ROLANDから、直感的な操作でイベントでの高品質な映像演出や音声調整が行える、4K対応AVミキサーVR-400UHD(オープンプライス)が6月下旬に発売となる。大型タッチモニターを使い、映像のプロでなくても安心してオペレーションできることが特徴。学校や企業、スポーツ施設の設備や音楽ホール、教会などへの導入に最適としている。
7インチのタッチ・モニターを左右に配置し、映像コンテンツをモニタリングしながら画面に触れて必要な操作にすばやくアクセスできるのが特徴。操作パネルには、直感的な操作を補完するフェーダーやつまみ、映像を切り替えるシーン/バンクボタン、トランジションやサイズ変更などの操作子を配置する。
最大4K/60pの解像度に対応したHDMI入力を7系統搭載。最大4つの入力を同時に使用して映像合成できる。すべての入力にはスケーラーが内蔵されており、フォーマット変換を気にすることなく、4K/HD、HDR/SDR、Rec.2020/Rec.709のさまざまなデバイスを自由に組み合わせることが可能となっている。
1台の4Kカメラの映像から複数の必要な領域を切り出すROI(Region Of Interest)機能を使い、カメラの台数に頼ることなく、映像演出の幅を拡張することも可能だ。
HDMIからの出力はもちろん、USB-C(USB 3.2 Gen 2)から最大4K/30fpsでストリーミング出力が可能。コンピューター側からはWebカメラとして認識され、配信プラットフォームのライブ配信アプリなどでビデオ&オーディオソースとして選択できる。USB出力のみにロゴをレイヤーする機能も備えている。
オーディオミキシングでは、高品質なマイクプリアンプと48Vファンタム電源対応のXLR/TRSコンボジャック端子を4系統用意。加えてマイク入力のTRS端子を2系統、ライン・レベルのデバイスを接続できるRCAピン端子(ステレオ)を2系統備える。さらにHDMIやUSB入力からの音声も合わせ、計14chのミキシングが可能となっている。
EQやダイナミクスはすべての入出力に対応。また、アンチフィードバック、オートミキシング、ディエッサー、ノイズゲートなどの機能で、音声にまつわるさまざまな問題を解決できる。