Synchron Stageで収録されたチェンバー・ストリングス音源Synchron Elite Stringsが登場

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 VIENNA SYMPHONIC LIBRARYから、映画音楽のレコーディングにも使用される音楽スタジオSynchron Stage Viennaでマルチマイク収録されたチェンバー・ストリングス音源、Synchron Elite Stringsがリリースされた。Mac/Windows、AAX/AU/VSTに対応。通常価格は61,160円/税込だが、4月28日(水)までのイントロ・セール期間中は44,660円/税込(2021年4月13日時点)で販売される。

 

 編成はウィーンの演奏家によるスモール・アンサンブル構成で、1stバイオリン×6、2ndバイオリン×5、ビオラ×4、チェロ×4、コントラバス×3。低音パートが増強された構成が特徴だ。

 

 豊富なアーティキュレーションを収録しており、レガート、ポルタメントを含むすべてのロング・ノートに、4種類のアタック(ソフト、レギュラー、ファスト、マルカート/スフォルツァンド)と、2種類のリリース(レギュラー、ソフト)をバリエーションとして収録。同じくすべてのロング・ノートにはレギュラー、モルト(より強い)、センツァ(ノン・ビブラート)の3種類が用意されており、オートメーションによってシームレスに移行することが可能だ。

 

 ショート・ノートでは、レギュラー、ショート・スタッカート、スピッカートのそれぞれに対してボールド(大胆)とアジャイル(俊敏)の2タイプを収録。そのほか、1秒間のデタシェ、ピチカート、スナップ・ピチカート、コル・レーニョ、バットゥートを収録している。さらに、各音階の移行を弓のストローク切り替えにより行い、一音一音を自然に区切られるように発音するPerformance Detacheパッチを、Synchronライブラリーとしては初めて収録しているのも特徴だ。

 

 演奏の収録はSynchron Stage ViennaのStage Aにて、位相を最大限配慮した上で9つのポジションにマイクを設置して行われた。レコーディングされた各ポジションのマイクを専用エンジンSynchron Player上でミックスすることができ、距離感や音像を自在に作り出すことができる。また、別売りのエクステンデッド・ライブラリー(セール期間価格29,590円/税込)を追加することで、ステレオに加えて5.1ch サラウンド、9.1ch Auro 3D(またはDolby Atmosなどのハイト・サラウンド)用のマイク・チャンネルが使用可能となる。

 

 

製品情報

sonicwire.com

 

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