「5PIN MEDIA Afro Ethnic House」ライブラリー・レビュー:エッジの効いたアフロ・ハウスのビートを収録

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エッジの効いたアフロ・ハウスのビートを収録

 アフロ・ハウスはヨーロッパのテクノ・シーンを巻き込み、ここ数年でさらに成長しているジャンルだ。そんなアフロ・ハウスに特化したサンプル・パックが、5PIN MEDIAからリリースされた。ドラム、パーカッション、ベースやシンセを120BPM前後の2〜4小節のループで収録。さらに10曲のプロジェクトを用意し、その中にもループやワンショットを収めている。

 

 上モノはアフロ・チャントやフルート、ディープな響きのシンセ・パッドやアルペジオを用意。ドライ/ウェット素材のどちらも収録しているので、使い分けやエディットもしやすいだろう。さらに曲の一部のパートはMIDIファイルも付属しているので、別の音色で鳴らすなどして自分好みに発展させることも可能だ。リズム素材は、基本的なハウスのグルーブとともに、近年のアフロ・ハウスにある壮大な雰囲気やエッジの効いたテイストを感じる。シェイカーのループはグリッドにとらわれていないので、全体のグルーブを演出する際にとても重宝するだろう。サイン波に近いシンセ・ベースは、重低音の箱鳴りを想定した音作りの参考にもなるはずだ。

 

 さらにナチュラルな質感で聴かせたい場合は、サンプルのトーン、キー、ピッチを編集したり、チョップして鳴らすタイミングを変更して使うのもよいだろう。パーカッションも充実の内容なので、ハウス以外のクラブ・ミュージックにスパイスとして加えることもできる。個人的には、楽曲制作のみならず、ライブやDJセットにも取り入れて即興で演奏してみたいとも思った。

 

 加工のしやすいサンプルは、トラック・メイクの表現の幅を広げてクリエイションのサポートをしてくれる。例えばシンセのループは、テンポを130BPM辺りまで落としてみても、プログレッシブ・ハウスに問題無く使えそうな素材になった。トランスを筆頭にさまざまなジャンルで使えるだろう。 

 

5PIN MEDIA Afro Ethnic House

2,440円
(2020年6月15日現在。為替レートによる価格の変動あり)

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▪メディア:ダウンロード販売 ▪容量:約1.19GB ▪データ・フォーマット:WAV

 

 

www.snrec.jp

 

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