OC818などのコンデンサー・マイクでも知られるAUSTRIAN AUDIOからヘッドフォンのフラッグシップ機、HI-X60(オープン・プライス:市場予想価格49,500円前後)が登場。密閉型となっており、昨秋に発売された開放型ヘッドフォンHI-X65とツー・トップのフラッグシップである。
HI-X60は、スタジオ・ワークやPAなどに向けて設計されており、独自のHigh Excursion Acoustic Technologyによる44mm径ドライバーを搭載。低ひずみと豊かなローエンドを特徴とし、リニアなレスポンスが得られるという。THD(@1kHz)は0.1%以下、周波数特性は5Hz〜28kHzで、インピーダンスは25Ωだ。
遮音性を重視した作りで、大音量環境での使用も考慮。強度が求められる部分にはメタル・パーツを採用するほか、ケーブルやイア・パッドの交換が可能なため、ヘビー・デューティな仕上がりとなっている。イア・パッドは、長時間の装着に耐える低反発仕様。本体の折り畳み&ハウジングの回転機構を備えるので、可搬性にも優れるだろう。重量は320g。キャリング・ポーチやケーブル(1.2mおよび3m)などが付属する。