VOXが73鍵ステージ・キーボードContinental 73 BK(176,000円/税込)を発表。12月下旬の発売を予定している。アルミ素材を多用したレザー・ブラックのボディに、ダーク・ブラウンの木製側板を装備。側板は着脱可能となっている。内蔵プログラムは、既に発売されている赤パネルのVOX Continental 61/73 バージョン2.0と同等のものを採用する。
Continental 73 BKの内蔵プログラムは、PIANO、E.PIANO、ORGAN、KEY/LAYERの4つのパートで構成されている。PIANOパートでは、グランド・ピアノやアップライト・ピアノ、E.PIANOパートでは、代表的なエレピ・サウンドを含むそれぞれ3つのサウンド・カテゴリーを収録し、ORGANパートには、CX-3、VOX、COMPACTの3種類のサウンド・エンジンを搭載。KEY/LAYERパートには、パイプ・オルガンやClavinetなどのKEYカテゴリーのほか、BRASS、STRINGSなど全6カテゴリーを収録。パートが異なるサウンドを組み合わせてのレイヤーも可能だ。また、好みのセッティングを保存できるシーン・メモリー機能も搭載。内蔵メモリーには最大64セット、USBメモリーを接続すれば、最大100セットの保存/読み込みができる。
そのほか、KORG独自の真空管Nutubeによるバルブ・ドライブや、打鍵の強弱による音量や音色の変化の度合いを調整できるダイナミクス・ノブによって、サウンドに変化をもたらすことができる。本体中央には、オルガン音色の選択時にドローバーとして、そのほかの音色ではEQなどのコントローラーとして機能するLEDディスプレイのタッチ・コントロールを備える。鍵盤は、ライト・タッチのウォーターフォール鍵盤を採用し、本体重量は8.4kg(付属の木製側板除く)。
Continental 73 BK限定の付属品である木製側板のほか、従来モデル同様に、専用設計のボリューム/エクスプレッション・ペダルVOX V861も同梱される。