IK MULTIMEDIAからバーチャル・エフェクト・ラック・システム、MixBoxが登場

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 IK MULTIMEDIAから、API 500シリーズを思わせるバーチャル・エフェクト・ラック・システムMixBoxが発売された。IK Multimedia online store(€)、BeatCloud(日本円)、ダウンロード版ライセンスを取り扱う正規販売代理店で購入でき、価格は通常版が€299.99/32,718円、クロスグレード版は€199.99/21,809円。また、現在イントロ・プライスで販売されており、通常版が€199.99/21,809円、クロスグレード版は€149.99/16,354円となっている。クロスグレード版は、€99.99以上のIK MULTIMEDIA製品(プロモなどの無償提供版を除く)登録ユーザーが対象だ。

 

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 MixBoxは8スロットのバーチャル・ラックで、標準搭載のエフェクト・モジュールをロードし、組み合わせて使うもの。エフェクトの数は全70種類となっており、同社のミックス&マスタリング向けプロセッサーT-Racks、ギター&ベース用アンプ・シミュレーターAmplitube、サンプラーのSampleTankを基にしたモジュールのほか、4つの新たなアルゴリズムを持つリバーブなどが含まれる。複数のエフェクトの調整が単一の画面で完結するという効率性、ドラッグ&ドロップによるスムーズなルーティング変更なども特徴だ。モジュールを組み合わせて作られたプリセットは全600種類。オリジナルのチェインをユーザー・プリセットとして保存することもできる。

 

 Mac/Windowsをサポートし、スタンドアローンもしくはAAX/AU/VSTプラグインとして動作。スタンドアローン動作時は、8スロットのラックを最大8つ組み合わせて扱えるため、ライブでの音作りなどにも有用だ。また多チャンネルのオーディオ・インターフェースやデジタル・ミキサーとの併用時は、I/O SETUP画面にて各ラックの入出力を機器のI/Oへ個別に割り当てられる。

 

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スタンドアローン動作時には最大8つのラックをつないで使用できる

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I/O SETUP画面の出力設定欄。ラック1〜3の出力L/RがオーディオI/Oの出力1〜6にそれぞれアサインされている

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製品情報

www.ikmultimedia.com

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