変態紳士クラブ 〜日本武道館公演のライブ・セットや音響機器を公開!

大阪を拠点に活動するラッパーのWILYWNKA(写真右)、シンガー/レゲエ・ディージェイのVIGORMAN(同左)、プロデューサー/トラック・メイカーのGeG(同中央)からなるジャンルレス・ユニット、変態紳士クラブ。昨年5月にはヒット曲「YOKAZE」を収録した1stアルバム『ZURUMUKE』をリリースし、2022年2月20日には日本武道館公演を成功させるなど、活躍の場をさらに広げている。ここでは、その日本武道館で行われた変態紳士クラブのライブ・セットや音響機器を特別公開! 各ブースにはGeGが絶賛するコンパクト・ミキサーのSSL SixやBig Sixを備え、イマーシブ・インイア・モニター・コントローラーのKLANG:TECHNOLOGIES Klang:Kontrollerやヘッドフォン・アンプのRUPERT NEVE DESIGNS RNHPも装備。モニタリング時のサウンドにも、一切の妥協を見せないGeGの姿勢が伺える。

Text:Susumu Nakagawa Photo:Yusuke Kitamura

ドラムのトップ・マイクには、コンデンサーのSHURE KSM32を使用。左側には、サンプリング・パッドのROLAND SPD-SXの姿が見える

ドラムのトップ・マイクには、コンデンサーのSHURE KSM32を使用。左側には、サンプリング・パッドのROLAND SPD-SXの姿が見える

GeGのブースには、スタンドにオルガンのHAMMOND XK-3Cのほか、シンセサイザーのCASIO CZ-3000、SEQUENTIAL Prophet Rev.2、Take 5、ROLAND Jupiter-80を設置する

GeGのブースには、スタンドにオルガンのHAMMOND XK-3Cのほか、シンセサイザーのCASIO CZ-3000、SEQUENTIAL Prophet Rev.2、Take 5、ROLAND Jupiter-80を設置する

林拓也(b)のブースには、SEQUENTIAL Pro 3、MOOG LittlePhatty Stage II、Sub 37といったアナログ・シンセがスタンバイ

林拓也(b)のブースには、SEQUENTIAL Pro 3、MOOG LittlePhatty Stage II、Sub 37といったアナログ・シンセがスタンバイ

小型ミキサーのSSL Big Six。GeGのブースに置かれている

小型ミキサーのSSL Big Six。GeGのブースに置かれている

ラックには、上から真空管搭載型DIのAKIMA&NEOS Multi Tube Direct Injector Type A、ベース・アンプのAGUILAR AMPLIFICATION DB 750が格納されている

ラックには、上から真空管搭載型DIのAKIMA&NEOS Multi Tube Direct Injector Type A、ベース・アンプのAGUILAR AMPLIFICATION DB 750が格納されている

Tatzma the Joyful(g)のブースではスタンドにKlang:Kontrollerを設置し、立ったままでも操作可能となっている。足元にあるペダル・ボードには、アンプ/キャビネット・エミュレーターのSTRYMON Iridium、ディレイ/ルーパーのTC ELECTRONIC Flashback X4、オーバー・ドライブのMXR EVH 5150 OverdriveやFULLTONE Full-Drive 3といったエフェクターが確認できる

Tatzma the Joyful(g)のブースではスタンドにKlang:Kontrollerを設置し、立ったままでも操作可能となっている。足元にあるペダル・ボードには、アンプ/キャビネット・エミュレーターのSTRYMON Iridium、ディレイ/ルーパーのTC ELECTRONIC Flashback X4、オーバー・ドライブのMXR EVH 5150 OverdriveやFULLTONE Full-Drive 3といったエフェクターが確認できる

中村エイジ(k)のブース。KORG KronosやNORD Nord Stage2、YAMAHA MX61を装備する

中村エイジ(k)のブース。KORG KronosやNORD Nord Stage2、YAMAHA MX61を装備する

knockwide(perc)のブースには、MIDIパッドのALESIS ControlPadとNATIVE INSTRUMENTS Maschine MK2 GOLDを使用

knockwide(perc)のブースには、MIDIパッドのALESIS ControlPadとNATIVE INSTRUMENTS Maschine MK2 GOLDを使用

Klang:Kontroller(写真左)とヘッドフォン・アンプのRUPERT NEVE DESIGNS RNHP(同右)

Klang:Kontroller(写真左)とヘッドフォン・アンプのRUPERT NEVE DESIGNS RNHP(同右)

FOHにあるメイン卓はデジタル・コンソ−ルのAVID Venue|S6。右側のディスプレイにはWAVES CLA MixHubが映し出されている。WAVESのネットワーク・プラットフォームSoundGridを使用し、各楽器やボーカルをWAVESプラグインで処理している

FOHにあるメイン卓はデジタル・コンソ−ルのAVID Venue|S6。右側のディスプレイにはWAVES CLA MixHubが映し出されている。WAVESのネットワーク・プラットフォームSoundGridを使用し、各楽器やボーカルをWAVESプラグインで処理している

メイン・コンソールの右側では、VSTプラグインを用いたリアルタイムでのマスタリング処理を行う。下段のラックにはコンプレッサー/リミッターのAMS NEVE 33609/Cのほか、プリアンプ/EQのFOCUSRITE ISA 215やNEVE 1073×10といったビンテージ・アウトボードを格納

メイン・コンソールの右側では、VSTプラグインを用いたリアルタイムでのマスタリング処理を行う。下段のラックにはコンプレッサー/リミッターのAMS NEVE 33609/Cのほか、プリアンプ/EQのFOCUSRITE ISA 215やNEVE 1073×10といったビンテージ・アウトボードを格納

PAコンソールでVSTプラグインを使用するために活用したオーディオI/O、YAMAHA RUIO16-D

PAコンソールでVSTプラグインを使用するために活用したオーディオI/O、YAMAHA RUIO16-D

ステージ上手には、デジタル・コンソールのAVID Venue|S6L-24Cが鎮座する

ステージ上手には、デジタル・コンソールのAVID Venue|S6L-24Cが鎮座する

同じくステージ上手に備えられたラック。SHUREのデジタル・ワイアレス受信機AD4Q×4などを格納している

同じくステージ上手に備えられたラック。SHUREのデジタル・ワイアレス受信機AD4Q×4などを格納している

メイン・スピーカーとサイド・フィルには、D&B AUDIOTECHNIKのフラッグ・シップとなるSL-Seriesを採用

メイン・スピーカーとサイド・フィルには、D&B AUDIOTECHNIKのフラッグ・シップとなるSL-Seriesを採用

ステージ前には、サブウーファーのSL-SUBが18基とラウド・スピーカーのV8が12基並んでいる

ステージ前には、サブウーファーのSL-SUBが18基とラウド・スピーカーのV8が12基並んでいる

ステージ前に設置されたアウト・フィル。片側につき、V-SUBが2基とV8が2基の組み合わせ

ステージ前に設置されたアウト・フィル。片側につき、V-SUBが2基とV8が2基の組み合わせ

 

前編では、変態紳士クラブの最新EP『舌打』について、全楽曲のプロデュースを担うGeGに音作りへのこだわりを聞きました!

Release

『舌打』
変態紳士クラブ
(トイズファクトリー)

Musician:WILLYWNKA(vo)、VIGORMAN(vo)、GeG(k、prog)、中村エイジ(k)、銘苅麻野(vln)、須原杏(vln)、角谷奈緒子(viola)、伊藤修平(vc)、林拓也(b)、knockwide(g、ds)、Kazuhiko Maeda(k)、山岸竜之介(g)、平畑徹也(k)、FUNKY(b)
Producer:GeG
Engineer:渡辺紀明
Studio:G.B.’s Studio、MECH

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