Dante対応デジタル・ミキサーのRAMSA WR-DX350(オープン・プライス)が発表された。12月の発売を予定している。
32ビットのAD/DAコンバーターを備え、サンプリング・レートは48kHz/96kHzを選択可能。100mmモーター・フェーダーは、16ch分とマスター・フェーダー用の計17本を備えている。バス/マトリクス・チャンネルへ信号を送る際のレベル調整をフェーダーで行える“センド&フェーダー機能”にも対応。また、16個あるアサイナブル・キーには、任意のショートカット機能を設定可能だ。
フェーダーやチャンネルのオン/オフ、EQ、マトリクスのオン/オフなど、ミキサー設定を96パターンまで登録可能なメモリー機能も搭載。また、EQとダイナミクス・エフェクトの個別設定はそれぞれ16パターンまで記憶することができる。そのほか、複数のマイクを使用するパネル・ディスカッションなどで、入力が無いマイクの音量を自動で下げて不要なノイズを防ぐ“オート・ミックス機能”も用意されている。
リア・パネルには入出力端子が並ぶほか、右下には拡張スロット×2基を備えており、1基には32ch入出力DanteカードのWR-PC002(オープン・プライス)を標準装備。WR-PC002はDante用ネットワーク端子(RJ45)が2つあり、リダンダント接続でプライマリー/セカンダリーとして動作する。空いている拡張スロットにWR-PC002を追加することも可能。リダンダント・ネットワークとノンリダンダント・ネットワークのブリッジ接続が行えるようになる。
専用リモート・コントロール・アプリ(WindowsまたはAPPLE iPadで動作)を使い、WR-DX350を操作することも可能。コンピューターのアプリからは多チャンネルの状態監視や、プロジェクトごとのメモリー管理も行える。
アナログ16イン/16アウトのオーディオ・インターフェース・ユニット、WR-SB350(オープン・プライス)も登場。WR-PC002を装備しており、WR-DX350とDanteで接続できる(最大4台)。
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