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ツー・ファイブとセカンダリー・ドミナント〜初心者のための簡単コード進行|Step 3【解説編】

ツー・ファイブとセカンダリー・ドミナント〜初心者のための簡単コード進行|Step 3【解説編】

この特集では、ビギナーでも作曲や演奏に取り入れやすい25パターンのコード進行と、その理解に必要なポイント解説を4ステップで紹介! 各ステップは、コード進行の知識を深める“解説編”と、実際のコード進行やアレンジ・テクニックによる“実践編”で展開します。Step 3の解説編では、ポップスでの定番テクニックを使用したコード進行を紹介します。

プロの定番!ダイアトニック・コードの2番目から5番目へ進む動き

 Step 2では、コード進行の基本として「トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック」という流れを紹介しました。コード名で言えば、「C→F→G→C」ですね。

 これ以外にも作曲で“定番”と呼ばれるコード進行があります。それが“ ツー・ファイブ ”です。具体的には下記のコード進行になります。

Dm-G

 これがなぜツー・ファイブと呼ばれているかというと、ダイアトニック・コードのCから順番に数字を振っていくと下図になるからです。この中の2と5、つまりツーとファイブというわけです。

ツー・ファイブ

 Step 2で解説した通り、GはCと結び付くことが多いので、“ツー・ファイブ・ワン”と呼ばれることもあります。

 このコード進行がよく使われる理由は、“おしゃれ”“ドラマティック”など楽曲によって異なりますが、盛り上がりを作りやすいと考えてもらうとよいでしょう。ジャズでも定番のコード進行です。

 なお、実際に楽曲の中で使用されるときは、“Dm7-G7”“D7-G7”といったように、少し違うコードが使われることもありますが、まずは「ダイアトニック・コードでは2番目と5番目をつなげて使うと格好良くなることがある」と覚えておくとよいでしょう。

ツー・ファイブ・ワン

7つのコード以外を使ってセカンダリー・ドミナントに挑戦!

 Step 2で“GからCへ進むと不安定な感じから安定した感じへ、物語が結末を迎えるような解決感が生まれる”と説明しました。この動きを各所に使えば複数の盛り上がりが作れそうです。

 でも、ダイアトニック・コードに含まれるドミナントはGとBm(♭5)の2種類だけ。そこで登場するのが“ セカンダリー・ドミナント ”、つまり“第2のドミナント”です。これは別のキーのドミナントを組み合わせる技となっています。

 下図がCメジャー・キーの各ダイアトニック・コードの前に入るセカンダリー・ドミナントです。これらには“ドレミファソラシ”以外の音が含まれるので、より広がりを出せます。ただし、メロディによって合わない場合もあるので、いろいろ試してみてください。

セカンダリー・ドミナント

 セカンダリー・ドミナントは7th(セブンス)コードの形で使用されることが多く、次ページからのコード進行でも7thコードを使用します(通常のドミナント・コードも7thコードを用いることが多いです。Step 2 解説編の“ちょっと深掘り!”もご参照ください)。

 7th(セブンス)コード 
→ メジャー・コードに4個目の音をルートから半音10個分の距離で足したコード

 前述のように、セカンダリー・ドミナントは別のキーのドミナントに当たるものなので、そのキーでは“ファイブ”となります。ということは、直前にそのキーでの“ツー”に当たるコードを置けば、ツー・ファイブの動きを作れるのです。ちょっとややこしいですね。そこで、Cメジャー・キーでの例を一覧にしたので、これを参考にトライしてみてください。

 なお、ツー・ファイブの“ツー”にはm7th(マイナー・セブンス)コードがよく使われます。

 m7th(マイナー・セブンス)コード 
→ マイナー・コードに4個目の音をルートから半音10個分の距離で足したコード

 

Step 3のまとめ

■2番目から5番目のコードへのスムーズな進行=ツー・ファイブ
■ドレミファソラシ以外を取り入れられるセカンダリー・ドミナント

 

Step 3の実践編では、ツー・ファイブやセカンダリー・ドミナントを活用した6個のパターンを作曲家のKOUGA氏に解説いただきます。

【特集】初心者のための簡単コード進行