フックアップが運営するオンライン・ストアのbeatcloudから、注目製品やソフトをピックアップする本コーナー。今回紹介するのは、アメリカのソフト音源/プラグイン・エフェクト・ブランドOUTPUTがリリースするスタジオ・デスクのPlatform、サイド・デスクのSidecar、スピーカー・スタンドのStands、そして台湾に拠点を置くスタジオ家具ブランドWAVEBONEのスタジオ・デスクHeadquarterと、スタジオ・チェアVoyager II Meshです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
モニター設置可能なトップ・シェルフや計9Uラック・スペースを有するPlatform
スタジオ・デスクのPlatformは、コディアック・ブラウン/ドリフトウッド・グレー/ナチュラルの3色展開(写真①)。テーブル・トップを中心に、スタジオ・モニターを設置可能なトップ・シェルフや合計9U(3U×3)のラック・スペース、スライド式キーボード・トレイを搭載し、煩雑になりがちなケーブル類をすっきりとまとめることができるスリットや穴、ケーブル・デッキを備えています。
キーボード・トレイは137.79(W)×12(H)×39.68(D)cmというサイズで、重量約20kgまでのキーボードやMIDIコントローラーを収納可能(画像①)。またキーボード・トレイの中央部分はコの字型に切り抜かれ、足や胴体がぶつかりにくい設計となっています。
付属品はラック・イアと、Platform全体の高さを3.17cm底上げできるライザー。このようにPlatformはクリエイター/ミュージシャンのために、デザインや機能性など細かい部分にまでこだわって設計された音楽制作用デスクです。
Sidecarは最大12Uのラック・マウント・スペースを備えるサイド・デスクで、サイズは73.9(W)×76.5(H)×59.3(D)cm(写真②)。付属の棚およびスライド・トレイは、ユーザーの好みの高さに取り付けることができ、Sidecar単体ではもちろん、前述したPlatformと組み合わせてシームレスに使用することが可能です。またSidecarの内側部分には、ケーブルやヘッドフォンを掛けられるよう設計されたスライド・アームを装備。このスライド・アームはワーク・スペースに応じて、Sidecarの左右どちら側にも取り付けることができます。
最後は、強度と美しいスタイルを兼ね備えるスピーカー・スタンド、Stands(写真③)。90kgまでのモニター・スピーカーに対応し、不要な振動を抑える堅牢なスチール素材で構築されています。高さは94〜109cmの範囲で調整可能。モニター・スピーカーをしっかり支え、最適なモニター・セッティングを実現します。
高密度メッシュ採用のVoyager II Meshは、あらゆる体勢でも演奏可能なスペースを提供
Headquarterは、メイン・デスク/キーボード・デスク/ケーブル・マネジメント・トレイの3つから構成されるスタジオ・デスク(写真④)。ホワイト/ブラック/ナチュラルの3色展開で、メイン・デスクのサイズは158.7(W)×75(H)×80(D)cmです。独立型のキーボード・デスクは88鍵仕様のMIDIコントローラーを設置できるスペースを有し、高さは51.5〜61.25cmの範囲で調節可能。キャスター付きなので、作業における最適なポジショニングを実現します。
弾性と強度の絶妙なバランスを備えたVoyager II Meshは、ユーザーの背中全体を支えるスタジオ・チェア(写真⑤)。希少素材を用いて開発された高密度メッシュを採用し、チェア全体の高さは114〜124cmで、床からシートまで高さは42〜52cmで調整できます。
また、さまざま体型のユーザーに対応し、通気性と快適さを確保。背部には楽譜やケーブルなどを収納できるポケットを搭載しています。さらに下部を軸に角度調整が可能なアームレストは、後方にまで倒しきることが可能なため、あらゆる体勢においてもギターの演奏が行えるスペースを提供します。Voyager II Meshはユーザーの体を支えるだけでなく、演奏自体もサポートしてくれるスタジオ・チェアと呼べるでしょう。
USER'S VOICE:ビッケブランカ
OUTPUT Platformを使い始めて3年ほど経ちますが、素晴らしいの一言に尽きます! Platformは計算された設計が魅力で、とても機能的なスタジオ・デスク。美しい木目を持ち、真横から見ても格好良いです。また煩雑な配線をすっきりまとめることができ、88鍵仕様のMIDIコントローラーやシンセも配置可能。すべてのクリエイターやゲーマーにお薦めです。購入しても後悔しないと思います、本当に。
USER'S VOICE:和田昌哉
OUTPUT Platformは、自宅で歌を録音する際に使用するEQやコンプなどのアウトボードを、使いやすい位置に格納することができます。組み立ても比較的簡単で、色、デザイン、全部好きです。またデスク背面ではケーブル類をすっきりまとめることができるので、ごちゃごちゃするのが嫌いな人には特にお薦め。横幅があるので、譜面やAPPLE iPadを置いても十分な作業スペースを確保することができるでしょう。
USER'S VOICE:山口和也
スタジオにWAVEBONE Voyager II Meshが置いてあり、座ってみたところとても良い印象を受けたので購入しました。微調整できるアームレストや心地良いメッシュ素材が最高です。また執筆や動画編集など、ギターを弾く以外の作業時にも重宝しています。よく座面のサイド部分がギターに当たってしまう椅子が多いのですが、Voyager II Meshなら問題無し。ギタリスト/ベーシストでデスク作業をする人なら、これ一択だと思いますよ。
OUTPUT Platform / Sidecar / Stands
WAVEBONE Headquarter / Voyager II Mesh
価格:OUTPUT Platform コディアック・ブラウン/ドリフトウッド・グレー(132,000円)、Platform ナチュラル(121,000円)、Sidecar(77,000円)、Stands(45,100円) WAVEBONE Headquarter(60,500円)、Voyager II Mesh(41,800円)
※いずれも別途配送料