YAMAHAから、商業空間や屋外施設向けに、全天候型のラインアレイスピーカーシステム、VXLシリーズWRモデルが発表。2024年夏に発売となる。
2018年に発売されたVXLシリーズに追加されるWRモデルは、テーマパークや野外競技場などの屋外施設での使用を想定。屋外で明瞭な拡声や音楽再生を提供したいというニーズに応え、YAMAHA初のIP55対応に対応する全天候型のラインアレイスピーカーシステムとして誕生する。
現行のVXLシリーズ同様、幅54mmのスリムな形状を維持。音声に明瞭度が求められ、かつスペースに制限の多い場所でも設置が可能となっている。ドライバーは、VXLシリーズで使用している1.5インチ(3.75cm)フルレンジ型に、防水加工を施した上で、対候性も高め劣化しにくい構造を採用。さらに、サビが発生しにくくなるよう筐体塗装の工夫をし、固定ネジへのクッションも追加。さまざまな天候下で長時間使用できる仕様となった。
別売りのスピーカーアクセサリーを利用することで、水平および垂直方向の連結や、スピーカーの角度調整など、環境や用途に合わせた多様な設置方法が可能となっているのも特徴だ。
ラインナップは24基のドライバーを備えたVXL1B-24-WRとVXL1W-24-WR(各214,500円)、16基のドライバーを搭載するVXL1B-16-WRとVXL1W-16-WR(各137,500円)、8基のドライバーで構成されるVXL1B-8-WRとVXL1W-8-WR(各82,500円)。いずれも水平170°の広いエリアをカバーする。垂直指向は、24ドライバーのモデルでは13°もしくは20°、16ドライバーのモデルでは17°もしくは22°に設定可能。8ドライバーのVXL1B-8-WR/VXL1W-8-WRは垂直40°をカバーする。