1日に発売となる。

トーク用に開発されたコンデンサー・マイクYCM01

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 AG03MK2/AG06MK2と親和性の高いデザインの単一指向性コンデンサー・マイク、YCM01(13,200円)もホワイトとブラックの2色で登場。ライブ配信時のトークを想定した扱いやすい音質が得られるという。マイク・ポーチ、専用スタンド・マウント、変換ネジが付属する。4月1日発売。

AG03MK2+YMC01+ヘッドフォンのパッケージ

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 AG03MK2とYMC01、ヘッドフォンYH-MT1、3mのマイク・ケーブルをセットにしたAG03MK2 LSPK(40,700円)もホワイトとブラックの2色で展開される。こちらは4月20日に発売となる。

ライブ・ストリーミング・マイクAG01

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 AG03MK2/AG06MK2の機能を継承した、ライブ配信向けUSBマイクAG01(29,700円)も6月30日に発売(6月17日付記:発売予定は2022年秋に変更)。 DSPによる声処理(COMP/EQ)に加えて、リバーブをマイク本体でオン/オフ可能だ。ヘッドフォン出力や、BGMなどの入力用AUX端子も実装。USB端子でのコンピューターやiOSデバイスとのデジタル接続に加えて、スマートフォン入出力端子によるAndroid機器へのアナログ接続にも対応する(iPhone/iPadでも使用可)。スマートフォンやタブレットでの使用時に電源供給できるよう、5V DC入力(USB Type-C)も備えている。こちらもホワイトとブラックの2色が用意されている。

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フロント(左)とリア(右)の操作部

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底面の端子部

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