murozo × SanDisk Extreme Pro Portable SSD 〜制作パフォーマンスの要 SANDISKポータブルSSD【第4回】

murozo × SanDisk Extreme Pro Portable SSD 〜制作パフォーマンスの要 SANDISKポータブルSSD【第4回】

大容量サンプルのソフト音源やミキシング用のワーキング・メディアとして、音楽クリエイターやサウンド・エンジニアにも活用されているポータブルSSD。各メーカーからさまざまな製品が発売されているが、こうしたフラッシュ・メモリーを使ったストレージの分野で長年の実績を誇るのがSANDISKだ。今回は、読出し/書込み共に最大2000MB/秒の速度を誇るSanDisk Extreme Pro Portable SSDの愛用者=murozo氏が登場。エンジニアとして頭角を現す彼は、なぜSANDISKを選ぶのか? 拠点とするスタジオCRYSTAL SOUNDにて、使用感を交えつつ語ってもらった。

Photo:Hiroki Obara

Featured Product
SanDisk Extreme Pro Portable SSD

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 フラッシュ・ストレージに最適化された通信プロトコル=NVMeを採用したポータブルSSD。USB 3.2 Gen 2×2接続で最大2000MB/秒という読出し/書込み速度を誇る。鍛造アルミ筐体とシリコン・シェルで堅牢性とグリップ感の良さを両立。IP55の防滴/防塵性能や最大2mからの落下保護など耐久性の高さも特長だ。5年間の限定保証付き。

SPECIFICATIONS
▪接続:USB 3.2 Gen 2×2(USB 3.0/USB 2.0下位互換) ▪転送速度:最大2000MB/秒(読出し/書込み) ▪コネクター:USB Type-C(USB Type-A対応のケーブル同梱) ▪対応OS:Mac/Windows ▪サイズ:57.34(W)×10.22(H)×110.26(D)mm ▪価格:30,000円前後(1TB)、55,000円前後(2TB)、99,000円前後(4TB)※すべてオープン・プライス:市場予想価格

セッション起動からミックスまで動作が軽快

 現在AVID Pro Toolsをメインに使っていて、セッション・ファイルの立ち上げからレコーディング、ミキシングなどまでSanDisk Extreme Pro Portable SSD上で行っています。DAWやプラグインといったアプリケーションはAPPLE MacBook Proに入れていますが、内蔵ストレージを身軽にしておきたいので、セッションやオーディオ・ファイルはすべて外付けSSDの中です。で、空き容量が少なくなってきたら新しいのを追加で買う。バックアップはSanDisk Extreme Pro Portable SSDから別のSSDに直接データ転送をして取っていて、問題が起きたことは一度もありません。

 

 以前は最大読出し速度550MB/秒のSANDISK製SSDを使用していましたが、容量がいっぱいになったのを機に最新モデルを使い始め、さらなる“速さ”を実感しています。例えばレコーディング時。僕はヒップホップの楽曲に携わることが多く、アーティストによってはものすごくスピーディな作業を求められます。次から次へと新しい曲を録っていくような日もあり、セッションの立ち上げに時間をかけている場合ではないのですが、SanDisk Extreme Pro Portable SSDなら大丈夫。次の曲のセッションへ移るときを含め“遅いな”と感じる瞬間が無く、DAWの動作が緩慢になってしまうことも随分と減りました。以前は、どうしても速く作業したい場合はコンピューターの内蔵ストレージにセッションを移してからやっていたんですけど、今ではそれが無くなってストレスフリーになりましたね。

 

 その速さはミキシングの際にも健在です。楽曲によっては膨大なトラックを扱うことがあり、必然的にプラグインの数も増えていくのですが、そういった場合にもスムーズに動いてくれます。セッションが大規模になったら一部のトラックをコミット(エフェクトでの処理を反映した状態でオーディオ化するPro Toolsの機能)するなどの工夫は自分の中で日常茶飯事なので、そのときどきでしかるべき処理をしていれば最後まで止まることなく完遂できるんです。

データが失われたことも無く非常に頑丈

 速さ以外にはルックスとコンパクトさ、防滴/防塵、耐衝撃性などのスペックが魅力です。実は当初、見た目に引かれて“欲しい”と思ったくらいで(笑)。コンパクトさについては、ここではプロデューサーの方々と制作することが多く、机の上にノート・パソコンを3台置いたりするため、自分の持ち物で場所を取りたくないんです。だから、このサイズはとても助かっていますね。作業中に多少飲み物がかかっても防滴性能で万一の事態を避けられるでしょうし、うっかり落としてしまった場合にもデータが失われたことはありません。どう考えても頑丈です。ちょっとした振動で挙動がおかしくなってしまうSSDもありましたが、SanDisk Extreme Pro Portable SSDにはほとんど不満が無いんです。

 

 プロデューサーにもSSDに関心の高い人が多く、何がお薦め?ってよく聞かれるんですよ。そのたびに“絶対これだね”とSanDisk Extreme Pro Portable SSDを推薦してきたので、10台ほどはセールスしているはずです(笑)。周りも皆使っているから、たまにどれが自分のか分からなくなるためカラー・バリエーションがあるとなお良いなと思いますね。

 

murozo
【Profile】東京のスタジオCRYSTAL SOUNDを拠点に活動する気鋭のレコーディング/ミックス・エンジニア。元ラッパーという経験を生かし、近年はDEAN FUJIOKAやweek dudus、Deech、Sound's Deli、SySiSYなどポップスからヒップホップまで幅広い楽曲を手掛ける

 

SanDisk Extreme Pro Portable SSD 製品情報