レガートの表現力に特化した中編成ストリングス音源、SPITFIRE AUDIO Appassionata Stringsが登場

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 SPITFIRE AUDIOが、15年の知見を注いで開発したというレガート技術“Impluse Legato”採用のストリングス音源、Appassionata Strings(31,141円)をリリース。Mac/Windowsに対応し、AU/AAX/VSTプラグインとして動作する。2月10日まで発売記念のイントロ・セール価格の22,388円で販売される(価格は為替レートにより変動)。

 

 Appassionata Stringsはロンドンの手練れプレイヤーを30名を招集した中型の編成(8/6/6/6/4)で、同社のSpitfire Chamber StringsやSpitfire Symphonic Stringsと同じエアー・スタジオのリンドハースト・ホールで収録。メインとなるレガート・パッチでは、ベロシティ値に応じてスラー・レガート、ボウ・レガート、ポルタメント(第1/2バイオリン、チェロのみ)を発音。複数用意された“ヘアピン”アーティキュレーションでは、ダイナミクスによってさまざまな表現を可能にする。

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収録場所となったエアー・スタジオのリンドハースト・ホール

 Appassionata Stringsは、ピアニッシモ/ピアノ/メゾピアノ/メゾフォルテ/フォルテ/フォルティッシモという5段階のダイナミクス・レイヤーと、4種類のラウンド・ロビンを搭載。スラー・レガートとボウ・レガートでは最大3つのダイナミクス・レイヤーを用いる。また、クローズやアンビエント、ステレオ・ルームなど7種類のマイク・ポジションと4種類のミックスで構成された、計11種類のプロフェッショナル・シグナルを用意。NKSに対応しているため、NATIVE INSTRUMENTSのコントローラーを併用すれば、より表現力豊かなパフォーマンスが行えるだろう。

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音源収録の様子

 収録には真空管マイクやリボン・マイクのほか、コンソールのNEVE 88RやAir Montserrat、STUDERのアナログ・テープ・レコーダーを用い、最終的には96kHzでデジタル録音しているという。

 

製品情報

sonicwire.com