“声がリアル過ぎる!”と巷で話題のAI技術搭載歌声合成ソフト=Synthesizer V。ボカロ曲制作へ使用するイメージが強いかもしれないが、実はナチュラルな仮歌を簡単に作れたりと、“音楽一家には一台あるといい!”便利な楽器だ。今回は音楽家の浅田祐介氏にSynthesizer Vの調声Tipsを7つ紹介してもらう。
浅田祐介氏からごあいさつ
こんにちは、JSPA(日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ)理事で、音楽プロデューサー、企画運営、音楽レーベルの主宰などを行っている浅田祐介です。
Synthesizer VのTips、今回のテーマは英語モードを活用した、海外の人が歌っているみたいな日本語歌唱の作り方です。
Synthesizer Vの英語モードを活用してカタコトに
Synthesizer Vは、英語/日本語/中国語のほか(一部の歌声合成ソフトのみ)スペイン語に対応しています。これを生かさない手はないということで、あえて、外国語のSynthesizer Vに日本語を歌わせてみたいと思います!
ちょっとカタコトの日本語歌唱は意外と面白くて、バックコーラスなどに少し忍ばせて使ったりするとランダムさが増して格好良い音にできたりするんです。
英語モードの設定手順は、変更したいノートを選択>歌声タブ>言語>英語を選択で可能です。
英語モードで日本語の歌詞を打ち込むには、以下のように音節ごとにローマ字で歌詞を打ち込む必要があります。
動画でこの発音のニュアンスを確認できるのでぜひチェックしてみてください。日本語が母国語でない方が歌うような独特のニュアンスが感じられます。
基本的には日本語モードで作った歌唱に、一部だけこのカタコトの歌唱を混ぜるといった使い方もおすすめ。皆さんもぜひ試してみてください!