ルパート・ニーヴ氏の思想を受け継ぐRUPERT NEVE DESIGNSから、シンプルな構成の16×2chサミング・ミキサー=5057 Orbit(オープン・プライス:市場予想価格231,000円前後/税込)が登場した。
ニーヴ氏のミキシング・コンソール設計経験に基づいて製作された5057 Orbitは、クラスAアナログ回路によるシグナル・パスを実現。出力部には同社Shelford Channel向けに開発されたカスタム・トランスを備え、アナログ・サミングによる伝説的なトーンやパワー、オープンなサウンドをミックスにもたらすことができるという。アッテネーターは高精度なステップ式を採用する。
また、同社の他製品にも採用されているSilk機能も装備。高域と中高域のサチュレーションを強調し、活気あふれるミッドレンジを引き出すRedモードと、低域と中低域のサチュレーションを強調し、厚みや重みを加えるBlueモードの2種類の回路を選択可能だ。効果の量を調整できるTextureコントロールも装備している。
出力端子は、MAIN OUT(XLR)のほか、−6dB OUT(XLR)も実装。入力端子はD-Sub 25ピン×2が用意されている。また、トランスを介さずに複数台をリンクできるLINK入出力(TRSフォーン)も装備する。キック、ベースなどのセンター定位のモノラル・ソースに対応できるよう、ch1〜8にはモノラル・スイッチも用意されている。