AUDIO-TECHINCAがATH-M50xをベースにした配信向けヘッドセットを発表

ATH-M50xSTS

 AUDIO-TECHNICAは、アメリカ・ラスベガスで開催中のCES(Consumer Electronics Show)2023において、ストリーミングヘッドセットATH-M50xSTSとUSBモデルのATH-M50xSTS-USBを発表した。日本での発売日や価格などの詳細は、2月以降に発表予定。

ATH-M50xSTS lifestyle image

AUDIO-TECHNICA USサイトより

 ATH-M50xSTSとATH-M50xSTS-USBは、従来のヘッドセットがオンラインゲームや会議での使用を目的としたものだったのに対し、ヘッドフォンとマイク両方の性能にこだわった高音質な配信を行うために開発された。

 

 ヘッドフォン部は、45mm大口径ドライバーを搭載した2014年発売のロングセラー密閉型モニター用ヘッドフォンATH-M50xをそのまま採用。幅広い周波数帯域、クリアな音質、深みのある正確な低音域を実現しているという。イアパッドは音質と遮音性を重視し、ATH-M50x同様のレザー素材のものと、通気性と快適性を重視したメッシュ素材のものの2種類が付属する。

ATH-M50xSTS イアパッド

2種類のイアパッドが付属

 マイクは、フレキシブルに動かせるブームアームの先に、同社AT20の技術を踏襲したカーディオイド(単一指向性)コンデンサー型の大口径マイクユニットを配置。SN比に優れひずみにくく、澄み切った明瞭な音を実現するという。頭の動きにかかわらず口元の近くにマイクユニットがあるため、環境雑音を抑え、高解像度な音声を安定した音量で出力することができる。

ATH-M50xSTSマイク

マイク部。ブームアームを上げるとミュートになる機構も装備

 ATH-M50xSTSは、オーディオインターフェースやミキサーに接続するためのステレオミニ(3.5mm)ヘッドフォン入力(ステレオフォーン変換プラグも同梱)とXLRマイク出力を備えた2.0mの固定式ケーブルを装備する。

ATH-M50xSTSとATH-M50xSTS-USB

ATH-M50xSTS(左)とATH-M50xSTS-USB

 一方、ATH-M50xSTS-USBは、Mac/Windowsにプラグ&プレイで接続できるUSB-A接続の2.0mケーブル(USB-Cアダプター同梱)を付属。最高24ビット/96kHz対応ADコンバーターを内蔵しているほか、ヘッドセットで自分の声が聴こえるサイドトーン機能を搭載し、より自然な通話が可能となっている

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