5月21日より、SEQUENTIALのモノフォニック・シンセサイザーPro3/Pro3 SE(いずれもオープン・プライス)が出荷開始となった。
2基のアナログ・オシレーターと、1基のウェーブテーブル・オシレーターを搭載。アナログ・オシレーターは三角波/ノコギリ波/パルス波を生成できる。デジタル・オシレーターは32種類のウェーブテーブルに加え、サイン波/三角波/ノコギリ波/可変パルス波およびSupersawを出力。また、3基のオシレーターを個別にトリガーするパラフォニック・モードを活用することで、3和音を演奏することも可能だ。
フィルター部は3タイプを用意。同社Prophet-6に基づいた4ポール・ローパス・フィルター、 MOOGタイプのトランジスター・ラダー・フィルター、OB-6に基づいたOBERHEIMタイプの2ポール・ステイト・バリアブル・フィルター(ローパス〜ノッチ〜ハイパスの連続可変とバンドパス)が使用できる。
モジュレーション・ソースとしてLFOは3基、エンベロープは4基搭載。16トラック/16ステップ/4フレーズのステップ・シーケンサーも実装する。リアルタイム入力とステップ入力に対応し、ステップを連打するラチェット機能、ゲート長やシーケンス長の変更などが行える上、パラフォニック・モードでの和音のプログラムにも対応している。そのほか、32スロットのモジュレーション・マトリクス、アルペジエーター、デュアル・デジタル・エフェクトを備える。MIDI IN、OUT×2、THRUのほか、4系統のCV入出力と1系統のGate出力も備え、Eurorackモジュラー・シンセなどとの組み合わせでも威力を発揮する。
鍵盤部には、ベロシティ、アフター・タッチ対応のFATAR製37鍵セミウェイテッド鍵盤を採用。バックライト付きのピッチ・ホイールとモジュレーション・ホイール、タッチ・スライダーも装備する。
ラインナップはPro3/Pro3 SEの2モデル。スタンダード版であるPro3は樹脂製パネルを使用し、サイドにSEQUENTIALのロゴが入ったデザインとなっている。
一方、Pro3 SEはフロントとサイドにウォルナット製のウッド・パネルを使用。さらに、本体上部のコントロール・パネルがチルト・アップする仕様だ。
なお、両モデルとも音源を含む機能や仕様は同一となっている。
SEQUENTIAL Pro3
オープン・プライス
SPECIFICATIONS ●オシレーター:3基(アナログ×2、デジタル×1)●フィルター:3種類(4ポール、24dB/Oct Prophet-6ローパスフィルター、4ポール、24dB/Oct MOOGタイプのトランジスター・ラダー・フィルター、2ポール、12dB/Oct OB-6ステイト・バリアブル・フィルター)●LFO:3基●エンベロープ:4基●アルペジエーター:アップ、ダウン、アップ+ダウン、ランダム、アサイン・モード●シーケンサー:16tr●入出力端子:オーディオ入力(フォーン)、オーディオ出力(L/R、フォーン×2)、ヘッドフォン出力(ステレオ・フォーン)、MIDI IN、MIDI OUT×2、MIDI THRU、USBポート(オーディオ非対応)、CV IN×4、CV OUT×4、GATE OUT、FTSWITCH IN、PEDAL IN●パネル:樹脂製●外形寸法:673(W)×89(H)×330(D)mm●重量:7.25kg
SEQUENTIAL Pro3 SE
オープン・プライス
SPECIFICATIONS ●オシレーター:3基(アナログ×2、デジタル×1)●フィルター:3種類(4ポール、24dB/Oct Prophet-6ローパスフィルター、4ポール、24dB/Oct MOOGタイプのトランジスター・ラダー・フィルター、2ポール、12dB/Oct OB-6ステイト・バリアブル・フィルター)●LFO:3基●エンベロープ:4基●アルペジエーター:アップ、ダウン、アップ+ダウン、ランダム、アサイン・モード●シーケンサー:16tr●入出力端子:オーディオ入力(フォーン)、オーディオ出力(L/R、フォーン×2)、ヘッドフォン出力(ステレオ・フォーン)、MIDI IN、MIDI OUT×2、MIDI THRU、USBポート(オーディオ非対応)、CV IN×4、CV OUT×4、GATE OUT、FTSWITCH IN、PEDAL IN●パネル:ウォルナット製、コントロールパネルのチルトアップ可能●外形寸法:685(W)×131(H)×368(D)mm●重量:12.25kg