IK MULTIMEDIAは、ペダル型エフェクトAmplitube X-Gearの4モデルを発表した。価格はオープン・プライス(市場予想価格:各43,780円前後/税込)。
9月6日追記:10月8日発売予定。7月21日追記:9月17日発売予定。
Amplitube X-Drive
ディストーション、オーバードライブ、ファズ、コンプレッサーなど、名機をモデルにしたアルゴリズムを人気ソフトAmptlitubeから移植し、16種を収録。
Amplitube X-Space
ホール、ルーム、チャンバー、教会、プレート、スプリングなど、新開発のアルゴリズム16種を収録したリバーブ・ペダル。
Amplitube X-Time
テープ、アナログ、デジタル、ピンポン、リバース、スラップバックなど、新開発のアルゴリズム16種を収録した、ディレイ・ペダル。
Amplitube X-Vibe
モジュレーション・ペダル。コーラス、フェイザー、トレモロ、ロータリー、ステップ・スライサー/フィルターなど、エフェクター名機をモデルにしたアルゴリズム16種を収録。
192kHz AD/DAで高品位なサウンドを実現
イタリアで設計/製造されるAmplitube X-Gearには、最先端のDSPを搭載し、最大192kHz、4倍オーバー・サンプリング内部処理を実現。AD/DA変換も24ビット/192kHzの低ノイズ仕様で、最大123dBのダイナミック・レンジ、5Hz〜24kHzという周波数特性を実現している。シャーシには耐久性の高いアルミニウムを採用する。エフェクト・バイパスはピュア・アナログ・ドライ・パス、トゥルー・バイパス、ソフト・バイパスの選択が可能だ。
各モデルには、5つのキャビネットが再現可能なシミュレーターも用意。アンプを通さない場合でも、自然なサウンドでプレイできる。
オーディオI/O機能+ソフトでDAW上でも使用可能
Amplitube X-Gearをユーザー登録すると、Mac/Windows対応のギター&ベース・アンプ/エフェクトなどを再現するソフトウェアAmplitube 5 SE(通常価格:19,790円/税込)のほか、Amplitube 5上で使用できるX-Gearペダルのバーチャル・バージョン、さらにプリセットや設定の管理が行えるX-Gear Preset Managerが無償で利用可能となる。Amplitube X-Gearペダル本体でプログラムしたプリセットをDAW上に立ち上げたAmplitube(AAX/AU/VST対応:スタンドアローンでも使用可)で使ったり、逆にAmplitube 5上で作成したプリセットをペダル本体に転送することも可能だ。
複数のAmpltube X-Gearを併用する場合、1台をマスターにして、ほかのペダルへプログラム・チェンジを送るようにX-Gear Preset Managerから設定可能。あとは、連携したいプリセットを画面上でスロットにドラッグ&ドロップして、本体をMIDI接続すればよい。
また、USBオーディオ・インターフェース機能も内蔵。ルーティング・オプションにより、エフェクト処理前の信号をコンピューターに送ることも可能だ。ノブやフット・スイッチ、外部ペダル入力にはMIDIコントロール・チェンジが割り当てられており、USBを介してソフトのパラメーターをコントロールすることもできる。将来のアップデートに対応したオープン・アーキテクチャを採用しており、登録ユーザーには、本体ファームウェア・アップデートの提供も予定されている。