ZOOMから、2系統のXLRバランス入力を備える業務用フィールド・レコーダー、F3(オープン・プライス:市場予想価格35,000円前後)が発表された。1月下旬発売予定。
ローゲイン用とハイゲイン用、2つのADコンバーターを搭載し、大音量でも音割れなく、微小な音でも高いSN比を実現。入力信号は録音時の解像度を保持できる32ビット・フロートのWAVで記録され、録音後にノーマライズ処理を行っても、元の解像度を保った劣化の無い音を再現する。
このデュアルADコンバーターと32ビット・フロート録音、さらに誤操作を防ぐシンプル設計により、ゲイン調整が不要に。誰でもRECボタンを押すだけで、音割れの無い録音を可能にする。
こうした機能に加え、コンパクトかつ堅牢な筐体を採用していることにより、マイク・ブームにベルトで取り付けて使用することも可能となっている。
音声出力はライン・アウトとヘッドフォン・アウトをステレオ・ミニ端子で装備。記録媒体microSDHC/microSDXCカードを使用し、最大1TBに対応する。別売りのBluetootsアダプターBTA-1とTIMECODE SYSTEMS UltraSync Blueを使用することで、高精度なタイム・コード記録が可能に。Bluetooth接続によって、Android/iOS用アプリF3 Control(3月リリース予定)からのリモート・コントロールも実現する。そのほか、2イン/2アウトのUSBオーディオ・インターフェースとしても機能する(3月リリース予定のファームウェアで最高96kHz/32ビット・フロート対応予定)。
電源は単3アルカリ電池×2本で、8時間以上駆動。別売りのACアダプターAD-17やUSBモバイル・バッテリーでも駆動する。