IK MULTIMEDIAは、4イン/2アウト、24ビット/96kHz対応のオーディオ/MIDIインターフェース、iRig Pro Quattro I/O(オープンプライス:市場予想価格53,900円前後)を5月下旬に発売する予定。純正のXYステレオ・マイクiRig Mic 、ウィンド・スクリーン、電源アダプター、キャリング・ケースを同梱した iRig Pro Quattro I/O Deluxe(オープンプライス:市場予想価格69,300円前後)も初夏に発売される。
iRig Pro Quattro I/Oには、ファンタム電源を備えた高品質で低ノイズのマイク・プリアンプを4基搭載。XLR/フォーン・コンボ端子のIN1/2は楽器入力(Hi-Z)にも対応しリミッター内蔵、XLR/TRSフォーン・コンボ端子IN3/4はライン・レベルにも対応する。そのほかステレオのRCAピン入力、TRSミニでのライン入力も装備する。また本体にはMEMSマイクも内蔵している。
出力はステレオで、XLR×2、後述のカメラとの併用時に便利なステレオ・ミニ、ヘッドフォン・アウトを用意。2.5mm TRSフォーンでのMIDI IN、OUTも搭載する。
Lightning、USB-C、USB-Aケーブルが同梱されており、iPhone、iPad、Mac、Windows機に接続して使用可能。ダイレクト・モニタリング機能、内蔵リミッターを備えた単体のマイク・プリアンプ、ミキサーとして、デジタル一眼カメラなどでの収録時にも利用できる。カメラ用三脚に取り付けることも可能だ。オプション(Deluxe版には同梱)で、XLR入力に直接装着可能なXYステレオ・マイクのiRig Micも用意されている。
電源はACアダプター(別売り:Deluxeには同梱)のほか、USBや単3電池×4本でも駆動可能。大容量のUSBモバイル・バッテリーなどを用意すれば、長時間の収録にも対応できる。
また、モードが複数用意されているのもユニーク。MULTIモードでは各インプットがch1〜4としてそのままデバイスに送られる。STEREOモードではIN 1+3がch1、IN 2+4がch2、そしてch3/4はセイフティ用としてch1/2から12dB下げた信号となる。MONOモードも同様に、IN1+2+3+4がch1/2に、ch3/4にはここから12dB下げた信号が送られる。
アプリからの信号を入力するLoopback+機能も搭載。T-RackS 5 SE、AmpliTube 5 SEなど95,000円相当分の同社ソフトが提供されるので、エフェクトを使って処理した入力信号を録音したり、配信することも可能となる。