新機能を数多く備えたライブ用デジタル・ミキサーの最新シリーズ

YAMAHACL Series
YAMAHAのライブ・デジタル・ミキシング・コンソールPM1Dが2001年に登場して以来、現在では世界的にライブ・ミキシング・コンソールがアナログからデジタルに移行しています。これはYAMAHAがけん引したと言っても過言はないでしょう。その後2004年にPM5D、2005年にM7CL、2006年にLS9と数々のデジタル・コンソールをリリースし、それから6年の歳月を経て、CLシリーズが発表されました。この6年間、"次にYAMAHAはどんなデジタル卓を発表するのか"と、多くのPAエンジニアが期待をして待っていたと思います。今回発表されたCLシリーズの"CL"は、M7CLで定義したCentralogic(センター・ポジションで8ch単位の入出力のパラメーター操作ができる構造)を採用していることから付けられたとのことです。写真を見れば、"M7CLをグレード・アップしただけだろう!?"と思われるかもしれませんが、実際CLシリーズを目の当たりにすると全くの別物。それでは注目の概要や機能を中心に詳細を説明していきましょう。

入力数違いで3モデルがラインナップ
伝送規格にはDanteを採用


まずはラインナップを見ていきましょう。本シリーズは、入力数が違うCL5、CL3(写真①)、CL1(写真②)の3モデルが用意されていますが、基本性能は全モデル共通。そしてCLシリーズの入出力数は、別途用意されたI/Oラックに準拠します。先にI/Oラックを紹介しておくと、Rio3224-D(写真③)とRio1608-D(写真④)という入力数違いの2種類が用意されています。Rio3224-Dは、32イン(マイク/ライン)+アナログ16アウト+AES/EBUアウト×4。Rio1608-Dは16イン(マイク/ライン)+アナログ8アウトで、AES/EBUアウトはありません。

▼写真① シリーズ中位モデルのCL3。26フェーダー(うち8本はCentralogic、2本はマスター・フェーダー)という仕様となり、最高モノラル64ch+ステレオ8系統の入力に対応する。トップに接続されているメーター・ブリッジはオプション。ディスプレイ左側はiPadを設置するためのステンレス製ステーを用意



▼写真② シリーズ最小モデルのCL1は18フェーダー(うち8本はCentralogic、2本はマスター・フェーダー)という仕様で、最高モノラル48ch+ステレオ8系統の入力に対応。トップに接続されているメーター・ブリッジはオプション



▼写真③ I/OラックのRio3224-D。パネル左側はINPUTセクションで、32chの入力を搭載(XLR)。パネル右下はOUTPUTセクションで、16chのアナログ出力(XLR)と、4系統のAES/EBU出力を備えている。右上はファンタム電源(+48V)のマスター・スイッチなど



▼写真④ I/OラックのRio1608-D。入出力は左がINPUTセクションで、16ch分の入力を搭載(XLR)。右下はOTPUTセクションで、8ch分の出力を装備(XLR)。右上にはファンタム電源(+48V)のマスター・スイッチや電源スイッチなどを配置するシンプルな仕様


あらためてCLシリーズを見ていきましょう。モノラル入力数は、CL5から順に72/64/48chとなり、全モデルに8chのステレオ入力(エフェクト・リターンとしての用途含む)も搭載。CLシリーズのフェーダー構成(写真⑤)は基本的にインプット/Centralogic/マスターに分かれており、CL5は16ch(左ブロック)、8ch(Centralogicブロック)、8ch(右ブロック)、2ch(マスター)。中央ディスプレイの右側にはメーター・ブリッジも内蔵されています。CL3は16ch(左ブロック)、8ch(Centralogicブロック)、2ch(マスター)という構成。そしてCL1は、8ch(左ブロック)、8ch(Centralogicブロック)、2ch(マスター)。ちなみにMix出力バスはM7CLより8系統多い24となるので(マトリクスはM7CLと同じ8系統)、大規模コンサートにも対応できるでしょう。各機種ともステンレス製のステーを搭載し、CL5/CL3にはAPPLE iPadを、CL1にはAPPLE iPhoneを設置できます。またCL5に搭載されるメーター・ブリッジは、CL1/CL3にもオプションで装備可能。すべての機種のフォルムは、一体成型された構造が曲線の美しさを強調し、木製のアーム・レスト部が高級感を感じさせます。I/Oラックとは別に、CL本体にもOMNIイン/アウトが8系統、さらに1系統のデジタル・アウト(AES/EBU)に加え、ワード・クロックのイン/アウトも装備されています。

▼写真⑤ CL5のトップ・パネル。左から16ch分はすべてインプット・モジュール。中央下の8chはCentralogic。その右の8chもすべてインプット・モジュールとなり、一番右の2chはマスター・セクションとなる。Centralogicのモジュールはすべてのインプット/アウトプットに8ch単位でアクセス可能。ディスプレイ〜フェーダーまでがパネルに沿ってつながる構造で、アナログ卓さながらの操作性を実現する。各ブロックの右に見えるボタン群はバンク・セレクト・キー


I/OラックとCLシリーズの接続はLANケーブル(CAT5e、STPグレード以上)を使用します。そしてオーディオ・ネットワークの規格にはDanteを採用。DanteはオーストラリアのAUDINATEが開発したネットワーク・オーディオ・プロトコル。スター接続によるシステム構築を基本にしているので、数台のI/Oラックを好きな場所に配置できるのがポイントです。コンソール1台に対して最大8基のI/Oラックが接続可能で、FOHとステージ間は1本のLANケーブルを引き回し、それぞれの先に配置したギガビット・イーサネット・スイッチにより分岐させていきます。CLシリーズとI/Oラックの結線としては、コンソール/I/Oラックの双方にPrimary/Secondaryという2系統のコネクターが装備された二重構造が採用されています。これはリダンダントを意識した構造で、Primaryを優先してLANケーブルを接続し、さらにSecondaryにもPrimary同様の引き回しを行うことで、もしライブ中にPrimaryの回線が断線しても、音が切れること無くSecondaryの信号に移行できるのです。また本体には、3基分のMini-YGDAIスロットも装備。AD/DAカードや各デジタル・フォーマット出力による入出力の拡張はもちろん、AVIOMなど多種多様のカードを挿入することでシステムの拡張も可能です。中でも、9月に発売予定のDSPカード、MY8-Lake(367,500円)を追加すれば、スピーカー・プロセッシングで定評であるLAKEプロセッシングがコンソール上で可能。システムEQのMesaモード、クロスオーバーのContourモード、Mesa/Contourを組み合わせたモードの3モードが用意され、特にオペレート時にMesa EQを入力のEQとして使用できるのはとても魅力的です。

新搭載のUSER DEFIND KNOBで
アナログ感覚でパラメーター制御


それではCL本体の説明に入りましょう!! 電源はI/Oラック側から入れ、その次にコンソール側の電源を入れてください。すると、コンソール中央のディスプレイ(写真⑥)に美しい映像が映し出され、システムが立ち上がります。

▼写真⑥ 中央ディスプレイ周辺。ディスプレイ左のツマミ群は選んだチャンネルをフィジカルに操作する"SELECTEDCHANNEL"セクションで、選択した任意のチャンネルのバスの切り替えや送りの量に加え、ゲイン/パン/ゲート&コンプのスレッショルド/ハイパス・フィルター/4バンドEQなどを調整可能。ディスプレイ右のツマミ群はCLシリーズから搭載されたUSER DEFINED KNOBS。内蔵されるほぼすべてのパラメーターの中から、任意の機能を割り当て操作できる


基本的にCLシリーズのワード・クロックは、インターナル48kHzに設定されていて、A/Dは24ビットで固定。もし外部クロックや44.1kHzに変更する場合は、"セットアップ"からワード・クロック設定画面に移り変更します。これらの操作は、M7CLを触ったことのある方はディスプレイを見ればすぐに操作できると思います。また初めてでもディスプレイの左に配置されたアナログ感覚のツマミとディスプレイの配置も一緒なので、感覚的に分かると思います。同社の伝統的な分かりやすい操作性と言えるでしょう。またそれを裏付けるように、よりエンジニアが直感的に、かつアナログ感覚で触れるノブが増えましたので、ここで紹介します。まずディスプレイの右横にある縦列に配置された合計4つの"USER DEFINED KNOBS"です。例えばこのノブにインプット・チャンネルとバスへの送りを指定すれば、ボーカルの飛ばしディレイなどを正確にオペレートできます。さらにノブを"TOUCHAND TURN"モードに設定すると、ディスプレイに映されている調整したいパラメーターにタッチすることでそのパラメーターをノブで調整できます。ちなみにComp/Gateのスレッショルドはディスプレイ左のSELECTED CHANNELセクション(後述)に用意されたワン・ノブ式のツマミで調整できますが、アタックやリリースなどを調整する場合は、TOUCH AND TURNモードに設定すれば、ディスプレイにタッチすることでUSER DEFINED KNOBSでの調整が可能になります。タッチしたパラメーターの色も変わりますので、視覚的にも分かりやすいでしょう。これらノブへの設定で自分好みにアサインしてください。先に触れたSELECTED CHANNELセクションは、選択中のチャンネルのパラメーターを調整するセクション。各バスへのセンド・レベル/ゲイン/パン/ハイパス・フィルター/4バンドEQなどを直接調整可能です。ほかにも、すべてのチャンネルに2系統のダイナミクスを装備。その新機能として、ディエッサーのQの広さを調整できるようになりました。使い方の例として、ダイナミクス1にコンプレッサー、ダイナミクス2にディエッサーをインサートすると、ボーカルには良いと思います。また各チャンネルには、最大1,000msのインプット・ディレイが装備されました。アウトプットには以前からディレイが搭載されていましたが、今回のこの機能によって最大1,000msのシステム・ディレイの設定が可能に。クラシックやジャズなど、生音のライブ・オペレート時にこのシステム・ディレイを使用することで、自然なライブ・サウンドを表現できるでしょう。さらにCentralogicブロックの右には、M7CLでも好評だった"USER DEFIND KEYS"も16個搭載。オペレーターが使いやすいように各キーにパラメーターを割り当てれば、瞬時に見たいディスプレイを立ち上げたり、ディレイのTAPなどをアサインして、即座に曲のディレイ・タイムを合わせることも可能です。そしてマスター系での注目点としては、複数のインプット・チャンネルを一括して制御するDCAグループが16系統搭載されている点。ディスプレイにはチャンネル・ネームが表示されるので、追加する場合や外す場合も分かりやすいです。次にインプット・モジュール(写真⑦)を見ていきましょう。各モジュールの一番上に位置するエンコーダー・ノブは、チャンネルごとのGAIN/PANの調整ができるほか、パラメーターを割り当てるASSIGNモードも用意されています。このモードはハイパス・フィルター/Mixセンドにも設定可能です。その下はSEL(チャンネル・セレクター)、CUE、ON(チャンネルのオン/オフ)というスイッチ類。屋外の太陽光の下でも高い視認性が良さそうです。さらに続くのはチャンネル・ネーム・ディスプレイで、8文字までネームを入力可能。ネームの上には小さい文字ながらパンポットの表示、ネームの下にはフェーダー・レベルも表示されます。リハーサルが終わり、本番を迎える際などは、"セットアップ"よりこのネーム画面すべてにチャンネル・ネームを表示できます。さらにその下にはカラー・バーがあり、8色から好きな色を選択可能。楽器ごとにチャンネルを色分けすることができます。1つ注意点として、オレンジを選択した場合、チャンネルのオン/オフ・スイッチと同じ色になりますので、ボーカルはオレンジ以外の色にすることをお勧めします。

▶写真⑦ インプット・モジュールは、上からGAIN/PAN/ASSIGNノブ(パン/ゲインを選択し操作、または任意のパラメーターの割り当て)、SELキー(操作するチャンネルの選択など)、CUEキー(キュー・モニターするチャンネルの選択)、メーターLED、ONキー(チャンネルのオン/オフ切り替え)、チャンネル・ネーム・ディスプレイ、チャンネル・カラー・インジケーター、フェーダーという構成。右側に縦に並ぶボタンはバンク・セレクト・キーで、チャンネル・ストリップで操作するフェーダーを切り替えるボタンとなる


ちなみに細かな操作性に関するところですが、これまでのYAMAHAのデジタル卓では、チャンネル・リンクは"CH JOB" から作っていました。本シリーズでは、さらにリンクしたいチャンネルのSELキーを長押しすることでリンクが可能になりました。リンクを外すのも同様に長押しです。また、チャンネル・リンクの内容(ミックス・センドやチャンネル・オン/オフなどなど)もそれぞれ設定できるようになり便利です。各インプット・モジュールの一番下はフェーダーで、スポーツ・カーのようなメタリック・シルバーの美しいデザイン。一見タッチ・センシブル・フェーダーのようですが、タッチ・センスではありません。樹脂成型で作られており、どの角度から触ってものフィット感がとても良いです。フェーダー・バンクを見ていきます。デジタル卓は膨大な入力に対応するため、扱いたいチャンネルにはフェーダー・バンクを切り替えてアクセスします。左のチャンネル・ストリップ・セクションの右横には、操作するチャンネルを切り替えるフェーダー・バンク・スイッチがあります。CL5では1-16ch/17-32ch/33-48ch/49-64ch/65-72ch/ST IN/DCA/CUSTOM A1/CUSTOMA2と並びます。Centralogicブロックの右横にはDCA 1-8/DCA 9-16/Mix 1-8/Mix 9-16/Mix 17-24/MATRIX/STEREO/STIN/CUSTOM B1があります。例えばフェーダー・バンク上にあるINPUT/OUTPUTの切り替えスイッチにてINPUTを選択した場合、1-72chまで8chずつの操作が可能。右のチャンネル・ストリップ・ブロックの右横には、DCA 1-8/DCA 9-16/STIN/CUSTOM C1/CUSTOM C2/CUSTOMC3/CUSTOM C4/CUSTOM C5/CUSTOM C6があります。この"CUSTOM"は、セットアップ画面から自分にとって最良のフェーダーの順番を作れる機能。うまく使いこなせば、音作りやオペレーションにより専念できるでしょう。

アウトボードの名機をシミュレートした
Premium Rackは8基までマウント可


ここからは搭載エフェクトの説明です。CLシリーズは、Effect Rack/GEQ Rack/PremiumRackの3種類のエフェクト・ラックが搭載されています。まずはEffect Rackについて。中央ディスプレイの"RACK"にタッチすることで、RACK設定画面に入ります。Effect Rackには46種類の空間系エフェクトと8種類のインサート系プラグインを搭載(画面①)。その中から最大8基まで選んでマウントできます。これらエフェクターの音色、広がり感がとても良く、リバーブは濃密で温かい音色。ディストーション系のエフェクターはとてもひずみますので取り扱いに注意してください。これらは、1基ずつグラフィックEQにも切り替えることが可能。またそれとは別に、マトリクス/ステレオ/モノラル/マスターのチャンネルにインサート可能なグラフィックEQがGEQ Rack。標準の31バンド・グラフィックEQならば16基までマウントできます。31バンドのうち任意の15バンドを操作できる"Flex15GEQ"に変更すれば、最高32基使用できます。

▼画面① Effect Rackには、46種類の空間系エフェクトと8種類のインサート・エフェクトを搭載。ディストーションやオート・パンなども用意され、積極的なサウンド・メイクにも対応している


そしてCLシリーズの売りの1つである、"Premium Rack"(画面②)の搭載。これは単なるエフェクトではありません。同社が開発したモデリング技術"Virtual Circuitry Modeling(VCM)"テクノロジーによって、往年の優れたアナログ機器を再現したもの。STEINBERGとRUPERT NEVE DESIGNSとのコラボによるEQのPortico 5033、コンプのPortico 5043も標準装備されています。そのほかにもPremium Rackの画面を見ると、各プラグインは確かに名機をほうふつさせるものばかり。そしてその音色は"おー!!確かにっ!!"な感じです。これらは最大8基までマウント可能です。

▼画面② Premium Rackには、アウトボードの名機をシミュレートしたエフェクトやSTEINBERGとRUPERT NEVE DESIGNSのコラボによるPortico 5033やPortico 5034なども用意



iPadアプリで遠隔操作にも対応
DAWを用いれば最高64tr録音が可能


CLシリーズは、iPad用アプリケーションCL Stage Mix(App Storeでダウンロード可能)を使用することで、コンソールから離れた場所でもミキシング・パラメーターを操作できます(WiFiステーションが必要)。前述の通り、CLのパネル左側にiPadを設置できるステーがあるのは、そういった意味があるのですね。また付属のCL Editor(Mac/Windows対応のエディター・ソフト)を使えば、事前にインプット・パッチやネームといったコンソール・セットアップをパソコンにて行えます。iPadとパソコンを併用すれば、エフェクターのパラメーターの多くの情報を確認しながら使うことができます。最後に、CLシリーズを用いたレコーディングにも触れておきます。ドライバー・ソフトDante Virtual Soundcardを使い、Danteネットワーク・オーディオ上に接続したパソコン(Mac/Windows)へダイレクトにオーディオの入出力ができます。これにより、CLシリーズに付属するSTEINBERG Nuendo LiveなどのDAWソフトを使えば、最高64trのマルチ録音が可能。これはとても魅力的ですね。マルチ録音後にCL本体のパッチを切り替えることで、プレイバックもできます。大規模なコンサートのテクニカル・リハーサル時などに活躍しそうですし、その他の用途もいろいろと考えられます。さらに、本体のUSBポート(写真⑧)に装着したUSBメモリーへMP3でダイレクトに2tr録音可能。逆にUSBメモリー内のオーディオ・ファイル(MP3/AAC/WMA)を直接再生することもできます。

▼写真⑧ トップ・パネルにはUSB端子を装備。USBメモリー内のオーディオ・ファイルの再生/メモリーへの2trの録音に対応し、SE出し、ライブ録音などに活躍する




今回レビューしたCLシリーズは、M7CLで構築したCentralogicをはじめ、現在世の中に出回っているデジタル・コンソールの良いところを多く取り入れた構造により、操作性が非常に優れています。肝心の音質についても言及すれば、シンプルにスピーカーをつないでSHURE SM58を入力し、"ワン・ツー"とチェックしたところ、すぐに音質の良さを感じました。またAD/DAコンバーターの音質向上や、システム動作のワード・クロックの性能などにより、本当に"次世代のデジタル・サウンド"と言っていい仕上がりになっていると思います。今後、このCLシリーズを全国各地のライブの現場で見かけるようになると思います。

▼CLシリーズのリア・パネルの構成は全モデルで共通(写真はCL5)。左最上段はMIDIOUT/IN、WORD CLOCKOUT/IN(BNC)、GPI端子、DIGITAL OUT(AES/EBU)。その下の段はOMNI IN(XLR)×8、その下の段はOMNI OUT(XLR)×8。最下段はPrimary/Secondaryの2回線構造となるイーサネット・ポート(CAT5e)。パネル中央にはYAMAHA Mini-YGDAIカードのI/Oスロットが3基分用意される




サウンド&レコーディング・マガジン 2012年8月号より)
YAMAHA
CL Series
オープン・プライス
■コンソール   ●CL5 ▪対応入力数/モノラル×72ch+ステレオ×8系統▪フェーダー構成/16(左ブロック)+8(Centralogicブロック)+8(右ブロック)+2(マスター)▪外形寸法/1,053(W)×299(H)×667(D)mm▪重量/36kg   ●CL3 ▪対応入力数/モノラル×64ch+ステレオ×8系統▪フェーダー構成/16(左ブロック)+8(Centralogicブロック)+2(マスター)▪外形寸法/839(W)×299(H)×667(D)mm▪重量/29kg   ●CL1 ▪対応入力数/モノラル×48ch+ステレオ×8系統▪フェーダー構成/8(左ブロック)+8(Centralogicブロック)+2(マスター)▪外形寸法/684(W)×299(H)×667(D)mm▪重量/24kg   ●3モデル共通▪内部サンプリング周波数/44.1/48kHz▪内部ビット・レート/24ビット   ■I/Oラック(別売)   ●Rio3224-D ▪アナログ入出力/32イン、16アウト▪デジタル出力/8アウト▪外形寸法/480(W)×232(H)×361.5(D)mm▪重量/12.4kg   ●Rio1608-D ▪アナログ入出力/16イン、8アウト▪外形寸法/480(W)×144(H)×361.5(D)mm▪重量/8.8kg   ●2モデル共通 ▪サンプリング・レート/44.1/48/88.2/96kHz▪ネットワーク・プロトコル/Dante