アメリカのスピーカー・ブランドVUE AUDIOTECHNIKから、3ウェイ・ラインアレイ・スピーカーのAL-8S Stadium Element(オープン・プライス:市場予想価格550,000円前後)が登場した。
AL-8S Stadium Elementは、低域用に8インチ・トランスデューサーが2基、中音域にケブラー加工を施した4インチ・ネオジム・ドライバーが4基、高音域には1インチ・スロートのコンプレッション・ドライバーが2基搭載されている。このコンプレッション・ドライバーには、従来のAL-8では1. 4インチ・ベリリウム・ダイアフラムが採用されていたが、本機ではチタン・ダイアフラムを使用している。
中音域の4インチ・トランスデューサーには、VUE AUDIOTECHNIK独自のラテラル・アコースティック・シェード・モジュールを搭載。ドライバーを音響的にずらすことで、ウーファーの指向性を最適化するという。そのほか、コンプレッション・ドライバーにはウェーブ・ガイドをマウントし、トランスデューサー同士の指向干渉を低減させている。
エンクロージャーは、12層のデュラコート・ペインティングで処理された強靭なバーチ合板。AL-8と共通のフライ・バーは、1基あたり16台のAL-8S Stadium Elementエレメントを連結して使用できる。また、リアのI/OパネルにはNL-8端子が2つ装備され、デイジー・チェーン接続を簡単に行うことが可能。 またリギング・オプションにより、フライングとグランド・スタッキングどちらにも対応できる。