PHONON、ラージ・モニターのサウンドを目指したヘッドホンのSMB-01Lを発売。プレイヤー向けのSMB-03も同時リリース

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 PHONONは、ラージ・モニターのサウンドの再現を目指したフラッグシップ・ヘッドホン、SMB-01L(オープン・プライス:市場予想価格70,000円前後+税)を11月28日に発売する。また、プレイヤーのモニタリングに向いたSMB-03(オープン・プライス:市場予想価格20,000円前後+税)も同日に発売となる。

 

SMB-01L

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SMB-01L

 SMB-01Lは、PHONONの代表を務めるマスタリング・エンジニア熊野功雄氏が、スタジオ・ラージ・モニターのサウンドをヘッドホンで実現することを目指して開発。新たに採用した50mmドライバーを採用し、自然な超低域再生能力を獲得しているという。フリー・エッジ構造の振動板によってレスポンスに優れ、エネルギー・ロスが少なく動作し、ハイレゾ帯域まで十分にカバーした周波数特性と広いダイナミック・レンジを実現。同社がこれまで培ってきたチューニング技術によって、生音に近い再生音を可能とし、ジャンルを問わず最高の音響バランスに仕上がっているという。

 

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プレートを交換してセミオープンにしたところ

 ハウジングはプレート交換式で、一台で密閉ダイナミック/セミオープンを切り替えることが可能。イア・パッドには心地良さと耐久性、遮音性を兼ね備えたシープ・スキンを採用する。ケーブルは4線/L/R独立グラウンド結線の脱着可能タイプ。キャリング・ケースが付属する。

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SMB-01Lを付属ケースに収めたところ

 感度は102dB/mW、周波数特性は10Hz〜40kHz、最大入力は1,000mWで、インピーダンスは32Ω。ケーブルとプラグを除いた重量は343g。

 

SMB-03

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SMB-03

 SMB-03は、レコーディング現場からの声を反映し、録音時に演奏者のパフォーマンスを最大限発揮できるような音響バランスを目指した密閉型ヘッドホン。高解像度の40mmドライバーを搭載している。耳を覆うイア・カップ形状と軽量な筐体で、250g(ケーブル/プラグを除く)を実現し、長時間のリスニングにも対応可能な設計となっている。

 

 感度は98dB/mW、周波数特性は10Hz〜24kHz、最大入力は450mW、インピーダンスは32Ω。ケーブルは脱着式カール・コードが付属しているが、SMB-01L用ケーブルに交換してアップグレードを図ることもできる。

 

製品情報

phonon-inc.com

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