RMEから、PCI Expressカード・タイプのオーディオ・インターフェイスHDSPe AIO Pro(オープン・プライス:市場予想価格99,000円前後/税込)が12月8日に発売となる。
HDSPe AIOの後継となる本機は、多様なアナログ/デジタル入出力端子を備えた特徴を継承しつつ、1,000兆分の1秒の精度で外部クロックのジッターを抑制するSteadyClock FSを搭載するなど、完全に再設計されたものとなった。
入出力端子は、ステレオ・アナログ、S/P DIFコアキシャルのほか、ヘッドフォン・アウト、MIDI IN、OUTをブレイクアウト・ケーブルで用意。本体にはADAT入出力(S/MUX対応)も実装されている。付属のブレイクアウト・ケーブルのアナログ入出力はRCAピンだが、オプションでXLRバランス・タイプのブレイクアウト・ケーブルも用意される。
AD/DAは、同社のハイエンド機ADI-2 Proの技術を継承。AKM AK5572、AK4490の採用や回路設計を踏襲し、アナログ入出力のリファレンス・レベルをさまざまに設定可能だ。出力セクションに専用のアッテネーターを備えているため、SN比が向上。低基準レベル時の出力インピーダンスを低く保つことができる。また、出力部のミュート・リレーにより、コンピューターの電源投入時にアナログ出力でのノイズ発生を防ぐことができるという。
最高で24ビット/192kHz対応。本体にDSPを搭載し、CPUの処理負荷を軽減するともに、さまざまな処理が行えるミキサーを内蔵。ミキサー・ソフトのTotalMix FX、測定ツールのDigiCheckが使用可能だ。
最新のドライバーにより、最大3台のHDSPe AIO Proの同時使用に対応。ワード・クロック拡張ボード9632WCM」(別売り)を追加することにより、HDSPe AIO Proオーディオ・システムにワード・クロック入出力を加えることも可能となっている。
製品情報
https://synthax.jp/hdspe-aio-pro.html
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